概要
2012年公開の劇場作品【ドットハック セカイの向こうに】では、タイトルがカタカナで表記されている。おそらく幅広い年齢層に受け入れられる様に、読みやすくしたものと思われる。比較的マニアックな他の.hackシリーズと違いネットゲームを題材としてはいるが、普通の女子中学生が主人公の青春物っぽい作品に仕上がっている。
他の作品とは違い、主要キャラには過去に登場したプレイヤーが全くいないものの懐かしい単語や能力は登場している。
しかし、主要メンバーも何故か旧作キャラと同じPCエディットかつパーティー構成(3rdシーズンでよく見られるが、明確な理由付けは今の所なされていない。)であり、過去作品の設定を考えると不明瞭な点も多い。
2024年--―。福岡・柳川に住んでいた中学2年生の女の子、有城そらは流行に疎く、周囲の友人たちが世界的に大流行しているオンラインゲーム「The world」に没頭している中で取り残されたような気分で毎日を過ごしていた。そんなある日、同じクラスメイトである田中翔がネットゲームに夢中になっているのを目撃する。彼の言葉とネットを嫌っていた祖父もプレイしていた事を知り、彼女も「The world」に興味を持ち始め、サーバーロボのまことさんによりお試し版の作成済みPC「カイト」を用意された彼女はセカイへと飛び出す、そしてそのすぐ後に謎の白い女性アウラに出会うのであった―――。