カラ一の派生カップリングの一つ。
パイロットのカラ松と整備士の一松という設定のカラ一である。
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【パイ整】蜂蜜よりも甘いカラいちの日企画 短編 "Happy Announcement"
2月4日、「#蜂蜜よりも甘いカラいちの日」のために書かせていただきました。 カラ一がらぶらぶちゅっちゅしていれば参加できると聞いたので、一番爽やかにらぶらぶちゅっちゅしてくれそうな派生を考えて、パイ整を書きました。 親戚にCAがいまして、結婚式でこの「寿アナウンス」を見ました。寿アナウンスかわいいよ。 あとパイ整には毎晩Skypeして欲しいとか（遠恋感）、NYで結婚式して欲しいとか（エリートカップル感）、個人的な欲望を短い中に詰め込んでみました。 企画して下さったうなぎさん、ありがとうございました♪3,665文字pixiv小説作品
「その願いを無事に叶えられますように」
七夕ですね。 関東民ですが、熱さで死んでます。 大変久々になってしまいました。と、久々ですと大したものはやはり書けない…… 整備士×パイロット書きたかったのです！ 書けて満足です。多分これ以上は飛行機情報が無いので無理だなぁ…… タグを一カラ、カラ一にさせていただきました。というのもどちらの感覚で読んでいただいても問題ありません。 リバ地雷だと言う方は申し訳ないです。こっちだ！と割りきって読める、どっちも大丈夫な方でよろしくお願いします。 マフィアと年中、頑張ります。遅くて申し訳ありません。 今後活動がさかんに出来なくなるかもしれませんが、それでも！と言っていただけると嬉しいです。詳しい事はプロフィールの方をよろしくです。 長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いありがとうございます、では……2,728文字pixiv小説作品
私はあなただけを見つめる
パイ整っぽい何かです！！！ もう何が書きたいとかよくわからないけど書きなぐった！そんな感じの駄作ですw 知識に関しては全くの捏造です。本で読んだような知識を記憶から発掘したようなものです。 誤字脱字多いです。 そんなこと気にしねぇ！って人のみお願いします。カラ松は手紙ばっかりの登場ですスミマセン。 カラ一です！エロなしです！ もうカラ一大好きです愛してます本当にもうなんなの？！(逆ギレ) リアルで語れる人が居ません BL語れるリア友欲しいです(切実)11,537文字pixiv小説作品
空飛ぶバカ、地を這うネガティブ空飛ぶバカ、地を這うネガティブ ep.01 再会
おそ一の日、おめでとうございます！！ いつぞやのワンライで書いたキャプ整（パイ整）を元に、ずっとあたためていたお話です。 シリーズの1話で導入です。夏の話でごめんなさい。 以下、地雷ご注意ください。 ・カプ要素（おそ一、十カノ） ・書きたいところだけ ・おセンチ警報 ・キャラ崩壊 ・スペシャルハイパーご都合展開 ・視点ブレ、誤字脱字ごめんなさい ・勢いだけの拙文小説（一番大事） …特記は上記くらいでしょうか。 それでも大丈夫と言う心の広い方はどうぞよろしくお願いします！ おそ一は良いぞ！キャプ整は良いぞ！！ のんびり続きます。早くイチャイチャさせたいです！ 素敵な表紙、お借りしましました。 ありがとうございます。 https://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=5386550122,463文字pixiv小説作品
転生パイ整【転生パイ整】そらときみのあいだ【キャプション必読】
