概要
店舗などで、車に乗ったまま、商品の売買やサービスを受けることができるシステムや、そのための設備のこと。
ファストフード店のドライブスルーが有名だが、ほかにも様々な業種のドライブスルーが存在する。
一般的な形式としては、店舗の敷地内に一方通行の通路が設置され、運転席の窓から届く位置に電話機や窓があり、車から降りることなく手続きや商品の購入が可能になっている、というもの。
あくまでも持ち帰りを簡便にするためのシステムであり、運転しながら食事をとることを推奨するものではないので注意。
ちなみに、自動車に乗車したままで飲食できる商業施設はアメリカで「ドライブイン」と呼ばれる。
治安良好な日本では手軽さが特に意識されるが、車から出る必要がないことから防犯効果も大きく、記録に残っている最古のドライブスルーは、1930年アメリカの「ドライブスルー銀行」である。(因みに、日本では1990年代以降に大垣共立銀行が愛知県と岐阜県に1か所ずつ設置。)
日本での初導入は1965年の山本海苔店ではないかと言われている。