概要
少女「リリー」が物語進行の鍵となるトラウマを抱える友人の少女「フィネ」、隣人の少年「ルカ」とともにトラウマの正体を探る探索型ジュブナイルアドベンチャー。エンディングは一種類のみ。
※本編には残酷・グロ描写が一部含まれるため苦手な人はプレイする際には注意が必要。
2017年11月17日にはサウンドトラック&ドラマCDが発売された。
※2024年現在、公式サイトは消失。ゲームを遊ぶことは可能で、配信サイトの『ふりーむ!』からダウンロードできる。
ストーリー
扉の向こう、そこは、彼女のトラウマが具現化した異世界――トラウマ*トラウムだった。
ヨーロッパにある「信じる心が夢を現実に変える」という不思議な言い伝えがある小さな町・トロイメンベルク。
素朴な町を舞台に、少女はトラウマを具現化した異世界ーートラウマ・トラウムに入り、過去を遡っていく。
思春期少年少女による探索型ジュブナイルアドベンチャー。豪華声優陣によるパートボイス。
登場人物
(一部公式ホームページ引用 ※CVはゲーム本編のものとする。)
操作キャラクター
フィネ・アンデ (CV:咲々木瞳)
「ううん、なんでもない。どっちでもいいよ」
(※イラストの左の人物)本編のヒロイン。人目を引くほどの美人だがそれとは裏腹に大人しく自己主張が苦手な少女。兄と二人暮らしをしている。
トラウマから来る男性恐怖症で兄以外の男性には挙動不審な態度を取ってしまう。
能力は「開示」。体力は1で操作キャラ史上一番少ないが、物語進行の鍵となる物などに触れるには重要な役割を持つ能力の持ち主。
リリー・マイヤー (CV:鬼頭明里)
「えへへ、ほら、リリーちゃんかわいいから!」
(※イラストの中央の人物)本編のもう一人のヒロイン。底抜けに元気で人懐っこい少女だが少し頭が足りない。可愛いもの、特に人形が大好き。何処かおかしいフィネを見て助けたいと思う。
能力は「攻撃」。体力は7で本編では唯一向かってくる敵に攻撃できるキャラの為、操作は彼女がメインとなることが多い。
ルカ・レッツェル (CV:石川界人)
「んなことよりお前、体力の消耗のしすぎだ。友達の前に自分の粗忽さをなんとかするべきじゃないか?」
(※イラストの右の人物)リリーの隣人で町で唯一黒髪を持つ少年。皮肉屋で口が悪く、語彙力でリリーをからかうのが趣味。
町に有る名門・グートシュタイン・高等中学(ギムナジウム)の生徒で医学に通じている為、彼に話しかけると回復をしてくれる。能力は「回復」。体力は20で攻撃は出来ないものの、操作キャラの中では一番の打たれ強さを持つ。
操作キャラクターを取り巻く者たち
ラインハルト・ヴェルナー (CV:小林裕介)
「ところで君可愛いね!ね、良かったら今度ボクとお茶しない?」
孤児院に住むリリーに声を掛けてきた実業学校生。軟派な性格で女好き。素行が悪いため、トロイメンベルク一の問題児と言われている。ある事件を追っているらしいが・・・・・・?
ナル・クライン (CV:堀江瞬)
「魔法とはね、夢見る心が生み出す力なんだよ。」
リリーたちの前に突然現れた何もかもが謎に包まれた子供。
自分を『魔法使い』と称し、トラウマ*トラウムの事についても詳しく知っており、この物語のヒント役兼セーブ役でもある。基本は玩具屋の地下室にいる。
カールヒェン・モン (CV:熊谷健太郎)
「マールもレオンもオレの弟分だからな。オレが守ってやらねえとな」
孤児院に住む『カメレオン・トリオ』のリーダー。通称「カーム」で、『ちびのカーム』と呼ばれている。ガラは悪いがはっきりした性格でルームメイトのマールとレオンの兄貴分的存在。
マリウス・ディーナー (CV:渡辺紘)
「・・・・・・カームがいいなら、いいけど。」
孤児院に住む『カメレオン・トリオ』の一人、通称「マール」。
三人組の中で一番背が高く『のっぽのマール』と呼ばれている。無口・無表情で何を考えているかわからないがカームの言うことは付き従う。
レオン・エストマン (CV:田丸篤志)
「あんたらとは違うんだよね、出来が。ひゃははっ」
孤児院に住む『カメレオン・トリオ』の一人、通称「レオン」。
『メガネのレオン』と呼ばれ、3人組の中では一番性格が悪く、人を煽るのが大好き。カームとマール同様実業学校生だったが、何らかの事情でギムナジウムに転校したらしいが・・・・・・?
フィネの兄 (CV:高橋伸也)
フィネのたった一人の兄。古道具屋を営みながらフィネと2人暮らしをしている。
見た目は優しそうな美青年であるが、中身はかなりの変人で重度の古道具マニア。かなりの心配性でフィネに男性に近づけない様にしているようだが・・・・・・?