シザーウーマン
しざーうーまん
声 - 東幸枝
シザーウーマン (Scissorwoman)とはクロックタワー3に登場するシザーマンの妹。
肌の色は元からなのか化粧のせいなのか血の気が失せたように真っ白、右目や腹回り、ふとももには傷跡のようなものがある。その不気味さと軽業師か雑技団のような奇抜な服装に加え、残忍かつ幼稚で無邪気な性格は兄と同様で、同じく両手で持ち分けられる特殊なハサミで攻撃をする。
廃病院での初登場時は、アリッサの幼馴染であるデニスの姉・リンダに成りすまし、兄と共に奇襲を仕掛けた。実は、二人の容姿自体は前ステージのとある場所にて、彼女らを象った石像として確認が可能だったりする。
余談であるが、攻略本等に掲載されている初期設定イラストでは、足のグリーブのデザインが異なっている以外は、既に決定稿(ゲーム中)と変わらない姿をしている。
本名は「ジャニス」。
17世紀初頭、幼い頃に兄のルディと共にイギリス南東部を統治していたダン・D・バロウズ侯爵によって戦火の中で拾われ、以降はバロウズ侯爵の身の回りを世話する使用人として仕えていた。東洋系の出身とも言われているが、侯爵に拾われるまでの過去の経歴は一切謎に包まれている。
兄妹共に残虐な性格等は幼少時から既に持ち合わせており、侯爵が“契約の儀式”に失敗し凶行に走った際は、領民を拉致しては筆舌に尽くし難い拷問等を駆使して虐殺していった。
しかし、叛乱を起こした領民達によって侯爵が命を落として間も無く兄妹共に捕縛・処刑された。
だが、後に二人は魔のモノの配下として復活し、ハサミを手に再び殺戮に身を投じる事となる。
追跡中の性能(と、奇声とイロモノ具合)は兄と変わらないが、ボス戦では体力が全ボス中最低である反面、自動照準が機能せず、光の鎖による縛り付けが効かない(よって特大攻撃も狙えない)。
その他、アリッサよりも移動速度が速い上に頻繁にワープを行ない、自身が回転して起こす竜巻攻撃はチャージした矢でないと突破出来ないなど、尽くこちらの利点等を潰しに掛かってくる難敵。
二周目ではレイピアのような小剣を二本用いて、これをハサミのように使用する。