「闇をはぐれしもの」
概要
「BAYONETTA3」に登場する魔女ヴィオラが唯一扱える魔獣。かつてベヨネッタが愛用していた猫のぬいぐるみと同じ名前を持つ。
ぬいぐるみの猫を思わせる巨大な紫色の姿をしており、紫色のストールを巻いている。普段は彼女の所持する小さな猫のストラップが付いた日本刀・魔舞太刀(まぶたち)に棲み着いている。
言葉は喋らないが、勝手に具現化しては呑気にキセルで煙草を吸っていたり口から取り出した一輪車に乗ったりなど主の制御を離れて遊んでいることが多い。
それもそのはずで、ゲーム中の「魔界獣記」によると本来は魔女として未熟なヴィオラとは正式な契約を結んでおらず、あくまでチェシャ自身の意志で彼女に協力をしているらしい。
実際に彼女がピンチに陥った際には自発的に手助けするなど、人間と悪魔の関係を超えた不思議な縁で結ばれている。友人というより、ヴィオラの危なっかしい性格から実は保護者のような感じなのかもしれない。
戦闘
何処か惚けたようにも見える呑気な容姿とは裏腹に、一度具現化されたら赤く鋭い爪で敵を八つ裂きにしたり曲芸師のような身軽な動きと巨体を活かしたボディプレスで粉砕するなどコミカルながら派手な動きをする。
ベヨネッタ オリジンズ
『全員まとめて食らってやる!』
CV:谷育子(ナレーターと兼ね役)
「ベヨネッタ オリジンズ:セレッサと迷子の悪魔」にて登場。
魔女見習いの少女・セレッサが召喚してしまった悪魔。
本来、魔女が行う魔獣の召喚は髪の毛を媒介とするのだが未熟な彼女は自分の大切な猫のぬいぐるみに取り憑かせてしまったことで猫のような悪魔として具現化された。
そんな出自のため、役目を終えても魔界に帰ることが出来ず、一応は契約という形なので渋々ながら、迷子の悪魔はセレッサの冒険へ同行することになる。ちなみに彼女へ語りかける際はテレパシーのように脳内へ伝わるらしい。
生まれたばかりの悪魔であるらしく、その性格は非常に獰猛でセレッサを小馬鹿にしたような態度を取る。また自分の名前や異名を持たないため、ぬいぐるみの名前で呼ばれることになる。
終盤にて、大きな成長を果たしたセレッサと『とある約束』を交わし、魔界へと帰っていった。
戦闘ではその巨体から繰り出される爪で相手を引き裂き、道中で手に入れた力によって属性を変えることが出来る。