もしかして→東條希(なぜかファンからこう呼ばれることが多いが、公式でこう呼ばれたことは一度もない。)
概要
キヨノサチコ作・絵の絵本シリーズで、比較的太めの波打つような描線で描かれた素朴な絵柄が特徴。「ノンタン」とは編集者の娘の友達のあだ名を戴いたものである。
1976年に最初の絵本『ノンタンぶらんこのせて』が刊行。
その後、絵本の他にCD、テレビアニメ、キャラクター商品などでも人気を博している。
ちなみに制作順での第1作は『あかんべノンタン』である。これは原作執筆当時「あかんべ」というイタズラを題材にするのは好ましくないのではないかという意見が出たためとされている。
当初絵本の著者はキヨノの夫である大友康匠(おおともやすおみ)名義となっていたが、後に夫婦名義を経て離婚後はキヨノの単独名義となっている。
当初、キヨノと大友康匠は偕成社に白い子ギツネを主人公とした『あかんべきつね』(後の『あかんべノンタン』の原型)を持ち込んだ。
その後、編集者からの提案により主人公がネコに書名も『あかんべどらくん』に変更された。
しかし『どらくん』という言葉が子供に発音しづらいということで最終的には『ノンタン』に決定された。
また、初期の原画では一見開きの中で画面が分割されていたが、編集者からのアドバイスにより画面構成を描き直している。
なお、ノンタン&タータンはキヨノの「知り合いの兄妹」をモデルにしたとされているが、作者のキヨノサチコが妹登場篇を描いた際にモデルとした「兄」に報告したところ「違いますよ、僕が弟です」と言われたそう。