概要
ヒロヒナとは、アニメガンダムビルドダイバーズRe:RISEに登場するキャラクター、クガ・ヒロトとムカイ・ヒナタのカップリングの略称である。
ヒロトとヒナタは同じマンションに住んでいて、家族ぐるみの付き合いがある幼馴染であり、同じ学校の同級生である。また、家族ぐるみでの付き合いは、作品開始時点の以前からである。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISEには、物語の中心であり、主人公のヒロトの最大の目的であるイヴ。ヒロトとおなじフォースのチームメイトであり、前作「ビルドダイバーズ」の登場人物とも面識があるメイ。その他強力なカップリングがある。
ヒナタはその中でも、主人公のヒロトに対する精神的なサポートをする幼馴染ヒロインという比較的目立たないポジション。物語が進む中でも「ヒロトの応援」ポジションを一貫して守っている。
バトルアニメ作品では、そういったヒロインは陰に隠れて目立たなくなりがちである。本作でも、物語が進むにつれて回が多く挿入されるようになる戦闘が中心の回では、ほとんど出番が無かった。
しかし、ヒロトを励ます献身的なヒロインとして、最終回まで一貫していたのと、それが実際にヒロトの助けになっていたこと。ヒロトの方も、徐々に反応に鈍感さが無くなっていったこと等があり、存在感は最終回まで無くならず、むしろ、最終版ではヒロトと並ぶ活躍を見せ、主要ヒロインの一人を維持することとなった。
ヒナタの初登場
ヒナタが初登場したのは1話で、医療関係者の両親が夜勤のため、クガ家で夕食の準備を手伝っているところであった。その後、ヒロトと一緒に夕食を取っている。
本作品の開始時に、ヒロトと一番距離が近いのはヒナタだった。
本編では
再びGBNを始めたヒロトが、ガンダムベースに立ち寄る用事ができるようにG-CAFEでアルバイトを始めたヒナタ。これがきっかけでヒナタは、G-CAFEでガンダムネタにリアクションしたり、ガンダムの知識を付けていくというポジションに。
また、要所要所でヒロトに話し掛け、応援したり、相談に乗ったりといったことをしている。
正統派の幼馴染兼マスコットキャラクターといった感じだが、バトルアニメのガンダムビルドダイバーズRe:RISEのヒロインとしては。ヒロトと共に戦うメイや、ヒロトの行動原理であるイヴに比べると、少々地味な活躍である。
しかし、これこそが、淡々とヒロトを応援、サポートするヒナタらしさであり、ヒロヒナの一番中心かつ王道の部分である。ヒロトを献身的にサポートするヒナタの健気さこそ、ヒロヒナの魅力なのである。
エピローグではGBNのアカウントを取得。巫女のような装束を纏いBUILD DiVERSの新米メンバーとなったヒナタ。
このことで、ヒロトとヒナタは最終回後、エルドラでも関りを持つことになった。この結末があることで、今後、ヒロトとヒナタはどういう関係性になっていくのだろうか。と、想像してしまう人は多いだろう。これもまた、ヒロヒナカップリングの良さである。
また、ブルーレイの特典小説では、ヒナタが今までヒロトがくれたプレゼントを全て保管していることが明かされた。普通の幼馴染以上の感情がヒナタにあったと思われる、あらたなヒロヒナの形も生まれた。
代表的なヒロヒナ回
・8話
ヒロトの過去の話がヒナタ視点で語られる回。ヒロトが笑わなくなった日のことと、ヒナタの思いが伝わる回。
・13話
1期の最終回。色々な決着が一旦つく回だが、鈍感なヒロトが、遂にヒナタへ感謝の言葉を言ったというのがエモいのである。
・21話
ヒナタの応援が、ずっとヒロトを助けてきたのが分かるという、結論回。そして、ヒロトとヒナタがそれぞれ別の方向へと進むという、25話への引きの回。
・22話
戦闘が多く、ヒナタの出番は少ないものの、ヒナタがヒロトを信じて、じっと待つ。という回。25話とはまた違うヒロヒナの関係性が見られる良回。
・25話
2期の実質的な最終回。ヒロトとヒナタがそれぞれ頑張っているという構図の回で、ヒロトとヒナタの絡みはあまりない。しかし、殆どダブル主人公のように、ヒロトとヒナタがそれぞれ役割を果たそうと頑張る様子は、それぞれの対比があって、今まで積み上げてきた関係性もある。離れていても、ヒロトとヒナタはお互いに影響を与え合っている。という、やや間接的なヒロヒナが味わえる回。
もちろん、ガンダムビルドダイバーズRe:RISEのクライマックスでもあり、ヒロトとヒナタが両方主役という、作品としての見応えもバッチリな回。
ブルーレイの特典小説
ヒナタは今までヒロトがくれたプレゼントを全て保管していることが明かされるという、ヒナタの強い想いが垣間見える内容。