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概要編集

相手の頭部を片腋に抱え込み、密着した相手の腕を自分の頭の後ろへ持った体制で、自分の反対側の腕で相手の片腿を外から抱え込み後方へスープレックスして固める技。

技を仕掛けるフォームが投網を引き上げる漁師の姿をイメージさせることから、当時の実況アナウンサー古舘伊知郎が命名した。


日本では1982年新日本プロレスのリングで、小林邦昭が初めて披露した。


以前は小林邦昭がメキシコ修行時代に開発したオリジナル技とされていたが、実際はメキシコで無名の若手ルチャドールがこの技を使っているのを見て使ってみたいと思い会得したものだった。

なお当時同じくメキシコで修行していた佐山聡もこの技を練習していたのだが、小林邦昭が先に使ってしまったので使用できなくなったと言う経緯がある。

佐山聡は後に小林邦昭に対して「ズルい」とこぼしていた。


主な派生技編集

リストクラッチ・フィッシャーマンズ・スープレックス

相手の抱え込んだ足とは反対側の腕を相手の股間下を外側から内側に向けて通し、さらにその手首を、腿を抱えた自らの腕で掴んだ状態で投げる。「サブマリーナ・スープレックス」の名称で府川唯未(現:田中稔夫人)が使用。


フィッシャーマンズ・バスター

獣神サンダー・ライガー考案の投げっぱなし式。垂直落下式や雪崩式も使用、リストクラッチ式などのバリエーションがほかの選手によってつくられた。ちなみに、考案者のライガーは雪崩式フィッシャーマンズ・バスターをフィニッシャーにしていた時期がある。


ポール・シフト

丸藤正道考案。フィッシャーマンズ・スープレックスの要領で抱え上げた後、相手を表裏反転させながらボディスラムの要領で抱え直し、そのまま自分の両足を前方へ開脚させながら尻餅を着くように着地、同時に相手を頭部からマットへ突き刺すように落とす。

この他、橋誠(全日本プロレスプロレスリング・ノアに在籍、引退)の「ゴリラーマンズ・スープレックス」や秋山準の「スターネス・ダストα」「スターネス・ダストγ」などがある。

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