概要
オーストラリアで発見された約6億年前の地球に生息していた古代生物の一種。
先カンブリア時代のエディアカラ紀の海中に生息していたエディアカラ生物群の代表的な生き物で、最大で1.2mにもなるディアカラ紀最大の生物でもある。
1m近い平面的な広がりの扁平な形の体はその広がりに比べて僅か3mm程度しかない。
また全体的に楕円形の形状をしているその体には、放射状に周囲から中央に向かって多数の溝があるという特徴を持つほか、上から観察すると前後方向に多数の幅の狭い体節に分かれている様に見えるが、実際には融合し分節しない縦長な部分が残っている。
生息域は比較的浅い暖かい海であったと考えられており、海底をゆっくり漂流していたか、這うように移動していたと考えられている。
なお、現生の動物の祖先なのか、全く異なる生物なのか、その正体については未だに一致した見解を得ていないらしい。