ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

オーバーラップ文庫より2013年6月から刊行されているライトノベルである。

作者は十文字青。イラストレーターは白井鋭利。小説は2019年6月時点で16冊(1~14巻)まで発売。

スクウェア・エニックス漫画雑誌ガンガンJOKER」にて2015年5月号からコミカライズ版が2016年7月号まで連載。コミカライズの作者は奥橋睦。全3巻。

ゲームに似た異世界(グリムガル)にハルヒロたちが召喚される所謂MMORPG風ファンタジーだが、召喚された者たちが舞台を異世界だと認識できない背景と、ハルヒロ達のパーティが正真正銘のレベル1から始まるところが特色と言える。他のパーティが名を上げていく中、ハルヒロ達はスタート地点のゴブリン相手にも苦戦し、毎日の生活費を稼ぐだけで精一杯、そんなハルヒロ達の成長を描いた等身大の物語である。「薔薇のマリア」など、他の著作にも通じる泥臭い戦闘や登場人物たちの内面描写に重点を置いている。

タイトルや1巻の副題、世界観などWizardryを思わせる要素が散りばめられている。

内容紹介

おれたち、なんでこんなことやってるんだ……?

ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。

生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま……

これは、灰の中から生まれる冒険譚。

登場人物

ハルヒロ(CV:細谷佳正

class:盗賊

主人公 目が眠そう。草食系暫定リーダー。

何もかも平凡だがたまに覚醒モード(光る線)を発動して強くなれる。

ユメ(CV:小松未可子

class:狩人

ヒロインの1人 天然癒やし系。ちょっと微妙な関西弁?

ハルヒロのことを「ハルくん」と呼ぶ ランタのとある発言に悩まされてる。

シホル(CV:照井春佳

class:魔法使い

ヒロインの1人 引っ込み思案。がんばり屋の影薄さん。

マナトのことが実は…?

ランタ(CV:吉野裕行

class:暗黒騎士

お調子者の我が儘テキトー人間。不人気ナンバー1。

ちょっとうざいけど実はいいやつ。ハルヒロとよく口喧嘩する

実はユメの事が・・・

モグゾー(CV:落合福嗣

class:戦士

くま系。若干のろいが頼りになるくま。

くまだが料理上手でとても器用なくま。

ハルヒロに「怒るとこわい」と言われるくま。

メリイ(CV:安済知佳

class:神官

クールな美人。義勇兵としては先輩で少しアダルト。

ハルヒロのことを「ハル」と呼ぶ。本作品のメインヒロイン

マナト(CV:島﨑信長

class:神官

余った人材で構成されたパーティのまとめ役。

なんでもできる人。ハルヒロを信頼してる。

シュロ・セトラ

class:死霊術師

高飛車な性格の死霊術師。ニャアという生き物を使役する。

ハルヒロに好意を持っている

レンジ

class:戦士

チームレンジのヘッド。野獣系。やばい。

レンジは同じような境遇の中から使えそうな人材をスカウトし、余った人材はハルヒロやマナトら6人だった。

当初はチームハルヒロのライバルとされた存在だった。

キーワード

  • グリムガル

「グリムガル」とはこの世界の住人が自らの住む世界を指すときに使う言葉。

天竜山脈と呼ばれる山々によって南北に分かれており、北側は「辺境」と呼称される。

人間族及び同盟する亜人種族はゴブリンやオークなどの他種族と敵対しており、その最前線にはハルヒロ達「義勇兵」と呼ばれるよそ者が戦力として加わっている。

しかし、グリムガルから別の異世界に抜けると・・・。

  • 義勇兵

ここではないどこかから来た、よそ者たちが所属する集団。

見習い義勇兵から始まり、複数あるclassで修行を積んでから冒険に出る。

敵対種族との戦いに駆り出されることも。ハルヒロ達の身分の事。

元の世界の記憶を口走ったり、思い出す事もあるが、大抵は直ぐに記憶消去魔法をかけられたかのように忘れてしまう。

  • 不死の王

かつてグリムガルに君臨した存在。

不死族という種族を従えていたが現在は死んだと言われている。

いずれ復活するという予言を残したとされている。

不死の王の呪いにより、グリムガルで死んだものは適切に措置(火葬)をしないと「不死の王の従者」になってしまう。

肉のあるものはゾンビ、白骨のみのものはスケルトンと呼ばれる。

アニメ

2016年冬アニメとして、テレビではTOKYOMX朝日放送BS11AT-Xにて放送されたほか、GYAO!バンダイチャンネルニコニコ動画にてインターネット配信が行われた。

