声:鈴鹿千春
概要
名前の通り不死鳥をモチーフとし、モンスター姿では長大な翼と尾を持つ風属性(ゼフィロス)爆丸。
バトルブローラーズの風属性バトラー風見駿(シュン)の1期におけるパートナー爆丸。
病床についていたシュンの母・栞の元に現れる。栞はフェニックスをシュンへの誕生日プレゼントにするつもりだったらしいが、直接手渡しする直前に病死してしまったため、シュンにとってフェニックスは母の形見でもある。
性格等
高貴で心優しく、母性的。上記の様な経緯故に、シュンのことを我が子の様に思い、大切にしていた。他の爆丸に対する面倒見も良く、1期ブローラーズの爆丸達からは一目置かれていた。
フェニックスはシュンに対し「私は貴方の母親代わりにはなれない」とはっきり言っているものの、シュンがフェニックスに対し精神的に依存していた描写が窺える(これは、1期のシュン=マザコン説における最大の根拠になっている)。
フェニックスの方も、シュンのことを「愛する者」と明言していたり(どういった意味での「愛する」なのかは人により解釈が異なるだろうが)、何度か(2期でも)二人きりの世界になっていたりするため、見ようによっては互いが互いに恋愛感情を抱いている、ととれなくもない。
…………これ、子供向けアニメですよね?
ただし2期30話で、フェニックス自身が「自分はもうシュンの成長に必要ない」とみなし、イングラムにシュンを託して自らシュンに別れを告げた。
それ以降の本格的な再登場はなく、シュンもそのことについては一切触れなかった(4期終盤のある出来事で他の歴代ブローラーズ爆丸と共にカメオ登場しただけ)。
戦闘能力
不死鳥をモデルにしているだけあり、再生能力が高い。トリッキーな空中戦、スピード重視の戦い方を得意とする。シュン自身の実力の高さもあり、バトル時の実力は1期序盤だとバトルブローラーズの爆丸内では抜きん出ていた。
進化
フェニックス (Skyress)
1期序盤から中盤までの初期姿。パワーレベルは360G。
↓
ストーム・フェニックス (Storm Skyress)
古の6戦士の風属性爆丸、オベロンによる試練をシュンと共に乗り越えて進化した姿。進化前と比べて胸部や翼に装飾が増えて、球体姿も各部の変形がより派手になった。パワーレベルは450G。
玩具
フェニックスは初期の直径28mmと後期の32mm(B2)規格の両方、ストーム・フェニックスはB2規格のみ発売された。なお、ストーム・フェニックスは日本では1期放送時に発売されておらず、2期国内展開時まで待つことになった。海外では風属性のみならず、様々な属性のカラバリが発売されていた。
頭部の角のジョイントは固定されておらず、バックスピンしてシュートするとそれが自動に飛び出しトサカとなって、球状態のままジャンプすることができるという特殊ギミックを持つ。
余談
- シュンの歴代パートナー爆丸の中で唯一、(サポート担当のスカイトラスとオルベウムを除き)人型の姿をしていない。
- 数少ない女性爆丸の中でも唯一、ドラゴに勝利したことがある。
- ドイツ語吹き替え版では男性になっている。
- 上記の通り2期の離別以降本格的な再登場はないが、4期の玩具展開における Aeroblitz(フュージョン・ドラゴノイドとレプタックの合体フォームの名前)のカードイラストには、胴体と下半身がそれぞれ忍者型と獣型の爆丸が合体したかの様なストーム・フェニックスが描かれている。この上から鳥・忍者・獣の組み合わせは、4期第2クールにおけるシュンのパートナー爆丸(スカイトラス、ナックス、オルベウム)の合体フォーム Magmafury に一致している。更にスカイトラス Skytruss という名前はフェニックスの海外版英語名 Skyress に酷似し、Aeroblitz と Magmafury という名前もそれぞれ風属性(aero)と火属性(magma)を思わせるネーミングをしており、実際に対応する合体フォームとはまるで逆になっている。
- そのため、4期第2クールの原案では「フェニックスが再びシュンの主力として再登場し、サポート担当の忍者型と獣型の爆丸と合体し、その合体フォームの名前を Aeroblitz にする予定だったが、最終的にフェニックスが全く別キャラでサポート担当のスカイトラスに、忍者型の爆丸をメイン担当に、合体フォームの名前を Magmafury に変更したのではないか」という説が浮上している。ただし公式からは何の言及もないため、憶測の域には出ない。
関連タグ
歴代シュンのパートナー爆丸
1期:フェニックス
2期:イングラム
4期第1クール:フェイザー