演 - 大久保覚子
CV - 小林智子
解説
昭和の時代には「花形スター」とまで呼ばれるほどの活躍を誇りつつも、次々と出てくるヒーローたちによって怪獣や怪人たちは倒されていったことで、存在意義が危うくなり、わずか3名の隊員と、プレハブの基地という状態にまで追い込まれていた地球防衛軍日本支部に配備されたロボット。
正式名:「93式万能サポートロボット」
元々は防衛海軍向けの戦闘兵器として開発されたが、その頃から電力消費量の莫大さが問題視され廃棄処分となりかけるも、物好きな建設会社に作業用ロボットとして引き取られる。
しかしその建設会社がバブル経済の崩壊によって倒産し、最終的に地球防衛軍に配備されることになる。
セーラーダイナマイトを使う時しか喋らないが、会話する相手との意思の相通はできる。
活動するには配備当初コンセントから家庭用電源の供給しかなく、延長コードが不可欠だった。
その後超特大サイズの乾電池によるバックパックを背中に取り付けることで広範囲での活動は可能にはなった。
第6話ではコンセントが付いてるにも拘らず全く動かないところをキタガワ隊員が故障したと思い込んだうえにマミズ参謀が「高熱を出してる」と騒ぎ出して司令本部までオーバーホールに出してしまう。(この日日本支部周辺の町で大規模な停電があったのが真相だが…)
当然異常は見られなかったので再組立してサイド・セーラーで運転させた上で日本支部に送り帰したつもりが、記憶回路の取り付けを忘れてしまったためにサイド・セーラーを運転したまま町中を放浪するという事態に。
その後も怪獣が出現するたびに突然と現れ怪獣を倒しては去って行くというパターンがしばらく続くが、最強怪獣ミドログロンとの戦いでセーラーダイナマイトの2連発使ったことでオーバーヒートを起こし、防衛軍に回収され、修理がてら超電気発電器を取り付けられ、さらにコスモバージョンへの変身機能が付きパワーアップを果たす。
武器
- セーラーダイナマイト
作業用ロボット時代から使用している超高圧電流掘削機。
高圧電流エネルギーを極超短波に変換し、そこから発生する微振動で岩石を砕く。
出力調整によって道路の塗装剥がしからビルの解体まで可能。
あらゆる怪獣を一撃のもとに葬る威力を持つが、複数回連続で使用するとセーラーファイターの体がオーバーヒートしてしまう。
使う際はヘルメットのバイザーが自動的に下りる仕掛けになっている。
メカニック
- サイド・セーラー
オーバーホールを終えて再組立を完了したセーラーファイターを日本支部へ送り帰すべくマミズ参謀が与えたサイドカー。
超電気発電器を内蔵しており、ガス欠などの心配もなく走り続けるうえに運転手のセーラーファイターに電気を供給できるため、稼動停止になることもないという優れものマシン。
コスモバージョン
大改良を受けたセーラーファイターが「コスモバージョンアップ」の掛け声で変身する強化モード。
正式名:「93式万能サポートロボット改」
セーラニウム製プロテクターを持ち、耳には高性能レーダー、踵には鋼鉄の柱をも一刀両断にできるキックカッターを備えている。腕と脚からはバリアシールドを発生させることができ、胸からの光線技コスモアタックであらゆる怪獣を倒す。