  • Introduction

生きるって、簡単じゃない。

目が覚めると、ハルヒロは暗闇の中にいた。ここがどこなのか、なぜここにいるのか、そしてどこから来たのかもわからないまま。周りには自分と同じ境遇らしき数名の男女。彼らとともに暗闇から踏み出した先には見たことのない世界、「グリムガル」が広がっていた……。

記憶も、お金も、特別な力も― 何もない僕たちが手に入れた現実。

関連タグ

  • オーバーラップ文庫
  • BeatStream:オープニングテーマである「knew day」が収録され、アニメ版のオープニングがほぼそのままMVとしてゲーム中にも流れる。
  • 異世界転移:異世界転移されているが、記憶消去も同時に行われる為、異世界に呼び出した者に敵対する所か、元の世界に帰るという行動すらおこしようもない。殆どの異世界召喚者は義勇兵として生き伸び続けるか、湯水の如く使い捨てられた。
  • ゴブリンスレイヤー:グリムガルで最弱のモンスターであるゴブリン(人間より遥かに強い)ばかり倒している間に広まったチームハルヒロ達への呼び名。
  • 記憶消去:グリムガルに召喚した存在が捨て駒として召喚した人間の記憶を予め消す事もあれば、特定の場所に行く事で記憶を消されたり、敵が記憶消去してきたりもする。逆に異なる場所に行く事で一部の記憶が蘇るケースもある。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 隻眼の盗賊と償いの神官

    私はもう一度、あなたに会いに行く

    自分で書いていて思うのだが、私はたぶん恋愛ものが苦手だw。 13巻が待ち遠しい今日この頃。 へんに改行されているのは別のツールで執筆しているからで特に意味はありません。コピペするとこうなっちゃうんです。
  • やはりグリムガルでぼっちは間違っている。

    彼と彼女らの回り道

    更に時間がかかりました。 続きです。 今回初めて「あとがき」があります。 アンケートみたいなものです。 http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=6705135
    29,641文字pixiv小説作品
  • 隻眼の盗賊と償いの神官

    どこまでもまっすぐな思いを・・・あなたに・・・

    ハルヒロは悩む。自分の欲を押さえつけて、メリィとどう接すればいいかを・・・。メリィは迷わない。ただひたすらに、ハルヒロのためにその思いを削り続ける・・・。 少し間が空いてしまいました。 アニメに出てきた、あのアリクイみたいな猫は、ネコアリクイでいいかなと思いましたが、実名知ってる方いましたら教えてください。かわいいですよね。メリィの足元で丸くなってるときはとてもいい絵でした。 原作とアニメではメリィの雰囲気は少し違いますよね。アニメのメリィは弱い面が浮き彫りにされています。個人的は原作のメリィのほうが好きですが、あんな私服姿とか見せられると、あぁ、こういうのもいいな、と思ってしまいます。(笑) イラストの少ない原作ではああいう姿は見られませんからね。それに原作はそろそろオルタナに戻ってほしいなぁ。新刊が待ち遠しい。6月発売らしいですね。楽しみにしましょう。
  • 月/闇だけが知る対話

    グリムガルを一気見して見事にはまりました。アニメしか知らないのでいろいろご注意願います。 ハルヒロとユメ、ハルヒロとランタが話してるだけのお話です。各話独立してます。 ユメとの話は時系列謎です、見習い卒業後ではありますが。ランタとのお話は最終話後です。 口調とかいろいろと違うところがあるかもしれませんが、広い心で読んでいただけると幸いです。
  • 再びゴブリンスレイヤーとなって

