※『爆丸バトルプラネット』等2019年以降のリブート爆丸シリーズの主人公爆丸も「ドラゴノイド」「ドラゴ」の名を冠しているが、ここでは『爆丸バトルブローラーズ』シリーズのドラゴノイド/ドラゴについて記述する。
CV:藤原啓治
概要
二足歩行のドラゴン型の火(ノヴァ)属性爆丸。『爆丸バトルブローラーズ』シリーズの全シーズンを通して主人公の空操弾馬(ダン)のパートナー爆丸を務めている。
性格は正義感が強く少々生真面目だが、熱い心を持っている。
通称「ドラゴ」というのは彼の種族名「ドラゴノイド」を略した愛称(命名はダン)で、本名は「サラマンダー」。
進化・形態変化
非常に高いポテンシャルを有しており、ダンと初めて出会った時の姿から何度も進化・形態変化を繰り返している。
第1期(バトルブローラーズ)
ドラゴノイド (Dragonoid)(メイン画像)
- 玩具展開上では「初代ドラゴノイド」と称される、ベーシックな初期姿。
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メテオ・ドラゴノイド (Delta Dragonoid)
- アシュラとのバトルで成し遂げた初の進化姿。正面に突き出した角と腹面に走るメタルのバンドが特徴(球体ではメタルリングで表現され、玩具としては金属製でヘビーメタルの特殊ギミックを持つ)。
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アルティマ・ドラゴノイド (Ultimate Dragonoid)
- ストーム・フェニックスとのバトルを経て進化した姿。角が三日月状に分かれ、体にマグマのようなラインが走る(球体は商品化されていない)。
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インフィニティ・ドラゴノイド (Infinity Dragonoid)/パーフェクト・ドラゴノイド (Perfect Dragonoid)
- ワイバーンからインフィニティコアを受け取ってインフィニティ・ドラゴノイドに、更にサイレント・ナーガを打ち倒しサイレントコアを取り込んでパーフェクト・ドラゴノイドとなる(両者は外見が同じ、進化前同様球体は商品化されていない)。アルティマ・ドラゴノイドとほぼ同様な姿だが羽の模様が火属性マークから太陽マークに変わり、胸にコアを表す青い水晶が追加される。
- 爆丸の世界を維持する2つのコアが体内で再び1つになることで、最後は崩壊した爆丸の世界をワンダーレボリューションに回復すべく自らそのコアとなった。
計4段階進化。
第2期(ニューヴェストロイア)
ドラゴノイド(2期) (Neo Dragonoid)
- 古の六戦士の協力によりパーフェクトコアから分離して得られた新しい肉体(能力的にはパーフェクトの弱体化であるが、不可逆の形態変化であり便宜上進化と扱う)。二重構造の羽と、ポップアウトすると上半身が回転する特殊ギミックの球体を持つ。共闘する召喚爆丸は敵の攻撃を反射するサソリ型の「スコルピオ」。
- HEXドラゴノイド (HEX Dragonoid)
- アルティメット・ドラゴノイド (Maxus Dragonoid)
- アルティメット・ヘリオスと対峙すべく、ドラゴノイドが6つのメカ召喚爆丸を合体装備した姿(セット玩具のドラゴノイドは若干別造形の合体可能バージョンとなる)。
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クロス・ドラゴノイド (Cross Dragonoid)
- 古の六戦士ファーブニルの火属性エネルギーを受け取って進化した姿。羽が2対となり、球体は引き続き回転ギミックを持つ。
- アルティメット・クロス・ドラゴノイド (Maxus Cross Dragonoid)
- クロス・ドラゴノイドが進化前同様に合体した姿(玩具はクロス・ドラゴノイドにジョイントがないため再現不可能)。
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ヘリックス・ドラゴノイド (Helix Dragonoid)
- クロス・ドラゴノイドがBTシステムの全属性エネルギーを吸収して進化した姿。この進化以降ドラゴのプロポーションが竜人型になった。玩具展開的には続編の爆丸で、続編の主要サポートアイテム「バトルギア」を装備可能となり、専用バトルギアは両羽に巨大レンズとキャノンを付与する「ジェットコア」。
計3段階進化し、合計6形態。
第3期(ガンダリアンインベーダーズ)
ヘリックス・ドラゴノイド
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ブレイズ・ドラゴノイド (Lumino Dragonoid)
