概要
『爆丸バトルブローラーズ』シリーズ第2期『ニューヴェストロイア』に登場する爆丸の種族の1つ。
通常の爆丸と違いポップアウト前の形は球形ではなく、人と会話する能力がない。
バトルでは主に前線に立たず、相棒の主力爆丸のサポートを担当する。
非常に謎が多い爆丸であり、生命体としては古代に滅んだ爆丸をHEXの再生技術で蘇らせたもの。ただし人造のメカ召喚爆丸も存在し、劇中ではむしろメカの方が多い。
劇中の変形バンクは通常爆丸の地面にシュートして転がすのではなく、空中に投げられてポップアウトする演出となっている。
英語では「Bakugan Trap」、または単に「Trap」(トラップ)と呼ばれる。
一覧
- スコルピオ (Scorpion)
- スラッシュ (Hylash)
- トライポッド・シータ (Tripod Epsilon)
- バライトン (Baliton)
- ガーディアン (Piercian)
- ファルコンフライ (Falcon Fly)
- ラディンフライ (Raid Fly/Flash Falcon Fly)
- トライポッド・イプシロン (Tripod Theta)
- 水属性、ミレーヌ・ファロウが使用する。基本形と変形機構はトライポッド・シータと同様。ポセイドーンと似た人型の姿をしているが、スカートの下はタコのような触手である。闇属性(とおそらく風属性)のアビリティも兼ね備える。
- 劇中初登場した召喚爆丸だが一話切りで、他のメインキャラクターの召喚爆丸のように使用者のパートナー爆丸と共闘することはなかった。
- クロノス (Hexados)
メカ召喚爆丸
詳細はメカ爆丸を参照。
- ドローン・スパイダー (Dynamo)
- カールベルト (Hexstar)
- フォートレス (Fortress)
- メタルフェンサー (Metalfencer)
- スピターム (Spitarm)
- ダーク・ハウンド (Dark Hound)
- ガイア・ハウンド (Grakas Hound)
- グラフィアス (Grafias)
- ブラチウム (Brachium)
- フェンサー3 (Spyderfencer)
アニメ未登場
ゾアックと3期に再起用された最後の2種を除き、どれも本来のモンスター姿は不明。
- トミーノート (Carlsnaut)
- 基本形はカプセル状。左右にタービン状の部分があり、脚と腰が変形しないスラッシュそっくりな姿をしているが、関連性は不明。
- ファイサントゥス※(Pythantus)
- 基本形は円筒状。ヘビのような姿をしている(海外CMでは本来の姿の演出があるが、どうみてもサーペントの頭とクロノスの胴体をくっつけただけである)。
- ゾアック (Zoack)
- 基本形は六面に球を挟んだ立方体。石像のような姿をしている。
- トライポッド・エル・コンドル (Triad El Condor)
- トライアド・スフィンクス※ (Triad Sphinx)
- 基本形・変形機構は他のトライポッド系と同様。1期のスフィンクス型爆丸スフィンクスの召喚爆丸バージョン。
- レジオノイド (Legionoid)
- 基本形・変形機構はクロノスと同様。頭が6つのヘビのような姿をしている。
- ファイヤー・スコルピオ※ (Fire Scorpion)
- 基本形は水滴状。スコルピオのバリエーション。尾を引き頬のボタンを押すと正面のパーツが突き出し相手の爆丸を打つギミックを持つ。
- ダーツ・ドラゴノイド/ダートアーク※ (Dart Dragonoid/Dartaak)
- 基本形は円筒状。2イン1ギミックを持ち、ポップアウトすると後半の人型部分から前半のドラゴン型のダーツ部分を射出する。
- 元の名前からドラゴノイドのバリエーションと思われるが、オンラインゲーム「Bakugan Dimensions」で見られる本来の姿はドラゴノイドと似つかない戦士型である。
- ゼオン・スラッシュ※ (Zeon Hylash)
- 基本形はカプセル状。スラッシュのバリエーション。
※海外版英語名から類推する片仮名転写。日本未発売のため正式の日本語名は不明。
玩具では
劇中と異なりGパワーはなく、代わりに第二の属性マークを内部に1~6箇所刻印される。
日本版ルールでは(ファルコンフライのように形状がほぼ無理なものがあるにもかかわらず)通常爆丸のようにシュートする必要があり、第二属性でジャッジポイントをプラスするのに使われるが、海外版ルールでは任意に上からゲートカードに置き、味方爆丸の属性をその第二属性に変更するのに使われる。
海外ではラディンフライ以外の劇中召喚爆丸を全て発売され、更にごく一部が「BakuSteel Trap」として第4期の玩具ラインに再起用される(プロトタイプが確認され、2期・4期とも専用アビリティカードが存在することから、ラディンフライは発売予定があるものの2度もキャンセルされた模様)。
ただしDart DragonoidとZeon Hylashは2期ラインに発売されず、海外で3期玩具オリジナルの通常爆丸として再起用(序に前者はDartaakに改名)された。元召喚爆丸のため非球形であるが、転がしやすい円筒状とカプセル状のため容易にシュートできる。
余談
- 爆丸シリーズにおける初のサポートピース、初の非球形爆丸、そして玩具では唯一にGパワーがないアイテムである。
- Gパワーが付いた製品も確認されるがミスプリントである。
- 名前に反し召喚される形で現れる訳でもなく、トラップとして機能する訳でもない。
- 日本版と海外版では何故かトライポッド・シータとトライポッド・イプシロンの名前が逆になっている。
- ワイアード、シャドーウイングとアルティメットヘリオスの部品を構成する6つのメカ爆丸(スクレイパー、バンガード、フォックスバット、フェンサー、スピンドル、リーフラム)は球状で、発売された玩具でも通常爆丸に分類されるが、劇中では召喚爆丸のように空中にポップアウトし、バトル中も主にサポートを担当する。
- そのためファンの間ではしばしば召喚爆丸扱いされるが、劇中では特に言及されていない。
- カールベルトとフォートレスを除き、全てのメカ召喚爆丸は合体ギミックを持つ。ただしドローン・スパイダーの合体相手のうちブロンテスは玩具に対応の軸穴がなく、ゴリアテスは玩具化されていないため、アニメの合体は再現出来ない。
- カールベルトとフォートレスを除き、劇中のメカ召喚爆丸の本来の姿はどれも通常爆丸と同様手描きで、メカ爆丸のような3DCGではない(ゴリアテスの武装となったドローン・スパイダーは本体側と丸ごとCGであるが、単体状態では手描きである)。
- タカラトミーが協力開発した変形型月面ロボット「SORA-Q」は召喚爆丸のトミーノートに酷似しているが、関連性は不明(召喚爆丸が発売される頃の爆丸のスポンサーはタカラトミーではなくセガトイズであり、開発側がインスピレーションとして列挙した様々な変形玩具の中でも爆丸は全く言及されていない)。
関連タグ
メクトガン:4期のサポートピース。召喚爆丸と同様劇中では個体/生命体として描写される。