概要
しっぽ団を統べるボスで、通常のももんじゃとは違って尻尾が6本生えており、左目には眼帯を付け、ボルサリーノハットを被り、常に葉巻を銜えているももんじゃ。
目的のためなら手段を選ばない性格で、しっぽ団の誇る財力と技術力で作り上げた巨大兵器を利用した侵略行為も辞さない等、様々な悪事の限りを尽くす。
スラもり1
ある大いなる計画のためにしっぽ団を率いてスラバッカ島を襲撃し、主人公を除くスーランの町中全てのスライムを捕らえ、スラバッカ島を占領する。占領後はスラバッカ島のとある遺跡を本拠地にし、自身の計画の邪魔をしようとする主人公が来るのを待ち続けた。
自身の前に現れた主人公と戦うが、自身は椅子に踏ん反り返ってその場から動かず部下(黒いサングラスをかけ、ボスと同じような帽子を被った普通のももんじゃ)に銃撃させて攻撃を行う。また体力が1/3程削られると画面に向けて銃を撃ち、画面に罅を入れてプレイヤーの視界を遮ったりしてくる(この時に「そうさしているヤツの見てる画面をはかいするもじゃぁ!!」とメタい発言をする)。
体力を全て削ると主人公を仕留められない部下への不甲斐なさに痺れを切らしたドン・モジャールはついに自らの手で主人公を倒さんと重い腰を上げる。
一億ゴールドもの大金をかけて開発した巨大ロボット「らぶりーモモちゃん号」に搭乗して第二回戦に以降。両腕をロケットパンチで攻撃したり、バナナの皮を撒き散らして主人公を妨害してくる。スラ・ストライクがまったく効かず、手も足もでない主人公(スライムだけに)のピンチにスーランの町の仲間たちが駆け付け、彼等を担いでドン・モジャールに向かって投げ飛ばして攻撃して倒そう。
仲間たちの力を借りた主人公の前には大金をかけて作ったロボットは敵わず、ロボットを破壊されたドン・モジャールは激昂。敗北を認めようとせず、最後の切り札として帽子から変化の杖を取り出し、自身を巨大化して主人公たちを叩き潰そうとする。しかし大きくなりすぎて天井に思い切り頭をぶつけてしまい、後頭部に目立つほどのたんこぶが出来てしまう。
本人曰く「触るだけで凄く痛い」らしい。
遺跡の中では戦い辛いので屋外に移動して第三回戦に以降。最後の戦いが始まる。
画面奥に移動して宝箱から二丁のマシンガンやバズーカを取り出して銃撃したり、主人公に接近して両腕を振り下ろして攻撃したりする。両腕を振り下ろしたところにスラ・ストライクで攻撃すると目を回して主人公に背中を向ける。そこには大きなたんこぶがあり、そこを攻撃するとスラ・ストライクの倍のダメージを与えることが出来る。スラ・ストライクではたんこぶに攻撃出来ないので、ドン・モジャールが宝箱から銃器を取り出す際に主人公の元にガラクタを投げ飛ばしてくるので、それを拾って、たんこぶに向けって投げつけて攻撃しよう。
最後の切り札も通用せず、主人公に敗北し、元の大きさに戻ったドン・モジャールはついに観念した。
何故ドン・モジャールはスラバッカ島を襲ったのか?ドン・モジャールの言う大いなる計画とは何なのか?それはスラバッカ島にあるという「スライムのしっぽ」なる宝物を手に入れること。そしてそれを自分が推しているアイドル「モモちゃん」にプレゼントすることだったのだ。
モモちゃんはスライムのしっぽを欲しがっていたため、それを手に入れるために調べつくした結果スラバッカ島のどこかにあると知り、今回の騒動を起こしたのだ。
ドン・モジャールはスライムのしっぽを「しっぽの生えたスライムの形をした大きな宝石」だと思い込んでいたが、スライムのしっぽとは今自分たちがいる遺跡及び島のことだった。スラバッカ島を遠くから見るとスライムから尻尾が生えているように見えるからそう呼ばれている。
それをグランじいさんから知ったドン・モジャールは大きく肩を落とすが、モモちゃんはスライムのしっぽにはもう眼中になく、現在は「デスピサロのひげ」を欲しがっており、それをテレビで知ったドン・モジャールはそれを探すためにスラバッカ島を去る。
アイドルへのプレゼントのためにスラバッカ島の住民達に迷惑をかけていたことを知ったミイホンたちはただ呆れ果てるのだった。
スラもり2
今度は「勇者の笛」を手に入れるために主人公達の故郷スーラン王国を襲撃する。前作同様王国中のスライム全員を捕らえてしっぽ団員に勇者の笛を探させている。
