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ゾンビ看護師

ぞんびかんごし

ゾンビとなった看護師で都市伝説において真夜中の病院を徘徊していると言い、目撃した少年を追い回すと伝わる。
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キャラクターについての詳細は →ゾンビナース

概要編集

病院の入院生活に飽きてしまった小学生のA君は、眠れぬ夜に真夜中の探検を計画する。


A君は看護師たちの目を盗んで病室から抜け出し、夜の病院の探検を始めたが、廊下の向こうから「キィー、キィー」と奇妙な音が聞こえてきた。


音のする先に進んでいくと、どうやら看護師が車椅子を押しているようだった。


しかし自動販売機の光に照らされたその顔は、なんと生者のものではなく醜く歪んだゾンビそのものだったのだ!

そしてA君の後を、ゆっくりではあるが「キィー、キィー」と音を立てて追いかけてくる!


恐怖のあまり逃げ出したA君は、トイレに駆け込み一番奥の個室に隠れた。


しばらくすると「キィー、キィー」という音がトイレの中に響き、1番目の個室のドアが「バタンッ」と開いた。


次に2番目の個室のドアも「バタンッ」と開いた。


3番目の個室に隠れていたA君は、もうおしまいだと恐怖に震えていた。










・・・いつまでたってもドアは開かない。


助かった!

もうここから出て逃げだそう!


ガチャッ ガチャッ おかしい? ドアが開かない。












・・・視線を上に向けると、ドアの上からゾンビ看護師が恐ろしい顔でのぞいていた。


その後A君を見た者はいない・・・


類話編集

夜の学校に出現するという、学校の怪談というバリエーションもある。その場合は病院の跡地に建てられた学校であるとされたりする。

戦時中に校舎や体育館で空襲による負傷者を看護していた、当時の姿の看護師の霊とする場合もある。


ある学校の体育館に出ると噂される幽霊は、看護師と車椅子に乗った男性の二人で現れる。

ある者がこの幽霊二人を目撃した時には「見たな」「殺してやる」と言って追いかけてきたので、便所に逃げ込んだら朝になるまで幽霊二人は便所の上にいたという。

この話は鳥取県で語られたもので「体育館の幽霊」と呼ばれている。ゾンビ看護師ならぬ幽霊看護師である。


北海道函館市では、ちゃんとゾンビ看護師の話も語られているが、ゾンビでも看護師でもない普通の幽霊がトイレの個室の上から覗いてきたという話もあるという。

体育館でバスケをしていた女子生徒が幽霊に出会してしまったので、慌てて逃げた彼女は女子トイレの一番奥の個室に隠れたが、幽霊は個室を一つ一つノックしながら「ここにもいない」と言いながら近づいてきた。

女子生徒が気配を隠していたら幽霊の声が止んだので安心して上を見上げると、そこには幽霊がドアの上の隙間から覗いていた。


さらには、ゾンビや看護師や幽霊のような人型ですらない眼球だけの存在が追いかけてきて個室の上から覗いていたという話まで語られている。

ある日、とある学校で女の子が長時間の居残りをさせられてついに午後7時となってしまい、この時期は日が短かったので辺りは真っ暗であった。

女の子が帰ろうとすると声が聞こえてきたが空耳だと思って教室を出ると二つの丸いものが向こうに見え、それが「誰や〜? こんな時間まで残っているやつは誰や〜?」と呟きながら近づいてきた。

女の子が全速力で校舎の外まで逃げたにもかかわらず、安心して一息ついていたら「誰や〜? こんな時間まで残っているやつは誰や〜?」と声が聞こえてきたので、女の子は校内のトイレの一番奥の個室に逃げ込んだ。

女の子が安心して便座に座ると「ここにいるな〜?」とあの声が聞こえてきて、それは個室を一つ一つ開けながら「いない……」「ここにもいない……」と呟いていた。

とうとう女の子が息を潜めて隠れている五番目の個室が開けられる順番となった時、女の子は恐怖に耐えきれずに気絶してしまった。

時が経ち、女の子が目を覚ますともう朝であったため安心していたら、天井からなにかが落ちてきた。

女の子が上を見るとそこには目玉がいて「みーつけた」と声がしたという。


関連タグ編集

都市伝説 都市伝説妖怪 怪談

ゾンビナース


押切蓮介:舞台を学校に変えた歌を作っている。

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