概要
黒い鎧と仮面で素顔を隠し、マントをまとった壮年の男性。
何故かテレパシーで繋がっている自身と四季春彦から自身の秘密が暴かれることを恐れ、彼を誘拐した。
常にホログラムの様に実態がない状態で現れ、配下の亡霊を操る力を持つ。また、春彦の誘拐以外に様々な世界、土地、街の人々に自分の配下を配置して、虐げ踏みにじったり、カケル達が訪れたら討伐を命じる典型的な悪役。
その正体は春彦の描いた童話の悪役であり、春彦の悪の心が具現化したもの。そのため、ブリンクもカケルの仲間たちも、旅の途中で出会った人々も童話の登場人物。つまり『青いブリンク』という世界観自体、四季春彦の作品の世界であり、カケルの夢だったのだ。
グロスと自分が繋がっている秘密に気付き出した春彦は、最初はカケルが困難を乗り越える物語の続きを描くことでサポートしていたが、最終的に春彦はグロスと一体化する道を選び、自分の悪の心を抱いていることを晒し、世界の秘密に気付いたこと、誰にでも悪の心があることを認めたことで話は終わりを告げ、カケルは夢から覚めるのだった。
なお、絵本版やゲーム版ではグロスの正体が明かされることはない。