スーラン王国の王女「ペココ姫」を誘拐していたのだが、ペココ姫は非常に食いしん坊でしっぽ団の本拠地「空中要塞デスモージャ」に来てからずっと要塞内の食料を食べ続けていた。このままでは要塞の食料全てが食われてしまうことを危惧したドン・モジャールはペココ姫をスーラン王国に送り返すために要塞を動かす。主人公が要塞に乗り込み、自身の元に来るまで「もっと食べ物をくれ」とせがむペココ姫と喧嘩していた。
主人公に対峙したドン・モジャールは対決。
前作同様自身は椅子に座ったまま動かず、銃を持った部下を呼び出して攻撃させている。だが丸鋸型のカッターを起動して攻撃する。大量の小さなももんじゃを主人公に纏わりつかせて妨害するなど、攻撃パターンが増えている。
だが体力が半分になると帽子から魔法の杖を取り出して、蛇のように胴体の長いドラゴンの姿となった「ドン・ドラゴン」となって襲い掛かる。部屋中をぐるぐると駆け回りながら口から火炎の息を吐き出して攻撃してくる。頭にしか攻撃が通らない。
主人公に倒されると食べ物をくれないドン・モジャールに痺れを切らし、自分で探すと言って部屋から出ていったペココ姫が「魔王の笛」を持って現れる。ドン・モジャールは興味本位で笛を吹こうとするペココ姫を制止するも、聞く耳持たずに笛を吹かれてしまい、笛の中に封印されていた大魔王オン・ゾ・エーグが復活。復活した大魔王にドン・モジャールは身体を操られてしまう。
主人公に大魔王が倒されるとドン・モジャールは正気に戻り、騒動を起こした理由をミイホンに問い詰められる。それは前作同様、勇者の笛を「モモちゃん」にプレゼントすることだった。
プレイヤー「またかよ……。」
しかしモモちゃんは勇者の笛はもういらないようで、今度は「ドルマゲスのステテコ」を欲しがっていた。またもやテレビでそのことを知ったドン・モジャールはドルマゲスのステテコを手に入れるために行動を開始する。
スラもり3
海が舞台とだけあって海賊帽とコートを身に着け、右手はフックを付けた姿となって登場。海賊の船長らしい恰好をしている。
今度は悪の組織のボスらしく世界征服を企てている。そのためにスーラン王国に伝わる秘宝「虹のオーブ」を奪い、世界中に解き放つ。それによりオーブの力によって命を与えられ怪物と化した世界各国のモニュメントが暴れ始める。
最後のオーブ「あかのオーブ」は彼が持っており、自身はモジャパンにあるしっぽ団の本拠地「モジャパン城」にて主人公を待ち構え、主人公が自身の前に現れるとオーブの力を取り込んで巨大化し、主人公を倒さんと爆弾を投げたり、刀を振り回したり、右手のフックをロケットアンカーのように飛ばし、主人公を捕まえて爆撃するといった攻撃を仕掛けて襲い掛かる。
主人公が勝利すると更に巨大化。城の屋根を突き破り第二回戦に以降。前々作とは違い頭にたんこぶは出来ることはなかった。左目の眼帯は義眼になっており、そこからビームを撃ち出したり、息を思い切り吸い込んで吹きかけて攻撃する、部下に攻撃を命じるといった攻撃をしてくる。
またもや倒されると今度はオーブの力でモジャパンの火山(どう見ても富士山)から巨大な「ドン・モジャール船」を創造。最後の船バトルが始まる。
船バトルでは空から主人公の船に侵入してサーフボードに乗って高速移動しながら爆弾を投げて攻撃したり、竜巻が起きる勢いで回転して攻撃して船の中を滅茶苦茶にしてくる。なお竜巻攻撃は主人公と仲間を引き寄せる効果もあるため回避は困難。
激しい海戦が繰り広げられるが、勇敢に挑んでくる主人公たちには敵わず、船の動力源を破壊されて船は沈没。船を失い、自身も溺れていたところをスライバに引き上げられ、捕縛されてしまう。彼の世界征服の野望はたった今潰えたのだ。
しかし何故ドン・モジャールは世界征服を企てていたのだろうか?
それは全ては愛しのモモちゃんのためにやったのだ。世界中の人々に彼女の出ているテレビ番組を無理矢理見させ、視聴率ナンバー1にし、彼女をトップアイドルにするためであった。
プレイヤー「やっぱりな、こんなこったろうと思ったよ……。」
モモちゃんのライブの時間となり、テレビを見ようとするがテレビがアナログだったため見ることが出来なかった。地デジ対応のテレビを手に入れるために旅立って行った。