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「どうだ、硫酸風呂の湯加減は!?2人共地獄へ行って、見えない目でお互いを探すがいい!」


概要編集

CV:清家利一/青山穣(ドラマCD版)

本名はジョン・ヘイグ。魔のモノの配下の一人で、アリッサが二番目に遭遇・戦った相手。ガスマスクとゴム製の作業服で身を包み、中に決して尽きる事のない硫酸を蓄えた手動式噴霧器のようなタンクを背負っている。


生前は殺人詐欺師の知能犯。一人暮らしの老人の家にお題目を着けて侵入し、金目の物を奪った後、始末に老人を殺害し、証拠隠滅に硫酸で溶かす残酷な男。

犯行に使用する硫酸は盗品であり、これを扱う工場等に侵入し調達していた。

それ故に警察は硫酸を扱う施設での張り込み捜査を行なっており、1962年5月11日にヘイグはメッキ工場に硫酸を盗みに入った矢先、警官に発見され逃走。銃撃戦の末、弾は付近にあった硫酸タンクに命中し、そこから溢れ出た硫酸を頭から浴び死亡。翌年に魔のモノの配下と化す。


劇中内ではランド親子の家に取り入り、眼の不自由な母親ドロシーのために治療費を貯め続けている青年アルバート・ランドを硫酸で失明させた挙句、親子共々ドラム缶に入れ、生きたまま硫酸を浴びせて殺害。魔のモノの配下の中で一番残酷でムゴい殺し方をしている。

また殺害シーンでは「貴様らを幸せになどするものか!」「どうだ、硫酸風呂の湯加減は!?」と叫んでおり、人々の恐怖や苦しみを糧とする魔のモノの配下たちの中でもかなりの悪辣な性格をしていることが窺える。


センシティブな作品

また、ランド親子の他にも犠牲者が出ており、その中には一連の事件の証拠を押さえた新聞記者と思われる人物もいる。


/グヘァ!!\

一方でネタ要素もあり、回避ポイントのトイレでは、アリッサが勢いよく開けた扉と壁に挟まれ簡単に気絶するという懐かしくもベタなコメディのようなオチをかましたり、ボス戦前のムービーでは戦闘に入る直前でアリッサに鉄パイプで顔面を殴打されよろめくという情けない姿を晒している。「死ねアリッサ!」と襲い掛かろうとする場面だが、言ってる最中に相手に思いっきりどつかれてどうする


追跡中、ボス戦共に硫酸をばら撒く為、遠距離戦が得意。特に追跡中は狭い通路で遭遇した際は回避が困難である。ボス戦では更に噴出する硫酸のパターンが増加。この内にX字を描くように噴出する攻撃は当たり判定が強いものの、連続使用後にボンベの圧力が低下した事で不発を起こし、大きな隙を晒す。\ンガッ!? デネェッ!?(シャカシャカシャカ)/


二周目では手持ちの噴霧器部分がスプレー型の武器になっており、噴出される硫酸(?)の色も濃度が上がったのか黄色になっている。


余談編集

本名のジョン・ヘイグであるが、これは1944年~49年頃に“硫酸風呂の殺人者”(The Acid Bath Murderer)の異名で恐れられた、イギリスのシリアルキラー“ジョン・ジョージ・ヘイグ(John George Haigh)”という実在の殺人者をモデルとしている。

こちらは硫酸を殺害の手段ではなく証拠隠滅のために用いており、殺害した被害者をドラム缶に入れて硫酸で溶かしていた。(前述の異名はこの手法が由来)

「死体が発見されない限り事件として立件されない」と思い込んでタカを括り、自供の上で積極的に調査に協力していた。

しかし、硫酸で溶かした遺体の残骸を自宅の庭に捨てていたため、溶解しきれずに残った僅かな被害者の痕跡(証拠)が決め手となって逮捕され、裁判にかけられた上で速攻で死刑判決が下された。そして1949年8月10日、後年に「最後の首吊り処刑人」と呼ばれたアルバート・ピエレポイント(Albert Pierrepoint)によって絞首刑が執行された。


ちなみに、ゲーム中の彼が身に着けているガスマスクやゴム製作業着などは、実在のヘイグの倉庫から押収された一部の物品とほぼ共通しており、事件当時の新聞記事に掲載された犯行現場の予想図の姿はゲーム中の彼と酷似している。

更にこの証拠品の中には、ゲーム中でランド親子を殺害した際に使用したドラム缶(現実での彼が殺害した被害者を溶解する際に使っていたもの)も含まれていた。


関連イラスト編集

ジョンさん硫酸男


関連タグ編集

クロックタワー3 硫酸

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