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ジラルハネイ

じらるはねい

コヴナント同盟に加盟し日の浅い種族。 軍事を担当するサンヘイリとの関係が悪くたびたび衝突を繰り返していた。 コヴナント同盟末期は預言者によりサンヘイリの持つ職権の大半を得るがその数か月後コヴナントが崩壊してしまう。
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概要編集

最も新しくコヴナントに組み込まれた、非常に暴力的な種族。

サンヘイリ曰くケダモノ。

人類曰くブルートと奇妙な所で認識が一致しており、特に人類側はブルートは肉食で人を喰うとさえ噂されている。

食事のステーキのソースが事前に指定した量よりも少ないという理由で怒り狂い給仕を殺害、セキュリティが駆けつけると現場には原型が不明な程損壊したアンゴイと思われる遺体が見つかった事件があり、この事件を起こしたのは地方の基地司令で後の取り調べでは冷静に事件について説明したという逸話が残されている。

雑用を担当するアンゴイの扱いが悪く気の毒なことに給仕のような件以外にも暇を持て余したジラルハネイの兵士がアンゴイを撃って遊び始めたという話までありどのような組織にいても非常に暴力的である。

コヴナント戦争の最初期にハーベストで虐殺行為を行った主犯で、その暴力的傾向から常に人口密集地に投入される。

コヴナントへの加盟編集

コヴナント加盟以前には、その歴史の中で大規模な戦争を繰り返し、技術の発展と共に苛烈となったそれらは、ジラルハネイという種族を幾度となく絶滅の危機に陥れていた。

もう少し彼らに理性があれば、技術レベル3程度まで発展できるだけの素養があったらしく、大戦争で何もかも崩壊して原始時代に逆戻りしたような状態になっても、失われた技術を復元し、見事に文明を復興・再建してみせたりもしているが、その都度大量破壊兵器の開発に辿り着いた時点で再び滅亡に向かうということを延々と繰り返してきた。

コヴナントとの遭遇時点では、丁度「復興」の段階にある期間だったようで、ようやくラジオ放送の技術の復元に漕ぎつけたような有り様だったという。

軍で常にトップにいるサンヘイリを目の敵にしており、事あるごとに衝突し、同盟末期では寺院の前で殺人事件が発生している。

『悔恨の預言者』の護衛に失敗したサンヘイリ族に代わり、預言者やその他のサンシューム族の護衛の任に就いた。


軍事編集

ジラルハネイの文化では戦いは男性のみが行う。

ドイサックという過酷な環境下で育ったジラルハネイは非常にタフで、小口径の銃弾をものともせず戦い、戦闘重量が0.5t程度あるSPARTANを持ち上げるほどの力があり格闘戦に強いが、戦術的に洗練されたサンヘイリの戦士と比べると、若干力任せで往生際が悪く、追いつめられると武器を捨てて殴りかかり死ぬまで暴れ続ける。

一方で、高い戦闘技術を駆使して戦う、サンヘイリのような優れた戦士や冷静な指揮官も存在し一目置かれる者もいる。

もともとシールド装備のジラルハネイは少なかったが、2552年頃『真実の預言者』が引き連れていたタルタロスの派閥はパワーアーマーが行き渡り、高位のジラルハネイ向けにニードラーとプラズマグレネードの吸着に対する対策を施したアーマーがある。

艦艇の運用も行っていたがサンヘイリの意向からフリゲート等小型艦を主に明け渡し自衛用のパルスレーザータレット以外の兵器は使用できないよう封印が施しておりバラゴックを一体も割り当てなかった為運用面で不安の多い状態だったが預言者の密命で派遣されたアドバイザーの数十年に渡る指導によりなんとか戦える水準に達したが1000年単位で艦隊運用を行ってきたサンヘイリと比較して練度で劣ることに変わりはなくアーク攻防戦初期の艦隊戦はサンヘイリ艦隊に対しジラルハネイ艦隊は3倍の数的優位と展開が完了しているというアドバンテージがあったものの練度の差は覆せず艦隊は壊滅している。

ジラルハネイ系の軍事勢力パニッシュトでは経験の差を重視して艦隊運用を所属するサンヘイリ達に全面的に委任している。


戦後編集

内戦中〜戦後にかけてサンヘイリの指揮下に残っていた者もおり、反乱軍の為に兵器調達を行ったり警備部隊に所属する等下働きをこなすグループや反コヴナント勢力のパニッシュトに参加する者等、様々に散っているがパニッシュトが本隊との連絡用に入手しようとしたKey ShipのFTL技術を巡り交戦したコヴナント同盟軍として預言者の命令を忠実に守りKey Ship防衛を7年間に渡り遂行する部隊も残存していた。

