お兄ちゃんが助けに来てくれるまでわたし、待ってるから!
概要
『運命の巻戻士』の主人公、クロノの妹。原作第4,5,6話に登場(『コロコロオンライン』上では4話と5話の間に読み切り版である0話が挟まっており、web上の表記では4,6,7話となることに注意)。また、原作31話で彼女に関する重要なセリフがある。
(以下、原作のネタバレあり)
原作第3話でクロノが「難易度SSの任務、"CASE999"をやりたい」という発言をし、一人の少女が交通事故に遭うのを回避したい、と言うことが示され、その次の話の4話からその内容が明かされた。
4話の4年前、クロノ(当時10歳)とトキネは長針町の長針小学校に通っており、クロノはいじめられており、トキネはそれを助けた。正義漢の強いトキネに卑屈になるクロノ。しかしトキネは誘拐され、トキネの発言で勇気を出したクロノはトキネを救うことに成功。しかし、トキネは逆恨みした誘拐犯によってひき殺されてしまう。
そんなクロノの前にシライが現れ、時を巻き戻す。シライは巻戻士でもないクロノが巻き戻った時を覚えていることに驚くが、二人はトキネの運命を変えるために協力する。だが、うまくいったと思いきや、トキネはワンオクロックに射殺されてしまう。何度も巻き戻す中、最終的にシライは右目のリトライアイを破壊され、これが最後のチャンスとなった時にダメ押しのようにワンオクロックから「隣町のコンサートホールに爆弾を仕掛けた」ことを告げられ、「トキネの命かコンサートホールの二千人の命か選べ」と言い残してワンオクロックは姿を消す。
悩むシライにトキネは「早くみんなを助けて」と自分よりもコンサートホールの客を優先するよう言う。トキネはクロノに「今まで何度もお兄ちゃんが助けようとしてくれてたの、なんとなく覚えてる」と言い、クロノは「今は無理だけどいつか必ずお前を助ける」と誓う。トキネは「待ってるから」と笑顔でトラックに轢かれるのだった。
プロフィール
関係
クロノ:彼女の兄。彼女の死をきっかけに巻戻士となる。
シライ:巻戻士。彼女を助ける任務でこの時代に降り立ったが、彼女を助けることはできなかった。
ワンオクロック:クロックハンズのリーダー。彼女を執拗に殺そうとする。
ゴロー隊長:彼女と面識があるらしい(原作31話より)
公式動画
【漫画】最愛の妹を救う事はできるのか?【ストーリー編EP1】
【漫画】殺され続ける妹を死のループから救えるのか!?【ストーリー編EP2】
【漫画】拳銃VS刃!!妹を守り抜き運命は変えられるのか!?【ストーリー編EP3】
謎・考察
2024年8月4日の時点で、「なぜワンオクロックが彼女を執拗に殺害しようとするのか」、「なぜゴローが彼女と面識があるのか」、という謎がある。可能性としては、「本来の歴史では彼女は優秀な巻戻士となっており、ワンオクロックが幼少期の彼女を殺害することによってタイムパラドックスが発生し、巻戻士としての彼女も消滅した」というのがある。劇中ではシライが敵襲によって既に一度消滅しており、この作品中においてはあり得ることである。また、彼女は巻戻士でも記憶できない「自分が死んだ回のことをぼんやりながらも覚えている」という極めて稀有な体質の持ち主であり、優秀な巻戻士であった可能性は十分にある。
また、もしクロノが"CASE 999"に成功して幼少期の彼女を助けた場合、今存在する「幼少期の彼女を喪ったことによって巻戻士となったクロノ」の存在はどうなってしまうのか?という疑問もある。