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サクラ吹雪の サライの空は

哀しい程 青く澄んで 胸が震えた


楽曲データ編集

代表作詞谷村新司
作曲弾厚作
発売1992年11月

概要編集

谷村新司と加山雄三のコラボレーションによる合唱形式歌曲。

タイトルの『サライ』とは、ペルシャ語で砂漠地帯にある宿の事であり、曲中では「故郷」を表す単語として使われている。


1992年の「24時間テレビ」番組企画で谷村と加山により制作され、翌93年から同番組のテーマソングとしてオープニングやクライマックスで使用されている。


ちなみに企画の内容はみんなで作るテーマソング

「番組の開始と同時に視聴者から心に残っている『自分(日本人)らしい』フレーズを募り、それを谷村が取りまとめて作詞、できた詞に加山が曲をつけ、番組の最後に全員で合掌する」(24時間で感動のテーマソングを仕立てる)というもの。

募集されたのは、あくまで歌詞に使うフレーズ(単語)であり「歌詞」そのものではないというのがクセもの。

番組中では「勢い勇んで一曲分の歌詞を丸々作詞して番組にFAXした」視聴者が続出したが、そんな応募作品は当然応募規定違反として全ボツにされており、番組の進行中には度々「歌詞を送らないでください、歌詞は募集していません」という注意喚起のコメントが出された。


24時間テレビのクライマックスでの出演者一同による大合唱があまりにも有名だが、旅立ちがテーマの卒業ソングとしても多くの人々に歌唱され親しまれている。


余談編集

この曲が登場するまで『24時間テレビ』で使われたテーマソングとしてよく知られているのが「エバー・グリーン・ラブ~人間という名の大きな樹」であるが、この曲を作ったのは子ども向け番組(おかあさんといっしょなどの)楽曲およびアニソン&特ソン界隈では絶対に名の出る業界の大巨匠山川啓介大野雄二。(特に大野は初代テーマの『LOVE SAVE THE EARTH』と募金コーナーテーマの『愛はマジック』も手掛けている)


これらの楽曲は『サライ』登場後は思いっきり過去に目を背ける勢いで使われなくなった

しかし『エバー・グリーン・ラブ』に関しては、山川・大野コンビによる壮大な世界観と、これを見事に実現させた東京少年少女合唱団の重厚な歌唱力は現在でも圧倒されるものであり、現在でも24時間テレビの愛好者やアニソンマニアの界隈からは「使われなくなったのは、あまりにも惜しい」との声が上がる。


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