    教官ハルヒロと新人研修

    サイリン鉱山深層探索から幾らも経たずに、義勇兵団事務所からの依頼が舞い込む。 しかも報酬なしなんて! 今後を考え止むを得ず、依頼を受けたハルヒロは一人で5人もの女の子達の新人研修をダムローで敢行した。 本作は再びゴブリンスレイヤーと呼ばれてからの続きの最終作になります。いよいよ待望の原作9巻もでましたので、早く読みたいです。 ちなみに、本作はハルが今までと逆の立場になって行きます。教える側って、要点を絞らないといけませんから、きっと良い経験になったのではないかなと… 今のところ、このシリーズの書溜めはこれで終了ですが、ミリーナのパーティーとの共闘の機会があれば書いてみたいかなと思います。 ただ流れ的には、次オルタナに戻るとソウマ達に会うはずだからどうしよう。 そして、シリーズ的には文庫本一冊くらいのテキスト量をお読み下さった皆様に感謝を申し上げます。 orz 8/28現在プロローグを一部修正しています。
    41,689文字pixiv小説作品
  • 2人の想い。

    灰と幻想のグリムガルが好きでその中でもハルヒロとメリイが好きなのでそんな2人が結ばれたらなと思いこの作品を投稿しました。賛否両論ありますがぜひ温かい目でご覧下さい。グリムガル好き大歓迎です^^*
  • メリイの追憶

    灰と幻想のグリムガル メリイの追憶

    ハルヒロ視点の原作を読み、メリイとハルヒロの関係がどうしても気になっていました。 そこで、視点を変えメリイ視点で欠けた部分に触れられたらと思い、書いた作品です。 イメージと異なる点も多いでしょうが、お付き合いいだだけると幸いです。
  • 再びゴブリンスレイヤーとなって

    ハルと名誉騎士 (6)裏切りと重なり合う世界

    先生の呼吸や歩調、足運びを無心に真似た。 ただし、真似るのは体の使い方だけじゃない。 思考や視線に感覚も同化させていく。 離れてるはずなのに重なってるように感じる。 【これがマリモのスキル、重影さ。】 先生の声が聞こえた気がした。 今の視野は格段に広くなってる。さっきまで感じなかったいろいろな匂いも感じてとってる。 それだけじゃない。 近くに息を潜める兔っぽい小動物に、身を縮める鳥、木の幹を歩く虫に、木々が喋るような葉音や枝を落とす音、今まで感じなかったよね? 【ご挨拶】 まずは、ここまでお読み下さいました読者の皆様ありがとうございます。 描くたびに、文字数が増え、ショートものから、とうとう一冊分相当の話にまでなってしまいました。 また、皆様からのご指摘を参考に修正を入れさせて頂き少しは読み易くなったのかな、と思っています。 ハルと名誉騎士は総文字数が13万字(400字詰め300枚相当)を超え、最初にザックリと作った時のおよそ3倍くらいにまで膨らんでしまいました。 実のところ、サブエピソードを別に描いたりした関係でもう二本ほどショートが存在してるのですが、あまりにも間延びしてしまうので分けた次第です。 また、次作ですが作中にエピソードに繋がるきっかけを幾つか埋め込んであり何れに話が分岐していくか決めかねています。 最期になりますが、灰と幻想のグリムガルSSの並行世界作品としての本作にお付き合い下さいましたこと心より、感謝申し上げます。 お気付きの点があればご指摘下さいますと助かります。╰(*´︶`*)╯♡ 追伸 2/23 マリモさんは永遠の20歳じゃなく17歳でした> <ので本文を訂正しました。
    44,283文字pixiv小説作品
  • 再びゴブリンスレイヤーとなって