転生パイ整おそ一です。 個人的な趣味を山程詰め込んだので、必ずキャプションを最後まで読んでから先に進んでください。 ※前世は二人とも戦争に出て二人とも死にます。 ※戦時中の描写がたくさんあります ※間違いのないよう調べたつもりですが、何かありましたら心の目で変換してくださると助かります ※むつごとして転生します ※何かと四男の長男への風当たりがきついです ※甘いおそ一はいません ※モブがたくさん出ます ※おそ→→→→→一の方が合ってる気がします ※でもちゃんとくっつきます ※戦争という題材がとてもデリケートなものだと分かっていますが、どうしても書いてみたかったのです。もしかしたら調べ不足で史実とは異なっていたり、解釈が違ったりなどあると思います。気にならない方はよかったら読んでみてください。少しでも気になる方はお薦めいたしません。 以上、堅苦しく書きましたが、大事なことなので目を通してくださいませ。 あと最後に一つ。 ※おそ一は幸せになります。 以上のことがオールオッケーな方はどうぞ。 楽しんで頂けると幸いです。46,342文字pixiv小説作品
おかえりを言わせて。
泣き虫な一松と好かれたいカラ松の話。 いや～！パイ整！！見事にドハマりしてしまいましたね！素晴らしい！考えた人天才！！ありがとうございます！ 用語解説を本文中でできなかったやつをここでしたいと思います。 外回り→パイロットがフライト前に目視で点検をすること その他もろもろ、飛行機に関しては何の知識もないので、完全にネット＆知人の受け売りです。まちがっていたらすみません。 A１２３便のAは赤塚航空の略です！7,481文字pixiv小説作品
【原案投稿】コーヒーには覚醒作用があるんだよ。知ってる？
パイ整アンソロ(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65343743)に参加した時の作品ではなく、それのもとになったものです。 実はアンソロに出したものは修正版で書きあがって見直すと「パイ整関係なくない？」ってなったのでアンソロには別の原稿で参加しました。6,666文字pixiv小説作品
１周年記念 派生SS４部作『花鳥風月』
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。 と。 実は私の初投稿が昨年1/9だったようで。お陰様で一周年になりますので、感謝と記念にSS連作を作成しました。 宜しくお納めください。 いやあ、一年ですって。 実を言うと私、『色違い』本編（その5）を書いたらフェードアウトしようと思ってたんですよ。 アレだけは書きたいと思ってたけど、逆にアレが終われば書きたい欲求は満たされるし、他に書きたいネタがほぼ無かったしあっても書ける技量は無いし。 もしそれ以上に書く事が出てきても、また5年くらいROMってからかなとか思ってたのですが。 皆さまから予想以上の反応をいただけて、思ってた以上の達成感と承認欲求が満たされて。ぶっちゃけやめられなくなったよね。 だから本当に、1年経ってもまだここに投稿してる事が信じられないしそれは偏に皆さまのお陰であります。感謝のひと言に尽きます。お陰様でこれまでにない充実をいただいております。改めて、ありがとうございます。 特に派生なんて絶対書けないと思ってたんですよね。 いや今も自信は無い。だって調べないし、感覚と勢いで生きてる人間なんで。雰囲気で誤魔化し乗り切ったなんちゃってSSと違って、ちゃんとストーリーを書けるのか…未だ自信は無いです。ヤバいね。 でもせっかく、脳内のなんちゃって雰囲気だけでも作った世界ですし、生まれた彼らが居ります。勿体ない精神で少しずつでも外に出していこうかと。 相変わらずの遅筆になるかとは思いますが、今後ともお付き合いいただけると幸いです。 それでは作品解説。 タイトル通り花鳥風月に絡めたそれぞれの派生のSSと、最後に拙作『色違い』の2人にも喋ってもらいました。 1. 篤く見よ花は、あきず枯れず バス保と秋の花。 ※前回（https://www.pixiv.net/artworks/95097555）も述べましたが、書き直し品で内容がかなり被ってますご了承下さい。 2. 羽無き鳥は、こふゆえ落ちず パイ整と冬の鳥。 3. 乱せし風は、はるかに止まず マフィ班と春の風。 4. 