※第五章 専属神篇三幕・東京異変のネタバレを含みます。
「新たな才能の扉が開きましたね」
「これで相思相愛、これで私は候補生。厭悪の感情、憎む力が時に人の最高の原動力になる。その莫大なエネルギーは醜くも美しい」
「さぁ、悪意に身を委ねて。怖くない、純粋な悪意ほど本能に従って動いてくれる。自制というブレーキなんて必要無い」
「本当の力を見せて。主様はもっと強い……」
基本情報(未来)
- プロフィール
性別 | 女性 |
---|---|
年齢 | 20 |
身長 | 157cm |
バスト | D |
戦闘スタイル | バランス |
- ステータス(オーラ1提供時)
物理 | S | 耐久 | S |
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精度 | S | 精神 | S |
体力 | S | 波動 | S |
概要
初登場は未来の様子である茶番動画。
【厭悪の種子】を持つ、第十二の園【邪黒獄使】出身の人物で、種族は邪人族。
まず前提として、第十二の園の住民の主に対する初期好感度はマイナスである。
主であるパトを憎み、殺すことを使命としているような者しかおらず、好戦的でセオリーの欠片もない、殺意に満ち溢れた住民である。
にもかかわらず、彼女は【七天の心】の種子に選ばれた上に、東京異変では【厭悪の究極系候補生】に昇格した。
そのためか登場時の背景は営倉の様な部屋に隔離されているようにも見える。
厭悪、つまり怒りや憎しみなどの悪意の力であり、以前のパトが壊れた原因にもなる闇の力の素質を持つ。
故に本編では本能が拒否反応を起こし、名前などを聞き取れない/すぐに忘却してしまった。
以下、【十三天の心】紹介動画での内容。
第二の園【十三天の心】に所属する構成員。
【厭悪の究極系】であり、象徴色は黎。
二つ名は【黎の悪帝】。
帝園序列は60位。専用技は帝の極悪。
元々は第十二の園の所属だったが、邪人族にしては肌が白いこと、主への好感度が高かったことからハブられ者だった模様。
危険度は超高。
彼女が振りまく悪意は彼女にとっては善意でしかないと言うのがかなり厄介で、優しい性格ではあるのだが、優しいの方向性を間違えている。
そのため、しっかり理解し合えば多少どうにかなる模様。
邪人族から見ても【第二の園】から見ても、かなりイレギュラーな存在。
あのミールもエルの存在を知った時はかなり驚いたらしく、【第十二の園】から【第二の園】行きのメンバーが出てくるとは思わなかったようだ。
容姿
黒く長い髪と黒色の目を持ち、エルフなので尖った耳を持つ。
能力
特殊な戦い方をするタイプで、彼女本体に直接ダメージを与えたり、能力効果を与えることはネルとミールですら不可能。
倒したければ、悪意領域内に入って彼女が強制的に干渉した自身の精神世界で倒さなければならないという曖昧な倒し方であるため、初見殺しもいいところ。
【神羅万象支配】(厭悪)
【輪廻魂浄】
【全悪支配】
相手の定められた運命を書き換えてしまう能力。
【精神支配】
特性
【悪意領域伝染魔境】
外部に悪意を超広範囲に伝染させることが出来る特性。
特定範囲内の悪意比率が多ければ多いほど、自身に受ける恩恵やバフが多く、周りが受けるデバフが多くなる。
【精神世界干渉】
相手の精神世界に直接入ることが出来る特性。
【肉体無敵精神干渉】
性格
悪意を扱う割には凄く繊細で細かい性格をしており、ちょっとした事でも傷ついてしまう。その上、認めて欲しいという欲求が人一倍強い。
そのため、相手をしてくれたらとても喜ぶらしい。
ミールは「コミュ障こじらせぼっちお姉さん」と評している。
好きなものは自分を求めてくれる人、日記帳。
嫌いなものは邪人族。
酷い扱いを受けてきたからか、邪人族をかなり嫌っているらしい。
ストーリー(第5章後半のネタバレ注意)
第264話にして本編初登場。
ファルドラの裏切りと策略により、目の前でバハートを刺されたパトは逆上。
怒りのままにファルドラに攻撃するも、それらは全部虚構で作られた偽物だった。
結果的にパトはバハートにトドメを刺すことになってしまい、彼女が死んだことに対する衝撃と、ファルドラに対する憎悪で、悪意が極限にまで達した。
その瞬間、彼女は候補生に昇格した。
その後、しばらくパトの精神は不安定になり、厭悪が発現する度に黒いオーラを放ち、思考が過激化(異変の犯人を倒すために街を一般人ごと消し飛ばそうとするなど)した。
そのことから、彼の感情を読むことができるカナはかなり心配していた。
その後未来では存在を忘れられ、開花はしているがパトが闇に堕ちる危険性が高まるため七天の心への加入は保留となっている。