概要
「黒の組織」の構成員かつ幹部であるジンとベルモットの男女CP。
両者とも組織の中核を担う存在であり、特にベルモットの構成員としての手腕はジンも一目置いている。ただし、ジンは独善的な行動が多い彼女を警戒しており、彼女の秘密主義についても「くだらない」「ヘドが出る」と毒付いている。特にカルバドスの件以降、ジンはキールやバーボン以上に彼女への警戒を強めるようになった。
更に両者とも、組織の裏切り者かつ抹殺対象であるシェリー(灰原哀)とは浅からぬ因縁があり、組織の構成員の中でも特に彼女の抹殺に強く執着している。
唯一の肉親であった姉の宮野明美を殺害したジンは灰原にとって最も憎むべき仇敵であるが、下校途中でジンに見つかって殺される悪夢を見るなど、彼に強い恐怖を抱いている。またジンの方も、灰原が組織を抜ける以前は彼女と何らかの関係があったらしく、灰原の髪の毛一本を見ただけでシェリーと断定したり、シェリーの姿を思い浮かべる時は何故か半裸であったりと、謎が多い。
一方のベルモットは灰原に対して「彼女だけはこの世にいてはならない」と評するほどの強い殺意を向けており、灰原の方も組織の構成員の中では特にベルモットを恐れている。
同じ組織に所属していながらも、影で腹の探り合いをしている二人だが、このCPに欠かせないのはマティーニの話だろう。
コミックス29巻『見えない恐怖』にて、ベルモットがジンに「どう?今夜……久しぶりにマティーニでも作らない?」と誘いをかけている。マティーニとは蒸留酒のジンと果実酒のベルモットの混合酒(カクテル)。つまり、二人が肉体関係を持っているということの暗喩である。
"久しぶりに"という発言から見ても、少なくとも何度か身体を重ね合わせている模様。
※なお、アニメ版ではゴールデンタイムで放送される関係上、上記の台詞は差し替えられている。
なお、ジンの正式な年齢は不明だが、作者の青山は「ジンは30歳を越えているか」という質問に対し「いってるかも」と回答している。一方、ベルモットの場合は少なくとも40代を過ぎているため、こちらのCPは女性の方が年上の年の差カップルとなる。