概要
エルガイムの量産型のB級ヘビーメタル。フレームは8割近くの部品がエルガイムと共通。というか、そもそもB級でありながらムーバブルフレーム式なのである。
さらにエルガイムと同型のA級HM用パワーランチャーを使用できる等、基本性能はB級としては非常に高いのだが、とにかく機体数を揃える事を優先して生産された結果、使用される部品は不良品に近い精度の低さで、実戦にて設計通りの力を発揮できたとは言い難い。逆にターナで運用された一番機(レッシィが使用した赤い機体)はパーツ選別や組み上げを入念に行っており、一般機(白い機体)とは別格の実戦性能を有する。この状態が本来のディザードという事なのだろう。
スパイラルフローシステムは生産開始当初は低コスト化の為に省略されていたが、小規模の改造で実装できるようで一番機をはじめ機体毎のカスタム化として導入、また後期生産型は最初から導入している。
エルガイムとは違いランダムスレートはオージェのように脚部後方にある。
B級HMは設計者の名前で呼ばれるのが通例であり、それに倣って本機も初期は設計者マスエル・ランバートの名から「マスエル」、一番機のみを「ディザード」と呼んでいたが、後にディザードに統一された。
活躍
赤い機体(元祖「ディザード」)には当初おもにガウ・ハ・レッシィなどが乗り込み
ポセイダル軍と戦ったが、そのレッシィが去った後はミラウー・キャオが使用した。
各地反乱軍に配備されてからはアローン(ゴロンゴ)に変わる主力機としてかなりの数が製造された。
量産されすっかりやられ役と化したディザードだが、最終回ではキャオ機がダバのエルガイムに
組付いた13人衆バーン・ガニア・キラーズのアシュラテンプルの隙を突き致命傷を与えた。
余談
アニメ中では外見がエルガイムに酷似し武器も共用している為、
後半などでのエルガイムと共に白い機体が大挙しているシーンでは判別が難しくなってしまう。
また、同じB級HMバルブドにも微妙に似てる。
装備
パワーランチャー
ハンドランチャー
セイバー
ランサー
Sマイン
バインダー(エルガイムと同じもの)
固定型ランドブースター「ライト」