ファイナル概要
ファイナルソードの台詞は、翻訳ソフトで翻訳したものをそのまま使ったような支離滅裂な発言が多い。
このことから派生して生まれたのが、ファイナルソード特有の不思議な台詞などをまとめて表す言葉「ファイナル語録」である。
なお、このファイナル◯◯は語感が良く、ファイナルソードなら当然のことといった状況においてよく使われる。
その多くは誤訳、台詞のミスなどが大半であり、アップデートを重ねることでじっくりと修正されている。同時にファイナル語録としての旨味が薄れてしまっているが。
ファイナル語録
台詞以外にも用語的なものもこちらでは紹介する。
ファイナル専門用語
- ファイナルセンス
ファイナルソード独特の理不尽な展開や罠を察知する能力。その前にセーブをすることで巻き戻しを避けられるため、ファイナルソードプレイヤーには求められるセンスである。
同項目を参照。
- ファイナル証明写真
モンスター図鑑の映像が完全にカメラマンに撮影してもらったテンションなため。
ファイナル台詞
- 主人公「母さんはすぐに良くなるから。もう少しだけ辛抱なさい」
母にかけた言葉。一昔前ならかろうじてあった台詞かもしれないが、母に向かっての言い分としてはややズレている。
- 母「私のことは心配しないで絶対に危ないことはするなよ」
上の台詞に何故か荒い口調で返す母。これらの二つのやりとりだけでファイナルソードの奇妙な会話が読み取れる。
- 父「どこかから帰る道か?」
帰ってきた主人公に対し、父からいきなりこの一言。お前は何を言っているんだ。その後のやりとりも少しおかしい。
- 父「よく来たな!」
薬草をとって帰ってきた主人公にこの台詞。田舎への帰省に対する出迎えの言葉ならまだしも主人公一家は同居している。
- クリムおじさんとの会話
クリム「小僧、俺がどこに住んでるか知っているか?」
主人公「2階の家クリムおじさん、わからないんですか?」
主人公の言っていることがよくわからない。その後の会話もクリムおじさんの今一安定しない独り言が続く。
- 主人公「ん?????」
深い森の妖精ナターシャの声を聞いた主人公の過剰なまでの反応。よほど不思議なことだったらしい。
- 主人公「はい?!?!?!」
上よりも多用されがちな主人公の反応。やたらと感嘆符が多いが、実際この台詞が出る時はプレイヤーも同じ気持ちである。
- 元気になった母親との会話
主人公「母さん、具合はどうですか?」
主人公「うん、もう大丈夫だ」
母「母さんはいつもお前が心配よ」
医者でもないのに勝手に診断。かなりフリーダムな主人公である。そのゴーイングマイウェイっぷりに母も思わず不安を口走ってしまった。会話の流れを見る限り、これは誤設定ではないと思われる。誤訳・珍訳のせいで余計にシュールさが滲み出てしまった。
- 魔法使いとの会話
魔法使い「お前、魔法に興味あるか?」
主人公「見ない方ですね 旅の方ですか?」
魔法使い「フム……」
村の酒場で堂々と広いテーブル席に陣取る魔法使いとの会話。後の重要人物だが、このときの会話だけではまったく伝わってこない。なお会話は本当にこの三つで終了するが、双方会話する気がない。後にMPゲージが出た後で話しかけると「フム……」としか言わなくなる。微妙に細かい。
- 騎士「お前すごいな」「さっきは無視してごめんな」
ビッグブリッジにて、マンティコアを倒した後に橋の番人に話しかけたときの台詞。
それまで高慢な態度だった番人の小学生のような反応に笑うしかない。
なお彼曰く「キングダムまでの道は本当に怖いから」とのこと。
視聴者から鬼畜なボスを倒したプレイヤーへの賛辞として多用される。
- 魔法使いの魔法伝承イベント
(フハハハハ)
「これは本当に魔法の粉じゃな。」
「粉を手に入れるなんて。お前本当によくやったね…」
「では今から私の力をお前にやろう。」
魔法使いの言ってること自体は、冷静に見るとそこまでおかしくない。が、この会話シーンは禍々しいエフェクトと演出を伴っており、さらに邪悪な笑い声も入る。これに上の台詞と相まって魔法使いの裏切りイベントと誤解したプレイヤーが多数。終わってみれば何事もなく魔法が伝授される。魔法使いの口調がこの三つの台詞だけでまるで安定していないのがシュール。
- 国王「当然んじゃろ…!」
姫が見つからなかったとの主人公の報告に対して。匂わせ演出なのだがそりゃ主人公も「はい?!?!?!」と返したくなるものである。
- 姫「わたくしと結婚してください」
あまりのことに主人公もお決まりの「はい?!?!?!」と狼狽した。命の恩人だから結婚は当然とのことだが、まだ主人公は姫と出会ってほとんど時間が経っていない。
- 姫「ひどいですね。ローレル村が襲撃を受けたとき、村人達は」「どこかに逃げたと聞きました」
これだけなら何の問題もない台詞である。主人公が故郷ローレル村の惨状を見て、帰ってきた後でなければ。先に言え!
- 主人公と家族との再会
主人公「母さん!!!!!」
主人公「お前!!!!」
妖精の森跡地に緊急避難した家族との会話。何故か呼びかけた後に自分で自答している、というか発話者の設定ミスにより、大事な母さんに対して物凄く不遜な態度を取っているように見える。なお、父親と話すと「おお息子よ!!無事だったか。」とこれまた主人公が自答し、以降も何回か父親の台詞を強奪している。
- デーモン「人間の姿で窮屈だった!!!クアアア!!!」
開き直るときはとびっきりの背伸びで。怒涛の展開だが緊張感は皆無。その後のデーモンの行動も含めて一連の流れは完全にネタである。
- 魔法陣「あ-ぶ-よ」
魔法陣に表示される謎のひらがな一説によると「αβγ」を「aby」そして「あぶよ」と意訳したのではと考察されている。また珍説としてキーボードで「aby」を見たときに「ちんこ」と読めるためささやかな下ネタではないかと考察されている。(珍説だけにね)
- 「人間がこの場所に現れたのは初めてだけど」「ここは人間ごときがくる場所ではない」
神木のあんまりな掌返し。後のジーニーキングの台詞が混入したミス台詞と言われてるが、それにしては神木の方が事前の台詞が少しマイルド。しかし実際はやはりミスだったようで、スマホ版はアップデートにより修正されてしまった。
ファイナル改変
その汎用性の高さから良く改変され、ひとたび敗北すれば。「お前すごくないな」「さっきは反応してごめんな」「わたくしと離婚してください」と散々ないい様で、今度は勝つと「わたくしと再婚してください」「結婚んじゃろ…!」と返してくる。(尻軽姫)