概要
端的に言えばこの作品は一人を好むツンデレ女子が主人公と出会う事で一日ごとに変わっていく内容である。その為かタイトルも、当初は
「1日ごとにツンが減ってくツンツンツンツンツンツンデレちゃん」
だったのだが、「1日ごとにツンが減ってく」→「1日ごとにデレが増えてく」……と変化するのも見所。そしてツンはどこへ行ったのだろうか。
2024年7月に、一迅社より
「1日ごとにツンが減ってくツンツンツンツンツンツンデレちゃん」
と、当初のタイトルで上下巻でコミカライズされた。
その際、巻末のオマケでR-18版同人誌が製作中であることが発表された(2024年8月発売予定)。しかも、R-18版の試し読み(さすがに本番はないが、乳首などはしっかり見えている)まで掲載されている。
一応、全年齢対象の商業コミックでそこまでやって大丈夫なのだろうか……?
登場人物
- 橘 裕
漫研に(一応)所属している女子高生で本作のヒロイン。
初期はつっけんどんしており食事を含めて一人でいる事が多く、圭太にさえも排他的な態度を取っていた(動物に対しては例外)。それが原因でクラスで孤立していた。
それでも接していく彼に対して徐々に変化が訪れ、不良に暴行を受けた時に圭太に助けられた事が決定的となっていく。
圭太と付き合うようになって以降は、当初の原形をとどめないレベルでデレデレになっている。
家族に両親と弟がいる。
本名は62話での父親のセリフから判明。その以前から母には「ゆうちゃん」と呼ばれている。
名前が判明するまでは読者や作者からは「ツンデレちゃん」と呼ばれていた。
87話の弟の回想によると、昔はイジメられていた弟をかばって逆にイジメられるようになったことで排他的な性格になった模様。
- 高橋 圭太
裕と出会った男子校生。一応主人公。
一人でいる事が多い彼女の事が放ておけずに交流をしており、突き放されたような態度を取っても、寧ろ不良に暴行を加えられた時は立ち向かえるだけの善性を持っている。
一方で金銭面に困っていると思わしき場面もあり、昼食の時はいつもカロリーメイトを食している。
すっかりデレデレになってしまった裕に対し必死に理性を保っていたが、徐々に限界が来てしまい……。
本名は67話で判明。
- 祐の弟(仮名)
祐の弟。死んだ目をしている。
裕からは「ヒロ」と呼ばれている。
祐が誰かに恋した事や母が心身になって応援している事に対して冷めているような姿勢を取っており、ある意味では苦労人とも言える。一応、祐の相談事を聞いてはくれるが……
自分をいじめから庇ったことで姉がイジメられ排他的になってしまったことにずっと負い目を感じていたため、内心では喜んでいる。
- 祐の母(仮名)
祐の母。美人さん。
祐の恋愛事に心身になって聞いている一方で、人との距離がバグっている(それがある場面では結果的にいい方向に働いたが)。
恋愛にはかなりぐいぐい来るタイプらしく、仁とは学生結婚している。
- 橘仁
祐の父。この人だけ作画が凄いことになっている。
何せ、出張している間に娘がお付き合いしている事に気が気でなかったので。
圭太を見極めようとするが、彼の善性にあっさり陥落する。