概要
凶魔を率いる統領の一体。つぶらな瞳と柔かい毛並を持つリスを掛け合わせたような犬の凶魔。口調は丁寧で礼儀正しいが、目的のためには手段も犠牲も問わない。
雷撃を操る力と姿を自在に変える力を持つ。戦闘能力はハンスと互角と強いことは強いが、六花の勇者最強のチャモが六人いても勝てないとされるカーグィックや六花の勇者数人と渡り合える凶魔を複数配下に持つテグネウなど、他の統領と比べると見劣りしテグネウからは「相変わらず弱い」と馬鹿にされている。
約200年前に魔神から離反した反逆者で、魔哭領を離れ少数の配下と共に人間社会に潜伏している。
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以下ネタバレ注意
他の凶魔を愛する感情を持つ稀有な凶魔で、かつては同じように凶魔を愛するカーグイック、テグネウと友人関係となり協力して二代目の六花の勇者と戦ったが、敗北後に六花の勇者の一人だったハユハと共に魔神の正体を調べることになり、魔神の正体を知ったことで魔神に対する忠誠心を失い「醜く狂った化け物」と嫌悪するようになった。
カーグイック、テグネウと対立するようになり、六花の勇者を最も多く殺害したものに他の2人は従うを契約を結ばせる。
その後は、魔神を代替わりさせて凶魔を人間と共存できる存在に生まれ変わらせて、さらに新しい魔神を人間の世界に攻め入り世界を統一し人間と凶魔が共存する世界を造ることを目的として活動する。
「人間と凶魔の共存できる世界を造る」と言えば聞こえが良いが、ほぼすべての凶魔はそのようなことを望んでおらず凶魔からすれば愛する魔神を殺す敵でしかなく、人間側にしても現在の王制を新しい魔神を使って滅ぼし大勢の人間を殺そうとする(ドズーたちは約50万人が犠牲になると予想している)侵略者でしかなく、単なる独善に過ぎないともいえる。
ハユハから六花の紋章を受け取っており、同志のナッシェタニアに与えて六花の勇者を殺害させる計画を立てるが失敗。
敗北したナッシェタニアと合流した後はカーグイックの配下に手勢を全滅させられた。
その後はカーグイック、テグネウを倒すまでという条件で六花の勇者と手を組むが、実行には移さなかったものテグネウとの戦闘の最中に六花の勇者を裏切り殺害する計画を立てるなど、あくまで六花の勇者を利用しているに過ぎない。