東国(ひんがしのくに)よりジュノに遣わされた「武士」と称するサムライ
忠節を重んじ、信義に厚く、礼儀正しい好漢。
主君から、何か密意を受けているようだが…。
(FF11公式サイトの「プロマシアの呪縛」の重要人物の解説より引用)
概要
テンゼン(Tenzen)とは、『ファイナルファンタジー11』のキャラクター
拡張データディスク「プロマシアの呪縛」、および追加シナリオ「ヴァナ・ディールの星唄」の主要NPC。
種族はヒューム。
霊獣フェニックスの力を持つ【鳳凰丸】と言う刀を代々受け継ぐ「天つ水影流」の使い手。
冒険者(主人公であるプレイヤー)と共に「虚ろ」を調査することになる。
「ヴァナ・ディールの星唄」では、未来からやってきたというイロハが「ひんがしの国」出身だというので、イロハの素性を調べるためにテンゼンに会うことになる。
なお、テンゼンの刀はプレイヤー側に実装されていない「鞘」が実装されており、多数のプレイヤーからは羨ましがられた。
その為、鞘の実装をしてくれ!と言う声が多く上がった。
(ただし、多数存在する刀に全部個別に鞘を実装しなければならない為、今現在においてもFF11の刀に鞘は実装されていない。)
同名の人物が『ファイナルファンタジー14』にも登場する。詳細は下記にて。
テンゼン(FF14)
「紅蓮のリベレーター」のクロニクルクエスト「四聖獣奇譚」に登場するNPC。
ひんがしの国の伝説「テンゼンの鬼退治」の主人公。
「四匹の御供を率い、鬼を退治した」という、要は桃太郎のような物語で、東方の民なら誰でも知っているようなおとぎ話であった。
千年前の実在人物で、作中では既に故人。神刀「鳳凰丸」を持つ。
光の戦士と同じく「超える力」を持っており、あらゆる生命の声を聞くことができた。また一説では星の声と語り合うことすらできたという。
その異能ゆえに同族の人々に疎まれたが、本人は気にも留めず、力を使い人助けを続けた。その中で瑞獣(千年生きた動物の神霊)とも意思を通わせ、後に四聖獣と呼ばれる玄武・白虎・朱雀・青龍と共に世直しの旅をするうち、英雄に祀り上げられる事となる。
「超える力」によって心を通わせた四聖獣からの信頼は篤く、とりわけ朱雀は一途にテンゼンを愛していた。
紅玉海の火山島・獄之蓋にて、アラミタマ(瑞獣が陥る凶暴な状態)により暴走していた瑞獣・黄龍を退治するよう時の帝に命じられたテンゼン。しかし黄龍の神通力はあまりに強く、己の命と引き換えに封印するのが精一杯だった。
残された四聖獣は深く悲しみながら、獄之蓋の最奥、黄龍を封じた醴泉神社を長い間守り続けて来た。
しかし歳月によって封印が劣化し、黄龍復活の気配が高まる。
もし黄龍が復活すれば獄之蓋が大爆発して未曾有の大災害になる可能性が高く、再封印の鍵となる四聖獣も己に発現しつつあるアラミタマに苦しむ中で、光の戦士が導かれるかのように登場。彼らのアラミタマを鎮め黄龍を再封印する戦いが始まる。
故人である為に登場は回想シーンのみだが、外見はFF11のテンゼンとほぼ同じ。
当時、「四聖獣奇譚」第二弾ボス・朱雀がボイスつきで「テンゼン」の名を呼んだ為に、Twitterのトレンドに入ってしまい、FF14をやっていないFF11プレイヤーが驚くという珍事が起きた事がある。
ディープダンジョン「アメノミハシラ」(ソロ攻略は可能だが難易度が高いコンテンツ)踏破者という設定が存在する。
その後「暁月のフィナーレ」パッチ6.3にて「タタルの大繁盛商店」がアップデート。
「四聖獣奇譚」をクリアしている場合に解放される物語では、テンゼンの子孫を名乗る胡散臭い男を巡り一騒動が勃発する。
また2015年・2017年・2022年に開催されたFF11とのコラボイベント「星唄異聞」にて、FF11の方のテンゼンの娘・イロハが登場している。