シラ(メアリスケルター)
しら
『神獄塔メアリスケルターFinale』の登場人物で、地上で殺戮を繰り広げる謎の勢力「処刑台少女」の末妹。
しかし悪性の塊のような姉3人と違い、非常に善良かつ優しい性格の持ち主で、人間を殺すことに激しい抵抗を抱いて現在に至るまで誰一人殺した事が無かった。
そのせいで姉達からは蔑まれており、自らの善性と捨てられる事への恐怖で板挟みに陥っていた。
他の処刑台少女が激しい殺戮を加える中でも、彼女だけは普通の人間であるくららすら簡単に避けられる程度の鈍い攻撃しか振るえていなかった。
そしてヒカリが皆を方々に逃がす際にも唯一巻き込まれ、ラプンツェルや眠り姫と共に飛ばされる。
近くで倒れていたラプンツェルに得物を向けるもやはり殺すことができず、その最中で襲いかかってきたメルヒェンを撃退することで眠り姫に「ラプンツェルを助けてくれた」と感謝され、ラプンツェル共々仲間として迎えられ大きく戸惑うことになる。
そして「シラ」という愛称で呼ばれるようになり、一人称も「火あぶり柱」から「シラ」に変わる。
子ども扱いされることを嫌っているが、ラプンツェルとどちらが姉か言い争うほど幼い。
基本的な特性は血式少女と同じらしく、戦闘でも他の血式少女と扱いは同じ。
「人を火あぶりにして殺したい」という血式リビドーを持つが、強靭な精神力で抗っている。
処刑台少女共通で土気色の肌を持ち、灰色の瞳で短めの白黒混じったツインテール。
額の右側には青い結晶状の実物の角、左側にはジェノサイド時に火を吹き出す吹き出し口がある。
黒いチョッキとベルトの上から「Ⅳ」が印字された首輪並びにマフラーを身に付けている。
「火」と印字された白のメカチックなブーツを履いている。得物は両端から青色の火を吹き出している太い柱。
ジェノサイド時は瞳が緑色になって左額から火を吹き出し、ブラッドスケルター時は角と得物が増え、得物も輪と鎖でてきた柱に変化し、炎に人相が浮かび上がる。
ブラッドスケルター時の瞳は緑色で、姉達の瞳もこれ。
1章では支給されている「ゴアスーツ」により、常にジェノサイドモードになっている。
ゴアスーツにより穢れが常に覗かれる他、他の血式少女の穢れも落とすことができる。
そのためシラグループの戦力はかなり高い。が、敵もシラグループに合わせているのかくららグループの難易度が上がっているとも言われている。
しかし、くららグループとの合流直前にスーツが壊れてしまい、以降は他の血式少女と同じ扱いで戦闘を行うことになる。
職業は固有の「処刑人」。能力はファイター系統と同じだが、スキルは兇手を除き順にミルキーウェイ、スナイパー、デストロイ、ブラッドとなり、ラインナップは独特。
装備も注射以外はいずれかの職業で装備可能であり、特に「刺客」はパラディンと同じステータスで強力な銃により攻撃力と素早さを補え、前衛として不足ないステータスを得やすい。
発売後有料DLCにより後衛ヒーラー的な趣の「シラ制服Finale」が実装されたが前衛をシラに依存しがちなくららグループでは活用しづらい。