シロン(レジェンズ)
しろん
CV:井上和彦
第一話から登場。
レジェンズと呼ばれるモンスター達の中でも、特殊な役割を持つ四大レジェンズの一頭。
サーガはシュウゾウ・マツタニ(シュウ)。
シュウの設立したレジェンズクラブの副部長を務める(が、特に仕事も無いのでそう呼ばれているだけ)
他にも『天駆けるMr.ネズミ男』や『でかっちょ』等とも呼ばれている。
普段は↓のような、小さいネズミ姿(通称ねずっちょ)で活動している。
『ガガガ』と鳴いたり飛んだりするが、普通のネズミと意思疎通は出来る模様。
サーガであるシュウにリボーンされることで本来の姿となる。
白い翼を持つドラゴンで、角は無いが羽のような形の耳と金髪が特徴。
飛行帽やグローブなど幾つかの装身具を身に着けている。
コマンドクラス、カネルドクラスとクラスアップすると翼が増え、服装も豪華になっていく。
どのような敵にも恐れることなく立ち向かうが、どちらかと言えば勇敢というよりケンカ腰。
ねずっちょ状態でもそれは変わらず、しばしばシュウに強烈なツッコミを入れた。
口の悪さから、人々に要らぬ誤解を受けてしまったこともある。
趣味はVシネマ視聴。風呂は熱めが好みで右足から入る。
マックから痛いツッコミをされるとハンバーガーを買い与えて(シュウに買わせて)ごまかしたり、ガリオンの長い話に飽きてシュウと一緒に居眠りしたり、散らばった装身具をノリノリで歌いながら拾い集めるなど、お茶目な一面もある。
その一方で、アニメ開始時以前の記憶がほとんど残っておらず、自分たちやレジェンズが何のために地球に出現したのかも、ウインドラゴンの役割も知らなかった。
数々のレジェンズとの出会いでウインドラゴンとしての自分を特別視されることにより、自らの存在意義について初めて思い悩むようになる。
喧嘩っ早いのもあるためか争いを激化させてしまうが、その幾多の戦闘でサーガ達の傷ついた心身を見た為にレジェンズウォーを嫌い、ウインドラゴンがレジェンズウォー開幕のための重要な役割を持っていることを知っても明確に拒んだ。
ウインドラゴンとしての心身の強さはあるが、サーガ達を何としても傷つけまいと尽力する過程で、幾度にわたる敵レジェンズ達の過剰なまでの猛攻と周囲の関係性の変化に振り回され続け、サーガとの関係性で自身の力が左右される特質も相まってやがて激しく疲弊していく。
このように複雑な心境と立場を併せ持っているので、心理描写が重視される本作ではあるがその中でも深い葛藤を背負ったキャラクターのひとりでもあり、主人公たちとは一見して大きく違った立ち位置ではあるが、途中から準主人公としての側面も自意識の変化を通して時折強く見せるようになっていく。(ちなみにこの人も同様)(実際に6話の時点で主人公であるシュウがそれを示唆するような発言をしている)
その中での彼の言動、行動、関係性、ひいては存在そのものが、表面的には子供向けギャグアニメである作品全体にとって、意外にも独特の奥行きと重みを持たせることも多々ある。
四大レジェンズだけあって並のレジェンズを蹴散らす強さを持つが、ある程度以上の相手では属性相性次第で不利に陥ることも多い。
殴る、蹴る、掴みかかるなどの格闘戦の他、翼から小羽を飛ばし射撃武器として使用する。
必殺技は翼から竜巻を放つ『ウイングトルネード』 物語序盤は大抵コレで戦闘が終わる。
コマンドウインドラゴン
中盤にて登場、シュウのサーガとしての能力が無意識に覚醒することで見せた戦闘形態。
翼は2対になり、金色の鎧を装備する。
必殺技は『ダブルウイングトルネード』 他に『コマンドトルネード』『コマンドツイスター』『ツイスターウイング』等も本編中で披露した。
カネルドウインドラゴン
終盤に、ある大きな変化をきっかけとして見せた姿。初登場は霊体のようなものだったが、とある条件を満たすと実体化するようになる。
3対の翼と豪華な服装を身に纏い、コマンド形態を遥かに超える戦闘能力を持つ。
アニメ中では見せなかったが、必殺技は『ストライクトルネード』
カネルドウインドラゴン・ストライクアームド
アニメ未登場の武装化形態。
大量の翼を撚り合わせ、マントやリングで固定して作られた1対の大砲のような武器を抱えている。
それが本体と比べてはるかに巨大なので、かなり異様な姿となっている。
必殺技は『ストライクセイバー』