- ネオジップザムからエレメントを受け取って進化した姿。羽が再びクロス時のような2対となり、球体は金属光沢(玩具ではメッキ)の角と脚が特徴。専用バトルギアはキャノンとメカ羽を付与する「クロスバスター」(玩具ではキャノンの変形がオミットされる)。それぞれ浮遊バイク型と戦闘機型のバトルビークル「アイトーン」「ナーヴィ」をも使用した。
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ブリッツ・ドラゴノイド (Blitz Dragonoid)
- コロッサス・ドラゴンの試練を経て進化した姿。左右の角が横に広がり、羽が3分割される(玩具と劇中の球体はほぼ別物)。バトルギアはコロッサス・ドラゴンを構成する1パーツである2本のビーム発射装置「フレイン」。
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グレン・ドラゴノイド (Titanium Dragonoid)
- 終盤のファントム・ダラクとの最終決戦に勝利し、コードイヴから力を授けられて進化した姿。穴あきの二重羽が特徴(玩具展開的には続編の爆丸であり、その他の詳細は4期第1クールに披露するため後述参照)。
計4段階進化。
第4期(メクタニウムサージ)
グレン・ドラゴノイド
- 召喚する巨大ロボット型生命体「メクトガン」は「ゼントン」と「ゼントンタイタン」。専用ナノパックはショットガン型の「ソニックキャノン」。それぞれ二輪バイク型とサーフボード型のバトルビークル「ズームファー」「ラピレイター」をも使用した。
- メルクリー・ドラゴノイド (Mercury Dragonoid)
- 他の対応爆丸と下半身をスワップ(ミュータント)するギミックを持つ球体の形態変化。ミュータント相手はインフィニティ・ヘリオスとフェイザー。
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フュージョン・ドラゴノイド (Fusion Dragonoid)
- レイズンとの最終決戦で進化した姿。劇中最後の進化となっている。スラスター状の羽を持ち、球体は一部の同期主役爆丸と同様ポップアウトすると高くジャンプする特殊ギミックを持つ。巨大なバトルスーツ型メクトガン「ギガリオン」を召喚可能で、それぞれ地上砲撃戦と空中戦に向くバトルスーツ「ドゥームトロニック」「デフェントリックス」をも使用した。
- エアロブリッツ (Aeroblitz)
- フュージョン・ドラゴノイドが上半身でレプタックが下半身となる合体フォーム。
計2段階進化し、合計4形態。
全シーズンで計11段階進化し、合計16形態。
その驚くべきは劇中の進化頻度とバリエーションの多さ。主人公格の爆丸だからというのもあり、玩具展開上でも非常に優遇されている。劇中設定上ドラゴとは別個体の同族種(ハイパー・ドラゴノイド等)や、玩具オリジナルのバリエーション(レジェンド・ドラゴノイド等)も多く存在し、そこまで統計すると三十数種も達している。
因みに、ドラゴがヘリックス・ドラゴに進化した時にダンはこんな事を言っている。
「何だドラゴ、お前また進化しちまったのか?」
………………慣れている。
更に、ドラゴは自身がブリッツ・ドラゴノイドに進化した時に
「どうやらまた進化したようだ」
と、ダンに述べている。流石としか言いようがない。
余談
- 最初期のカードイラスト(HSPシリーズ)における無印ドラゴノイドの本来の姿は劇中の生物的なものではなく、球体姿の意匠が多く見られるメカニックなものであり、これはアニメ化で没になった最初期のデザインと思われる。
- 数多くの進化を経ているが、戦闘経験で自然に進化したのは意外と少なく(無印→メテオ、メテオ→アルティマ、グレン→フュージョンの3回)、ほとんどは前述した通り外界の力を取り込む形で進化している。
- ドラゴと数多なバトルを繰り広げられたライバル爆丸はシーズンごとに一人設けられ、1期にはヒュドラ、2期にはヘリオス、3期にはダラク、4期第1クールにはレイズン、第2クールにはベタドロンが挙げられる。
- これらはヘリオスを除き全て闇属性で(ヘリオスは4期で闇属性になるがその際ライバル枠でなくなる)、ベタドロンを除き全て(部分的含む)ドラゴン型で、そして当シーズンのラスボスでもあるダラクとレイズンを除き、全てが最終的にドラゴと和解・共闘した。
- 2期以降の初期形態の名前(主に英語名)は各シーズンのメインテーマやギミックを表している。
関連タグ
ピカチュウ:ダンをサトシと例えるなら彼がピカチュウであり、このコンビで登場し続けている。マルチョとシュンはパートナー爆丸が入れ替わる中ダンだけはドラゴのままである。