概要
CAVEのアーケード用STG、『鋳薔薇』の続編にあたるゲーム。
間に『鋳薔薇黒ブラックレーベル』を挟んでいるためシリーズとしては3作目にあたる。
鋳薔薇で敵キャラとして登場していた「ローズガーデン」の娘5人が自機となっている。
鋳薔薇と同じく、メインプログラマーは元RAIZINGの矢川忍、キャラクターデザインは元彩京のコタニトモユキ。
『鋳薔薇』の続編であるが、ストーリーが後日譚であるだけでシステムや雰囲気は大きく異なる。
鋳薔薇では『バトルガレッガ』に類似したゲームシステムが用いられていたが、本作は同じく矢川氏の過去作である『サマーカーニバル'92烈火』に類似したシステムとなっている。
特に世界観は、重厚なスチームパンクを意識した『鋳薔薇』に対し、本作ではパステルカラーを基調としたステージや、懐かしいブリキのおもちゃを思わせるボスキャラなど、明るいムードで統一されている。
一方、STGマニアの間では『バトルガレッガ』や『セクシーパロディウス』以上のランクゲーとしても知られている。しかも、「矢川氏が作るSTGは総じてランクゲー」と認識している御仁ですらツッコミを入れたくなるレベルで無慈悲にランクが上がりまくるため、見た目に騙されて撃沈するプレイヤーも多数……。(一番有名なものが「ボス戦前のデモをスキップしない場合も自機の生存時間にカウントされてしまうためランクが上昇する」というもの。)
ストーリー
かつて、「ローズ・ガーデンの凶行」と呼ばれる「ローズ・ガーデン」が世界を薔薇で覆うために行った「エーデルワイス」への大侵攻は、
エーデルワイス皇宮特殊攻撃部隊「ネゴシエータ」により部隊の制圧及びに事件の首謀者「テレサ・ローズ博士」の逮捕という結果で幕を閉じた。
その後、テレサ・ローズ博士は「西欧平和維持連合」での裁判で、大西洋上に浮かぶ孤島「ヘレニウム」への流刑という判決を受ける。
花一つ咲かない島で、絶望に明け暮れる日々を送っていたテレサだったが、追い討ちをかけるが如く、セントーレア国の影の実力者と噂されるアンタッチャブルモンスター「ビッグ・バーン」と結婚させられてしまったのだった。
一方その裏では、凶行時に生き残ったテレサの娘達による「テレサ救出作戦」が実行されようとしていた…。
登場キャラ
自機
「ママァ!今行くよっ!」「待っててねッ!ママ!」
四女と五女。今回は2人で「グロワール・ドゥ・ミディ・アンド・メイディ」に搭乗する。
ミディは、いつも元気でさっぱりしている性格だが、仕事はちょっと大雑把。
メイディは末っ子で甘ったれ。だが芯の強い一面もある。
ふたり一緒の戦闘機に乗る。ミディは「ぼくの事、半人前だと思ってる!」と怒っているが
メイディは一緒で心強いな、と悪い気はしていない。
「お母様…、今暫くのお待ちを…。」
三女。「ハナ・カスミ改」に搭乗。
おしとやかでマイペース。少々内にこもる傾向がある。
お母さまに不憫な思いをさせてしまった事を申し訳なく思っている。私がもっと強力な兵器を作っていれば……。 自分が出て行くのは、正直気乗りはしない。だが、沢山の兵器を見られることは嬉しいと思っている。
「マーマァッ!
もうちょっとの辛抱だヨッ!」
次女。「チャイルド オブ マウント・シャスタ」に搭乗。
元気というより頑強で武闘派。考えるよりも先に行動するタイプ。
目覚めたときから、一刻も早くマーマを助けに行きたいと思っていた。マーマを助けることは勿論大切なことだとは理解しているが、なにより前線に立って戦えることを歓んでいる。
「ママ…。今行くよ…。」
ローズ・ガーデンのリーダーで長女。「フレンチ・レース:エス」に搭乗。
物静かで、冷静というより冷淡。感情を滅多に表に表さない。
レースにとってこの世で最も大切な、ママをさらわれ、取り戻すことに命を懸ける。他には何も見えていないし、見る気もない。
ロージ・フューチャー
キャラメル=ピンク&メープル=ピンク(STAGE1ボス)
ビッグ=バーンの姉たち。ピンク色、ピンク色のものが好き。
義肢技師であるテレサがいると彼女達のからだが良くなるらしい
キャラメル=ピンクは一直線。なんでも思いついたらやってみる。行動派。いつもメープルを引っ張っていく。
メープル=ピンクは回り道。いろいろ考えて、行動したりしなかったり。 思慮派。メルのフォローに回ることが多い。
ソシエ=ソア(STAGE2ボス)
「優しいお姉さん」。
第1の侍女。侍女たちのまとめ役であり、甘えてくるノヴァのお世話も務める。野望を胸に秘めてるとかいないとか。巨乳の美女。
なぜか前が大きく開いた露出度の高い服を着ている。フューチャーズ(侍女たちの総称)のまとめ役
ハーモニー=ハミング(STAGE3ボス)
「引っ込み思案いじめられッ子」。
第2の侍女。ピンクの髪にポニーテールの髪形をした少女。
ユニの強さに憧れている。おとなしい性格でユニにいじめられるが、本人はまんざらでもない。
ユニ=ユリシーズ(STAGE4ボス)
「自信過剰いじめっ子」。
第3の侍女。チャイナドレスをアレンジしたような独特な服を着ており、後頭部にシニヨンを付けている。勝気な性格でハーモニーをいじめているが、ハーモニーのおとなしさ、しおらしさに憧れている。
フリージア=フリーダム(STAGE5ボス)
「天真爛漫お祭り娘」。
第4の侍女。ショートカットの髪形をした少女。背中が大きく開いたレオタードを着ている。
にぎやかなことが大好きな快楽主義者で子供扱いされたり子供っぽいものは嫌い。ノヴァとは仲が悪い。
スーパー=ノヴァ(STAGE6ボス)
「ビッグ=バーンの実の息子」。
ビッグ=バーンの1人息子。しかし外見からはとても男性には見えない。
幼いながらも侍女たちをまとめあげたり、父を抑制しているが、ソシエに甘えたがる一面もある。
先述の通り男性なのだが上着の下に着ているのは女子生徒用のスクール水着にしか見えない。
ビッグ=バーン(STAGE7ボス)
「アンタッチャブルモンスター」。
エーデルワイス国の隣国セントーレアの実業家。テレサと結婚しようと目論む。顔の半分を仮面で覆っているが素顔を知っているのはノヴァだけらしい。
関連タグ
レース・ローズ シャスタ・ローズ カスミ・ローズ ミディ・ローズ メイディ・ローズ