掌中の月は、なつきて照らす 天猫と夏の月。 SSにあるまじき重さ。 5. 花鳥風月？よしきた巡れ！ ノーマル『色違い』の2人によるあとがき、というか今後の予定？決意表明？背水の陣？ ※メタネタ満載。苦手な方は回避願います。 ※3.のマフィ班と4.の天猫は、いちおう前後の話を考えておりますので、この話だけでは分からない設定が入ってたり、中途半端な終わり方になってます。分からなくても読める内容とは、思います、が。あの、何かそんな事があったんやなって流してもらえれば…すみませんいつになるか分かりませんがきっと書こうと思ってますので、どうかお待ちいただければ幸いです。16,187文字pixiv小説作品
ワンライまとめ 2017.4-5
派生限定のおそ一ワンドロ参加分、４月・５月のまとめです！ ①OSO×壱（バンド松） ②パイロット×整備士（空港松） ③極道×文豪（着物） ④国語教師×化学教師（先生松） ⑤キョンシー×キメラ（ゾンビ松） ⑥ジャスティス×壱（別派生） ⑦パンダ×コウモリ（パジャ松） 以下、地雷ご注意ください。 ・派生のみ ・カプ要素（おそ一） ・設定捏造 ・キャラ崩壊 ・スペシャルハイパーご都合展開 ・視点ブレ、誤字脱字ごめんなさい ・一松大好き人間による一松にやさしい世界 ・勢いだけの拙文小説（一番大事） …特記は上記くらいでしょうか。 それでも大丈夫と言う心の広い方はどうぞよろしくお願いします！ はじめてのワンライから早2カ月弱、まだまだ慣れません。いつまで経っても慣れませんw16,730文字pixiv小説作品
地上にて君を待つ
コーミーさんのカラ一ログhttp://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=58724677の中のパイ整イラストに文字をつけさせていただきました！ ◾︎私には航空関係の知識はありません。小説の中の知識はでたらめです。気になった方は、正しい知識を教えてくださると助かります。この小説を書く時に参考にしたものは、ドラマ『グッ◯ラッ◯』と映画の『海◯』です。パイ整なんて書けるほどの知識なかったので、松派生で一番書かないと思っていたのに、まさかこんな形でパイ整を書くことになるとは。 ◻︎実は前に私の小説『ここを出たらさよなら』のイラストを描いてくださったので、そのお礼も込めて今回コーミーさんの絵に文字をつける許可をいただきましたが、ハピエン厨の私にはあのイラストをどうにかハピエンにしたいという欲が止められず、このような強引な展開にしてしまいました。元はあの絵だけでもストーリー性が強くて素敵なイラストだったのに余計なことをした感が拭えません(;_;)が、なんとなんとそんな小説に素敵な表紙まで描いてくださいました！コーミーさんありがとうございます。因みに、元のイラストからちょっと設定？をかえた部分もありますが、そこは申し訳ありません。素敵な機会をありがとうございました！25,354文字pixiv小説作品- 【カラ一】小説
カラ一SS集まとめ②
餌箱に入っていたものを勝手にお借りしてSSの練習をさせて頂きました。 こういうことする奴ですすみません。 寂しいのでおまけもつけました2,035文字pixiv小説作品 
【パイ整】グランドレベル :/ フライハイ
副操縦士カラ松×ライン整備士一松のパイ整のなれそめ。パイ整ってかっこいいな！！ Twitterの＃お前が書くカラ一のこの派生が見たい というタグでリクエストいただきました。大変にお待たせして土下座案件です。 Not六つ子の他人設定。マーシャラ―の十四松くんだけ出てきます。あと勝手にトト子ちゃんをCAにしました。 本当は一松くんはドック整備士だろうしそっちの方が絶対に向いてるだろうな～～と思ったのですが、マーシャラ―の十四松くんと駐機場にいて、さらにお手振りしてくれる一松くんが！！書きたい！！！というのを抑えきれず迷った結果ライン整備士にしました。そっちの方がパイロットと関わりそうだしね。 十四松くんと仲良しなのは、当初一松くんと双子にしようと思っていたからです。でも一松くんのアパートを出すにあたり他人設定に変更しました。だっておいおい……気軽にお家に呼べなくなったらね、困るから……。 お仕事内容は信じないでください。パイ整はかっこいいの極みだと思ってるので、かっこよさ、とは、みたいなことを考え考え書いていました。力量が追いつきませんでした。 リクエストはあとひとつあるので頑張って今月中に書き上げたい……な……。19,358文字pixiv小説作品
