概要
2007年に、京都大学大学院情報学研究科共生システム論研究室の谷口忠大氏によって考案されたのが、始まりとされている。
2010年にビブリオバトル普及委員会が発足。また、同年から大学生・大学院生を対象にしたビブリオバトル首都決戦(2014年から全国大学ビブリオバトルへ改称)が開催された。
主なルールと流れ
①発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
➡他人から推薦された本でも構わないが、必ず発表参加者自身が選ぶこと。それぞれの開催でテーマを設定してもよい。
②順番に1人5分間で本を紹介する。
➡5分間が経過した時点でタイムアップとし、速やかに発表を終了すること。発表参加者はレジュメやプレゼン資料の配布などはせず、できるだけライブ感をもって発表すること(本に付箋を貼ったり、開いて見せることは可能。また身振り手振りのジェスチャーもOK)。発表参加者は必ず5分間を使い切ること。
③それぞれの発表の後に、参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分間行う。
➡ディスカッションの時間では、発表内容の揚げ足を取ったり、批判的な問いかけをしてはならない。発表内容で分からなかった点の追加説明を求めたり、「どの本が一番読みたくなったか?」の判断に必要な質問を心がけること。参加者全員が、お互いにとって楽しい場となるよう配慮すること。質疑応答が途中の場合などはディスカッションの時間を多少延長しても構わないが、当初の制限時間を大幅に超えないように運営すること。
また、ディスカッションのタイマー開始は、発表時間終了と同時のことが多いが、発表が終わってアナウンスをした後でタイマー開始される場合もある。
④全ての発表が終了した後に、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員が1人1票で行い、最多票を集めた本をチャンプ本とする。
➡発表参加者も投票権を持つ。ただし、自身が紹介した本には投票せず、他の発表参加者の本に投票すること。また、知人や身内を贔屓するような投票もしないように。チャンプ本は参加者全員の投票によって民主的に選ぶ、一部の参加者(司会者、審査員、教員など)に決定権が偏ってはならない。
実際にどういう流れかは、下記の動画を参照されたし。