この記事にはネタバレが含まれます。
日比乃ひびき、その正体とは死徒二十七祖二十七位コーバック・アルカトラスが生み出した魔術礼装「聖典トライテン」そのものである。
トライテンとしての力を引き出すときは服装、雰囲気が大きく異なるため千鍵は「トライテン=ひびき」と認識できなかった。
聖典トライテンの正体は生命(この場合、自己進化を可能とする知的生命体のこと)の存在しない宇宙のモデルケース。しかし、宇宙として成長する過程で生命を生んでしまった。それ自体は神の御業であり、主の愛を突き詰めたトライテンが人間を生むなら世界が主の愛そのものだということの証明になる。しかし、その聖典をコーバック自身が作ったことで、神を作ってはならない教義に反してしまう。なにより、人間が作れる神ということは......。
『FGO』にて、ウェイバー・ベルベットは大魔術師とはいえ宇宙のモデルケースを作れる上級死徒が存在するなら、それは自分たちの世界とは別の世界であると推測している。
ではひびきはFate世界には存在していないのか?というと、以下の描写からFateシリーズに属する世界でも何らかの形で存在はしていることが窺える。
- ドラマCD版『Fate/EXTRA』で過去の人物を再現したNPCとして千鍵と共に登場。
- 『Fate/Labyrinth』では「コーバック・アルカトラスの第七迷宮」が登場。ただし、この迷宮がトライテンを守るために作った「一大迷宮・アルカトラス」と同一のものであるかは不明。
- 『Fate/strange Fake』ではフランチェスカがアルカトラスの大迷宮の攻略を聖杯への願いとしている。
- 『strange Fake』と同一世界と示唆されている『氷室の天地』に千鍵、ケータイさんと共に登場。
ただし、これらの世界は『Fate/stay night』を基準とした世界とは別の世界であるため、『stay night』を基準とした世界にひびきが存在するかは不明。