概要
本作に登場するエネルギーの一つ。ソーグレーダーを始めとするブレイバーロボの動力源であると同時に、彼らと主人公の勇之上平が関わる上で重要な接点の一つとしても位置付けられている。
調達の手段については、初出となるChapter003の時点では詳しくは触れられていないものの、宇宙管理局ブレイバーの擁する「Sクラフター」に、缶に封入された状態で常備されていることが明らかにされている。
またそれとは別に、ヒロインのラールアも自身の身体から、同種のエネルギーを放出する能力を持ち合わせており、残り少ない状態にあったエナジー缶と合わせる形でソーグレーダーのエネルギー回復に活用された。
もっともこのスペースエナジーは、放出されたそのままの状態ではブレイバーロボが吸収できないという難点を抱えているため、彼らに合わせる形で「調合」――即ち料理してやる必要がある。
ソーグレーダーの内部には、コアとなるソーグがキッチンカーに乗り移った都合上、エナジーを調合可能な「スパークルボックス」と呼ばれる部位が備わっている。このボックスの内部に他の生命体が入り込み、「スパークルツール」と呼ばれるロッド状のアイテムを駆使することで、エナジーの調合を可能とするのである。
作中では、平がアニモ014と共にこのボックス内へと入り、普段の父親の手伝いの経験を活かすことにより、初めてでありながらスパークルツールをあたかも巨大なヘラのように自在に使いこなし、同時にソーグレーダーにとっての最適調合(レシピアンビジョン)を的確に探り当てることで、彼にピッタリな熱いエナジーを調合するに至っている。
こうして調合されたエナジーこそが、伝説の最強奇跡補給物質(アルティメットパワフルチャージャー)、通称「ユウシャメシ」(※)である。このユウシャメシの効果は絶大なもので、これを経口摂取したソーグレーダーは不足していたエナジーを回復させるだけに留まらず、必殺の「龍鶯斬」を繰り出すことさえ可能とし、それまでの劣勢ぶりを一挙に覆してみせた。
(※ 正式には「Usual Shining Messiah」と表記される)