キャラクター詳細
3DSゲーム「パズドラZ」に登場するキャラクターで、本作のストーリーボス。
悪の組織「パラドックス」の首領。
※ストーリーの核心部に関する記述を含みます※
ゲーム版のドグマ
出自
非常に血気盛んで力のある竜人族の若者。210歳。
褐色の肌に逆立つ白髪、髪と同じ色の角と尖った耳、わずかな牙と、青黒い翼・尾を持つ。筋肉質な体には白い紋様が刻まれ、エスニックな雰囲気の衣装をまとっている。
強力な力を持ち、5柱の天空龍にテイマーの実力を認められたドラゴンマスターでもある。
13,000年前にドラクメシア大陸の北方、ディストピアの地を支配し、天空龍に挑んで神と等しい存在になろうとした地龍王アヴァロンの子孫である。
地龍王アヴァロンについてはエニグマ(パズドラZ)項をあわせて参照のこと。
ちなみに竜人族は進化の過程で人間の形に近づいたドラゴンの一種だが、ゲーム最終盤にて姿を現した地龍王アヴァロンのドラゴン然とした姿が持って生まれたものだったとしたら、13,000年の間にかなり人間に近づいていることになる。
ドラゴンの歴史とドグマの野望
かつて世界にはドラゴンの力の源であるドロップが満ち溢れ、ドラゴンたちは機械を駆使する非常に高度な一大文明を誇っていた。
しかしアヴァロンの天地戦争によるドロップの浪費・枯渇により、栄耀栄華を極めた古代ドラゴン文明は破滅を迎え、ドラゴンはドロップを求めて地下に移り住むことを余儀なくされた。その後ドロップの不足により大半のドラゴンたちは次々と理性を失いモンスター化していき、ドラクメシア大陸はやがて人間が支配するようになった。
また、ドロップを操ってドラゴンを使役する人間「ドラゴンテイマー」が現れたことにより、人間とドラゴンの間には良好な関係が築かれていた。
このことをドグマは人間がドラゴンを奴隷として扱い、地下に追いやったものとして恨み、世界を一度崩壊させて組み直し再びドラゴンの時代を到来させるべく、本編の50年ほど前に「パラドックス」を組織。
そこに復活を目論む地龍王アヴァロンがエニグマとして1年前に組織に加入し、ドグマに様々な禁術を伝えたことにより活動は一気に本格化した。
パラドックスとしての活動
ドグマはエニグマに伝授された禁術を用いて、Z界に眠っていた命天龍・ゼルクレアと死天龍・アークヴェルザを現世に強制転生させ、まだ幼い姿であった死天龍を強制的に覚醒、支配下においてその神の力を我がものとして振るった。
命天龍は取り逃すも、死天龍の神の力で世界を構成するピースを分断し、世界を崩壊に導こうとする。
しかしその力を行使したことでドグマは極度に消耗し、ストーリー終盤までは本来の力を振るうことはできずに、ほとんどの期間、根城である魔城アヴァロンでの休息を余儀なくされた。
なお、魔城アヴァロンは本来は死天龍の神殿だが、ドグマの居城として禍々しく改造され、かつて地上を支配したドラゴン族の王・地龍王アヴァロンにあやかって命名された。
主人公との対決とその後
幾度かの小競り合いのような戦いのあと、魔城アヴァロンにて万全の体制を整え、完全に支配下においた死天龍・アークヴェルザを操って主人公と対決するも、成長した主人公の前に敗れる。
ドグマはエニグマに命じて死天龍と融合する究極進化を試みるが、本性を現したエニグマの造反によって、逆に器として肉体を乗っ取られてしまう。肌が青色になり、髪と体の紋様は赤紫に変化し、翼の皮膜面にはオレンジのグラデーションがかかり紋様が浮き出た。
エニグマに乗っ取られたドグマはそのまま死天龍と融合、五天龍の力をも取り込み、「究極生命体(ウルティメイト)・エニグマ」としてゲーム内ラスボスに進化する。
主人公によってエニグマが倒されると、肉体を解放されて元のドグマに戻る。
戦いによってひどく傷つき、当分は再起不能の状態でいずこかへ去っていくが、従来どおり口は達者で、世界征服の野望は全く諦めていない。
ストーリークリア後の裏ラスボス戦後にも現れ、戦闘にはならないものの改めて再来を宣言した上で立ち去る。続編が期待される。
ちなみに裏面をクリアすると、おまけ要素としてドグマが助っ人として使えるようになる。
コミック版のドグマ
コロコロコミックで連載中のコミック版では、2014年5月号から本格的に登場。
ゲーム版と比べてより貪欲に強者との戦いを求め、主人公ゼットの師匠で伝説のテイマーであるクウカイと衝突し、これを破った。
この戦いで師を失い悲しみ怒るゼットとの戦いを配下のジレンに託して去る。