概要
上遠野浩平著/緒方剛志絵のライトノベル、SIDE1からSIDE4までの全四巻からなる。ブギーポップシリーズの外伝で、主人公は「ピート・ビート」こと統和機構の合成人間・世良稔。ジャンルはバトルアクションにあたる。ブギーポップ本編から統和機構と反統和機構諸グループの主要キャラが登場し、統和機構の求める“カーメン”なる重要機密を巡って激しい戦いを繰り広げる。
公刊順でも時系列順でも「ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト」と同時期か直後なので、ホーリィ&ゴーストまでのブギーポップ本編を先に読んでおくといいであろう。
あらすじ
統和機構の探索型合成人間であるピート・ビートは、「モ・マーダー」佐々木政則に学んだその戦闘技術をとんでもない人物に見込まれてしまう。その人物こそが、統和機構最強のエージェントとして恐れられるリィ舞阪すなわち「フォルテッシモ」である。フォルテッシモは、統和機構から命じられた「カーメン」を探せという任務をビートに押しつけてしまう。断れば命はなく、選択の余地はない。おまけに調べれば調べるほど危険な敵がビートの前に現れ、そのディシプリン(過激な試練)には果てがない。やがてビートは偽装用に在籍していた高校の浅倉朝子という少女を巻き込む羽目になってしまい、ついには統和機構からも刺客が・・・。これほどに危険な秘密である「カーメン」とはいったい何であろうか。
「お前はひょっとすると“俺の相手”になれるかも知れない・・・だから、お前には試練をくれてやる」
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