転生パイ整【7/21家宝】空の飛び方【サンプル②】
完売致しました。 お手に取ってくださった皆様、本当にありがとうございました！ 【重要】 7/21イベント頒布〜7/26通販にて発送したものの中に印刷抜けがある可能性があります。 こちらにて、詳細をご確認ください。 勝手ながら、8月末までの対応とさせていただきます。 ↓ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11464685 ＊＊＊ 7/21家宝は寝て松22 南2ホール ト29a にて頒布します 空の飛び方 文庫/86ページ/700円 この話(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9253605)の続きです 序盤から続きなので、こちらを読んでからおすすみください。 戦死したおそいちが六つ子に転生しています。直接的ではないですが、どうしても当時の描写はありますので、苦手な方は重々ご注意ください。 ご自衛のほど、よろしくお願いします。 一話を全文サンプルにしています。 二話は四男目線です。 お話の流れは一話で分かるので、お手に取る時の参考にされてくださいませ。 部数アンケート設置します。 よかったらご協力ください〜！ 6/25追記 アンケート外しました。ご協力ありがとうございました。 7/5追記 スペースNOのせております。12,049文字pixiv小説作品
二人のHappy Time
『カラ一大人の休日Webアンソロ』企画様にパイ整で参加させて頂きました！ 滅多にお休みの被らない二人が珍しく一緒に休日を過ごせるとしたらどんなふうに過ごすだろう･･････日常のようで非日常な二人の休日の一場面一場面を切り取るようなイメージで書かせていただきました。普段は仕事中の二人ばかりを妄想しているので休日の二人というのはすごく新鮮で、仕事をさせないでいかにパイ整っぽさを出すかに苦労しましたが書いていてとても楽しかったです。 本当はＲ指定まで盛り込もうかと思ったのですが力尽きました･･････機会があれば書きたい。 この度は素敵な企画にお誘いいただき本当にありがとうございました！ 【蛇足】 ちなみに出てくる空港と展望デッキのイメージはパイ整好きな皆さんならきっとご存知であろう、羽/田/空/港/第/二/タ/ー/ミ/ナ/ルの星/屑/の/デ/ッ/キです。7,000文字pixiv小説作品
空を愛した男
【追記 3/1】 頒布終了いたしました。 お手にとってくださいました皆様、本当にありがとうございました。 【追記 1/7】 1月28日 家宝は寝て松14 サークル名：恋のため息 スペース：み10a にて頒布いたします。 是非お手にとってくださいますと、幸いです。 よろしくお願いいたします。 段組サンプル↓ https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63513653 ずっと前から一度は戦争ものを書いてみようと思っていたのですが、ついに念願叶い書くことができました。とは言っても、ウィキペディアを使って簡単に調べるだけで事実とは異なることを書いているかもしれません。次に書くときや、書き直すときはもっとしっかりと調べて土台を作ってから書きたいですね。 ６月の頭くらいに、唐突に戦争パロについて一人言をTwitterで流していたのですがその時にパイロットと整備士っていいな！と思い。ネタを書き殴り。