概要
『スライムもりもりドラゴンクエスト2 大戦車としっぽ団』のラスボス。
赤レンガの巨大竜のような戦車であり、戦車でありながら意思を持つ。
元々は「大魔王の笛」に封印されていたのだが、しっぽ団が大魔王発掘現場でこの笛を見つけ出し、ドン・モジャールが誘拐していたペココ姫がこの笛を吹いてしまうことで現代に蘇る。
復活後はドン・モジャールを自らの配下として全てを破壊せんと飛び立ち、主人公とスライバは互いに戦車に乗り込んでそれを止めようとするが破壊光線で蹴散らされてしまう。
が、「レンキン様」の「きゅうきょくレンキン」の力で二つの戦車は、つばさの勇車・ゴッドスラリンガルに合体…という少年漫画のような展開を経て最終決戦に挑むことになる。
戦闘BGMはなんと序曲。熱い展開を盛り上げるのに一役買っている。
HP1500、メラゾーマや隕石など高威力の弾を高頻度で撃ってくる他、敵専用の弾である赤いドリル状の武器を撃つ。
また、HPをある程度削るとイベントムービーでも使用していた破壊光線をチャージし始める。
一定以上のダメージを与えることで阻止ができるが、できなかった場合は約200ダメージを食らう上に全弾撃ち落されるという強力な技となっている。
チャージ時の独特なSEや放出時の派手な演出も含めて印象に残りやすい技である。
最終決戦は必ずこちら側のHPが1000で固定される他、スライバ以外の仲間を連れて行くことはできない。
敵側に乗り込むことは可能だが、オン・ゾ・エーグが自前で弾を発射しているため弾撃ちの妨害はできなくなっている。
こちらのHPが0になるとドン・モジャールが乗り込んでくるが、これがかなりの強敵となっており、エンジンルームに侵入されると射程の長いビームを撃たれて一瞬で破壊されることも。
オン・ゾ・エーグのHPが0になると、他の戦車同様エンジンルームまでの道が開かれるが、異様に長い道のりとなっており、ドン・モジャールも妨害してくる。
また、エンジンは他の戦車と異なりハート型ではなくオーブのようになっている。
エンディング後も何度も挑むことが可能。撃破する度に、メラゾーマや隕石などの強力な弾やそのレシピが得られる。
余談
- 続編の『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』では名前だけ登場。なぜか表記から中点が抜けて「オンゾエーグ」になっている。
- 名前の由来は仏教の八苦のひとつ、怨憎会苦(おんぞうえく)。怨んだり憎んだりしている人と会わなければならない苦しみのこと。もっとも、コイツは先述したように有用なアイテムをドロップするため寧ろ積極的に会いたい敵ではある。
関連タグ
しん・りゅうおう…見た目が似ている