「わたし、口より先に“足”が出るタイプなの。 」
概要
著:伊吹秀明、イラスト:四季童子、によるライトノベル。
ストーリー
主人公、葉桜栄斗はちょっとややこしいワケありの高校生。友達との付き合いでオタク系ショップに寄った帰り道で栄斗はオタク狩りに遭ってしまうのだが、襲ってきたヤンキーを撃退した。それ以来彼はストリート・ファイトの魅力に取り憑かれ、ストリート・ファイトで、道場やジムで得られなかったものを求めていた。ある日、旧友から「トルネード」の通り名でストリート・ファイト界隈を騒がせている美少女がいることを知った栄斗は調査を始め遂に対面を果たすのだが、彼女の正体は栄斗のよく知る人物だった……。
登場人物
今作の主人公。歳は15歳6ヶ月、高校一年生。ボクシング、空手、柔道など色々な競技をかじった格闘技オタク。(友人達と違いアニメなどのオタク趣味はない。)第一志望の私立高校に合格したものの経済的理由から円乗寺家に書生として雇われる事となった。
今作のヒロイン。モデルのようなスラリとした脚と落ち着いた佇まいをしており、見た目は深窓の令嬢そのものであるが、本人は周囲からお嬢様扱いされるのを気に入らないようである。趣味はカエルグッズ集め。
トルネード
正体不明の女ストリート・ファイター。又の名を「純白の天使」。
カポエラを使い大の男二人を瞬殺する腕前を持つが、目撃情報からは眼を見張るほどの美少女である事しか情報が残っていない。
栄斗の幼馴染。小さい頃はよく栄斗と格闘技ごっこをして遊んでいた。
その経験が彼女の才能を目覚めさせてしまうことになる。
七味の姉。劇中時間の夏で18歳になる。栄斗達の通う私立邦王学園高等部の生徒会長を務めている。Hカップ並の爆乳を誇るが、ある格闘技をやる上でそれは致命的な弱点となってしまう…。
口髭とパイプをくわえた姿が絵になる40代後半のナイスミドル。元々円乗寺の一族は鎌倉時代まで遡る由緒ある家柄だったが、円乗寺家自体は傍流も傍流であった。成伴は一族から変わり者扱いされたあげくグレてしまい、若い頃は南米で香辛料などのビジネスに手を出していた。弟夫婦が不在となった現在では、姪っ子である一味、七味姉妹の保護者役となっている。
外見年齢が十代後半の少女。中国武術の南拳を使う。デニムのミニスカを穿いて男相手に動揺を誘う戦法を取っていたことで「トルネード」だと誤解されていた。