概要
本作に登場する二足歩行型兵器。豪和が開発したものは「タクティカル・アーマー(TA)」、シンボルが開発したものは「メタル・フェイク」と呼ばれるが、兵器としての完成度の違いはあれどどちらも土台となる技術は同じものである。
豪和は「骨嵬」の体組織を複製・培養し、一種の高分子モーターからなる人工筋肉「マイル1」を開発した。これは人体の筋肉・神経と似た学習能力を持っており、使うほどに条件反射を蓄積し、軽い情報処理で敏捷・柔軟な動作を行う事が出来るように成長する。この性質は二足歩行機械の最大の問題である運動情報処理を解決し、TAは実用化に至った。
TAのオーバーテクノロジーは言い切ればこの人工筋肉のみで、それ以外の武装・装甲・コンピュータなどは基本的に、実在する兵器技術と同等アーキテクチャのものである。
兵器としては、障害物に強く狭い場所でも非常に柔軟に動作出来る、歩兵の拡大版として投入される。その本領は都市における拠点での攻防にあり、市街地での近距離戦においては無敵を誇る。反面、不安定な二足歩行と見つかりやすさ・火力の限界から、広々とした場所での撃ち合いは苦手である。また、大規模な爆撃に無力な点も歩兵と大差ない。
そもそもTAの開発目的はガサラキ召喚の儀式再現にある。「嵬」が骨嵬に搭乗して激しく戦い戦いきればガサラキが至ると伝承にあり、TAはそのための道具なのだ。
上に記した兵器としての効果は副次的な産物、あるいは真の目的をカモフラージュするために持たせているにすぎない。