その後に書いてらっしゃる方を見つけたのですが、ここまで来ら書こうと思いネタをまとめていました。そしたらどういうことでしょうか。公式より爆弾到来です。まさか、公式でパイロットと整備士が来るとは夢にも思いませんでした。皆さん、もっと書いてください。 戦争についてはテレビや本で見る程度の知識です。祖父も祖母も戦争の時代を生きてきた人たちですが、祖父が飼い猫を家に放置して時計を背負って逃げた、という話を小さい頃に聞いたくらいですね。疎開していて、食べ物に困ったくらいのものだと思います。今度機会があるときにもっと聞いてみたいものです。 私の住んでいる場所はかつて戦時中飛行場があったそばです。戦時中は空襲で私が住んでいる辺りも焼け野原になったということを聞いたことがあります。私が今住んでいるマンションを建てるときも不発弾が見つかったそうです。 一応、カラ一のつもりで書いてはいますが、一カラとでも捉えることは可能だと思います。おそ松とカラ松のやり取りを書いてる時に、一瞬「え、これおそカラだっけ？カラおそだっけ？」的な感じになっていますが、悪魔で彼らのやり取りは兄弟愛です。これは、カラ一、一カラ小説です！ 戦争パロの醍醐味と言えば、死ネタですが、先日千島列島で零戦が見つかったという報道を目にした時に、そういうハッピーエンドで終わってもいいかもしれない。と思い、これより下にその部分を載せておきます。本編だけ見れば死ネタに捉えることもできると思います。 ＊＊＊＊ それは、終戦50年後の、ある夏の日だった。 暑い日差しに堪えながらうちわで風を送る。様々な物が開発された今のご時世には、暑い夏を乗り切るためのクーラーが開発された。これは素晴らしい、と一松は電気代を節約するために高めの温度で設定して横になっていた。その時、飼い猫である空が一松を呼ぶように一声鳴いた。 「なに？ どうしたの」 猫の目の前にはつけっぱなしになっていたテレビがあった。消し忘れたか、と電源を切ろうとしたとき画面に映ったのは一機の零戦だった。女性アナウンサーが報道内容をはっきりとした物言いで読み上げていく。 『アメリカ軍は昨夜、南東沖の××島で零式艦上戦闘機と見られる旧日本軍の戦闘機を発見したことを明らかにしました。機体には複数の銃弾の痕が残されていましたが、胴体、主翼は十分良好な状態で残っているそうです。機体は1942年製の21型と見られるとのことです』 アメリカ軍が囲んでいる一機の零戦。その機体に書かれていた番号は「02-524」忘れるはずのない番号。何度も何度もこの手で一松が整備してきた機体だった。 一松は財布とキャッシュカードを手に持ち、近所に住む老父婦に空を預けて図書館へと向かい、その島への行き方を調べた。無我夢中だった。気がつけば一松の足は初めての土地を踏んでいた。飛行機と船を乗り継ぎ、言葉の通じぬ外国人となんとか意思疎通を交わして辿りついた場所にあったのは、アメリカ軍に囲まれている一機の零戦だった。 「02-524」忘れるはずがない。カラ松があの日、乗っていた機体。シエルだ。 米軍がマスコミの対応に追われている。現地人が物珍しそうに見ている。ただ、零戦をじっと見つめてその場に立ち続けているのは一松だけではなかった。零戦を挟んだ反対側に、見えた人影。慈しむように零戦を見つめる一人の老人だった。その老人の顔に、一松の心臓が跳ねた。 まさか、そんなはずはない。だって、だってアイツは……っ。 向こう側にいた老人は一松の存在に気がつくと、同じように目を見開いてこちらを見つめていた。どちらの足も動いた。遠慮気味に一歩踏み出した足は、どんどん回転を早め、力強く異国の地を蹴った。 「一松！」 「カラ松！」 二人がそれぞれの名前を読んだのは、ほぼ同時だった。人ごみを押しのけ、一松が伸ばした腕はカラ松によって引かれる。一松の体はすっぽりとカラ松の腕の中におさまった。懐かしい、匂いがした。 「約束、守れたぞ。ちゃんと、お前の元に帰ってこれた」 そう言って笑う老人の顔と重なったのは、かつて空を愛した男の笑顔だった。22,153文字pixiv小説作品