コヴナント崩壊直後、保護を求めたサンシューム達がそれまで開示していなかった技術情報を開示してしまい、その技術を使った内戦やサンヘリオスの剣との戦争等がより苛烈なものになる結果となる。

その上コヴナント時代から預言者の方針で自前で資源を採掘したり食料を生産するといった種族の独立にかかわる分野の技術提供をほとんど行っていなかった事から枯渇した資源を得る為にサンヘイリや人類のコロニーを襲撃しての略奪で賄っていたが限界がありジラルハネイ最大派閥のリュドス氏族は人類仲介の元サンヘリオスの剣と和平会議に踏み切るがテロ攻撃に晒され同時期にはパニッシュトの総帥アトリオックスの活動が活発化し始め支持者を増やし文化的に強い指導者に従属するジラルハネイの支配構造に変化が生じている。



テクノロジー編集

ジラルハネイはテクノロジーレベルは大戦によるリセットが行われている事から非常に低く見積もられているがコヴナント加盟後種族を問わず合法非合法問わず手に入れた技術をどん欲に吸収している。

特にドイサックでのパニッシュト向けに生産される多くの兵器群は高度なテクノロジーが使われる。

コヴナント崩壊からは製造はもっぱら故郷のドイサックにて行い一部はコヴナント系のテクノロジーやフォアランナーテクノロジーを土台にし独自の改良(ジラルハネイ的な)を施している。

ジラルハネイの武装勢力は旧コヴナント軍の兵器以外に以下のような特徴的な独自の火器類を好んで使用している。

Type-25 スパイカー編集

 赤熱化されたタングステンカーバイトから作られたスパイクを全自動で発射可能にした、ジラルハネイの故郷ドイサックにて設計された銃器でジラルハネイ向けに大規模配備されており、コヴナントの携帯火器類としては人類製のSMG等に最も近い。

ドイサックにある兵器工廠かハイチャリティの兵器メーカーSacred Promissoryにて製造されている。

銃本体は重く、タングステン合金のバヨネットが標準装備されており、ジラルハネイやSPARTANは片手で扱えるがその他種族は概ね両手でなければ運用しにくく、非常に扱いにくい作りになっている。

40連発のマガジン式でRPMは毎分480発と比較的遅い。

この銃器のスパイクはドイサック独自の化合物により、酸素に触れると瞬時に赤熱化する程の熱を発生させるコーティングが施され、発射と同時に驚異的な貫通力を持たせることに成功している。

そのためエネルギーシールドに対しても一定の効力を発揮する。

 欠点として、このコーティングが原因でマガジン内のスパイクは非常に危険な物となり、万が一マガジンが破損した場合は瞬時にスパイクが危険なほどの熱を帯びる点と、それが原因で安全に保管することがほとんど不可能である点。

Type-52 モーラー編集

Sacred Promissoryにて生産される7.9㎜メタルボルトを過熱した状態で同時5発射出する。

マガジンには5回分のボルトが合計25発装填される。

ガス圧作動方式を採用し、人類でいうショットガンのように見えるがType-52はジラルハネイにおいてのピストルとしてカテゴライズされる。

ジラルハネイが一度ドイサックを滅ぼし、その後の戦争にて実戦投入され、ジラルハネイの治安維持部隊で運用されるようになった。

人類のM90ショットガンと比較しても射程が極端に短いが、重さを除くと携帯性に優れている。

Type-25 GL ブルートショット編集

Sacred Promissoryが生産を担当するグレネードランチャー。

炸薬が装填されたType-25グレネード弾を採用し、対人及び軽装甲目標に対して非常に効果がある。近接戦闘時は独特なデザインかつユニークなバヨネットを用いる。

この銃器はジラルハネイにより設計され、配備先もジラルハネイに限られている。

4発または6発のベルトフィード式を採用し、セミオートマチックで弾薬を射出することができ制圧力も高い。

ただこのグレネードランチャーは非常に重く、本体重量が19㎏に達している。

Type-2 グラビティハンマー編集

 ジラルハネイにとって権力や力の象徴とされ、高位のジラルハネイ以外運用が許されない装備。

サンヘイリのソードとやや似た所があり、部族内で首長に尽くす者に与えられる儀式的な武器でコヴナント加盟後、反重力テクノロジーを用いてアップデートされた比較的珍しい装備で標準仕様はType-2 EW / Hと呼称される。

また、このハンマーは非常に多くのカスタムメイド品を生み出しており、使用者の要求に対し柔軟に対応している。

特に卓越した戦士は、反重力テクノロジーを駆使し標的を引き寄せたり逆に遠ざけるといった、たたきつける以上に効果的かつ致命的にハンマーの力を行使することができる。

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