シュロ・セトラ
しゅろせとら
「ハル、私が飽きてもういいと言うまで、私の恋人のように振る舞え。それが条件だ」
死霊術を継承するシュロ家の三女。死霊術を継承する家に生まれながらも、ニャアという生き物の育成と繁殖にハマっていたため、里の鼻つまみ者とされていた。特にキイチというニャアがお気に入りで可愛がっている。
エンバという大柄の人造人間も使役しており、肩に乗って移動している。
ハルヒロとは、ハルヒロが敵に捕らわれたメリイ救出のために動いていた時に出会う。メリイ救出の協力を最初は断ったが、ハルヒロが持ちかけた取引に応じてメリイの救出に協力する。
その取引の内容とは、人造人間の材料とするための目を差し出せ、というものだった。
メリイを無事に助け出せた後、ハルヒロは自分の左目をセトラに差し出そうとしたが、仲間のために自分の身もいとわないハルヒロのことを気に入ったセトラは、左目をハルヒロに預けることにする。
さらに、はぐれてしまった仲間の探索に協力する際、セトラは新しく「私が飽きてもういいと言うまで、私の恋人のように振る舞え」という条件をハルヒロに出す。
現在は里から抜け出し、ハルヒロのパーティーに同行している。最初は、ハルヒロにしか興味がなく、他の仲間とはギクシャクしていたが、今では少しずつパーティーに馴染んできている。
ニャアによる周囲の探索を得意とし、剣や槍、弓といった武器も一通り扱うことができる。隠密の技も多少学んでおり、料理もうまい。彼女はこれらを修練により取得しており、努力家の一面もある。頭の回転も早く機転もきくため、ハルヒロ達は何度も彼女に助けられている。
反対に、人付き合いは苦手。誰に対しても高飛車な態度をとってしまう。
外見は黒髪でボブカット。目はこぼれ落ちそうなほど大きく、その下に隈ができている。
彼女の顔を初めて見たメリイは以前、クザクが所属していたパーティーにいたチョコという少女に似ていると感じた。
年齢は不明。ハルヒロは自分たちと同じくらいか、少し年下だと考えている。