概要
フトモモ目ミソハギ科サルスベリ属の中国南部を原産地とする落葉中高木で、樹高は2~10mくらいになる。漢字では百日紅と書き、サルスベリともヒャクジツコウとも読む。和名は幹の成長に伴い古い樹皮が剥がれ落ち、木登りが上手な猿が登れないほどすべすべした感触の樹皮になる事から来ている。とはいえ実際は猿も登れるらしい。
夏から秋にかけて、ミソハギ科特有の花弁の縮れた赤や白の花を多数咲かせる。花は開花したその日のうちに萎んでしまうが、次々と新しい花を開くため、その名の通り約100日にわたって花を咲かせ続ける。
幹が振動を伝えやすい性質で、くすぐると枝葉や花が震え始めるので「くすぐりの木」「こちょこちょの木」という別名がある。