    再びゴブリンスレイヤーとなって第1章

    灰と幻想のグリムガルのGREEゲームに鎧ゴブリン討伐戦が出ましたので、それを題材に5巻あたりと絡めたオリジナルストーリーを書いてみました。 今回はハル視点でのバージョンで、ハルの指揮っぷりを120%増しくらいにして書いています。 多分、3章か4章構成になり、描きかけの段階で4万字を超えてしまいました。 ということで、ほぼ問題ない序章の導入パートを出稿します。 長いですがお付き合い頂けると幸いです。orz 因みに残りは、パート完成毎に随時出稿していきます。( ^ω^ )
  • 義勇兵団宿舎の中庭にて

    灰と幻想のグリムガル2次創作。12話エピローグより ほぼ会話のみのごく短いテキスト。 あの二人にはこれぐらいゆるくくっついて欲しいです。 あるいはあまりにベタベタするので、ちゃんとくっつけとかないとチームの面々は落ち着かなかったのかもしれません。
  • ランユメ小説本サンプル

    【サンプル】星に祈りを(ランユメ小説本)

    BOOTH通販にて、ランタ×ユメの全年齢小説本を頒布中です。 離れていても、想いは届く──。 フォルガンを離れ、一人旅を続けていたランタは深手を負ってしまう。 老婆に助けられたランタは、彼女と生活を共にする内に ユメに対するある感情に気付き始め……。 ──もし、この世界のどこかにいる"アナタ"に、この祈りが届くのなら。 過去と現在、未来とを紡ぐランタの成長の物語。 灰と幻想のグリムガル、ランタ×ユメの全年齢小説本です。 (ランタメインのランタ本でもあります。) 原作level.14+,14++の内容を含みます。 ◆「星に祈りを」 A5/48p あんしんBOOTHパックでの匿名発送、匿名購入になります。 ご購入はこちらから↓ (https://sakura-harukaze.booth.pm/items/3307232)
    19,689文字pixiv小説作品
  • 隻眼の盗賊と償いの神官

    理由

    目的も告げず、メリィはハルヒロの元へやってくる。ハルヒロは嬉々としながらもその裏にある真意に少しずつ気づき始めていた。 メリィって本編でクザクが言っているように本当に不器用な人間ですよね。それでいて我が強くて、譲れないプライドとかがあるからそりゃまぁ人間関係とかもたいへんでしょうなぁ。周りの人間も含めて。恋愛なんてもってのほかだと思うんですよ。最新刊では大分柔らかくなりましたけど。ハルヒロももっとガツンといって欲しいなぁ。 とまぁ新刊の感想を混ぜつつの前書き。 少しずつ書いて行きます。
  • 再びゴブリンスレイヤーとなって

    ハルと名誉騎士(3)ハルヒロの仲間

    あけましておめでとうございます^ ^ お待たせ致しました。シリーズを再開します。 原作が進まないのは気になるところですけれど こちらな出来る限り進めて行きます。 本作はハルゥハーレム?ものですが、 ハルゥチートではないので冒険自体はそれなりにシビアになります。 けれど、、巻き込まれ担がれキャラ? のハルゥは皆んなの助けを借りて自分だけじゃ無理なことも何とか成し遂げていけそうかな? さて、後書き風前書きはここまでにしまして、 本編をお読み下さると幸いです。 ハルゥの謎は本編でご覧下さい。 目次 本作オリジナルキャラ紹介 本編 8. 凶運の発動 9. マリモプラン 10.ハルヒロの仲間
    20,488文字pixiv小説作品
  • 灰と幻想のグリムガル〜現パロ

    平和な一日

    こんにちは、タイターです。 灰と幻想のグリムガル〜現パロの第1話になります。 主人公である晴尋の視点で進んでいきます。
  • メリイの追憶

    灰と幻想のグリムガル メリイの追憶4

    5巻〜6巻で描かれたメリイとクザクの話しについてユメから真相をつつかれるという形で語っています。 個人的には、3人の仲が深まる大切なシーンではないかと考えてまして、メリイ、シホル、ユメの恋愛感を描きながら、特にシホルのメリイへの見方の変化が描きたかった作品になります。 お読み頂く皆さんの考えるキャラと一致できるかは不明ですが、楽しんで頂けると幸いです。 orz

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

灰と幻想のグリムガル
31
編集履歴
灰と幻想のグリムガル
31
編集履歴