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フィリーネ

ふぃりーね

フィリーネとは、女性名である。本項では『本好きの下剋上』の登場人物を説明する。
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曖昧さ回避

  1. 本好きの下剋上に登場するキャラクター → 本項で説明する。
  2. 『ゴッドイーター RESONANT OPS』に登場するキャラクター。 → フィリーネ・ストリッジデイ・ウォラーレ


フィリーネ(本好きの下剋上)プロフィール

誕生季
属性土→土・風
所属領エーレンフェスト→アレキサンドリア(予定)
階級下級貴族
役職ローゼマインの文官、青色巫女見習い、孤児院長、エルヴィーラ付き文官(兼任・予定・臨時含む)
瞳の色/髪の色若葉のような黄緑/蜂蜜色
CV石見舞菜香


概要

本好きの下剋上」に登場する少女。ローゼマインと同学年で、貴族院で文官見習いとして側近入りする。

登場時7歳。実母を亡くしており、母の語ってくれたお話を形にできる『本』に興味を持つ。
ローゼマインに忠誠心を抱き、ローゼマインが眠っていた二年間も変わらずにお話を書き溜めながら目覚めを待っていた。

家は下級貴族の中でも貧しく、父の後妻はフィリーネ姉弟を虐待、と、ひどい環境に置かれていた。

ローゼマインの側近になった後は、お話集め、お茶会の記録取り、製紙印刷業、神殿の業務と、多岐にわたる仕事に関わっていくこととなり、事務能力の高い文官見習いに成長して行く。
領主一族の側近としては身分が低いため、周囲の貴族の妬みなどを買いやすいが、側近仲間の心配りもあって、厳しい生活を乗り越えている。

実家からの救出劇を経て、住み込みでローゼマインに仕えることとなる。実弟のコンラートが孤児として入った神殿にも馴染んで行き、灰色神官/巫女達に警戒されずに話ができる貴族の一人となる。
ダームエルに恋をする、ダームエルにとっての貴重な伴侶候補でもある。

ローゼマインの中央行きの話に対する選択は、『名捧げはせず、成人までエーレンフェストで過ごし、(婚約者もしくは夫と共に)ローゼマインの元に向かう』。

本物のディッターでは、事前の魔術具の調合と、神殿の孤児達の避難を任された。

人物

素直な努力家。領主一族の文官にしては素直過ぎるきらいがあるが、ハルトムートはそういう所もローゼマインにとってはプラスだろうと考えており、長所を潰さないように教育している模様。

非常に前向きな考え方が身についており、嫌なことがあっても視点を変えて良い部分を見つけ出したり、望みの薄さに負けずに努力を続けるような力を持つ。
ローゼマインの側近にはなれそうにないと判断していても、できることを考え努力を続けていた。ダームエルが振り向いてくれることはなさそうだと判断していても、視界に入るための努力を続けていた。
ハルトムートを案じるオティーリエの姿から自分の母親を思い出した時も、悲しむのではなく思い出せたことを喜んでいた。
他者から見れば「厳しい」ハルトムートの指導も、フィリーネに言わせれば「とても丁寧」。
「そういう考え方もあるのか」「フィリーネは賢いですね」などと、周囲からも感心されている。
コンラートがフィリーネと離れる選択をした時も、「教えてくれてありがとう」とお礼を言った。

前向きだが楽観的ではない。また、涙目になったり、顔をほころばせたり、周囲に感情を読み取られることも多かったが、感情に流されにくい冷静さも持っている。(流されにくいぶん、爆発した時には勢いがある。)
ダームエルに恋をしても、誠実な優しさにときめく一方で、「早く結婚したいダームエルに対して、成人まで何年もかかる自分は不向きだ」などと現実的にダームエル側の都合と自分の現状を比較していた。

恋心を優先したり、恋心に流されて行動するような描写はほとんどなく、進路に迷って焦った時も、真っ先に口にしたのは「ローゼマインに仕え続けたい」という意向だった。

ローゼマインの元で激務に慣れてしまったのか、「城ではやることが少ないので落ち着きません」とこぼしたことも。側近仲間になったころのミュリエラは、ローゼマインの文官の仕事量に驚き、「領地に戻ったらもっと増える」というフィリーネに引きつった笑みを見せた。

物語集めには熱心だが、ミュリエラのように恋物語に没頭するタイプではない。

出来事など

物語登場前 貧しい貴族の子供

下級貴族の中でも貧しく立場の低い家に生まれる。
5歳の時、弟のコンラートが生まれてから季節一つほどで実母テレージアが亡くなった。実父は、金銭的な理由から、乳母を雇うのではなく身寄りをなくした親族を受け入れると決め、ヨナサーラを後妻に、その伯母のエイネイラを側仕えとして引き取った。
当初はヨナサーラもエイネイラもフィリーネ姉弟を尊重しており、普通に養育されていたらしい。

冬の子供部屋

7歳〜9歳の貴族の子が集められる冬の子供部屋で、『一番絵本に興味を持っている子』として主人公の目に留まり、亡き母がしてくれたお話を語ることになる。ローゼマインはお話を喜んで聞き、それを本にした。フィリーネはローゼマインが自分に母を残してくれたと感謝し、彼女に仕えたいと思うようになった。

年齢も派閥も関係なく、それぞれの進度に合わせた課題が与えられ、皆がお菓子の賞品を目指して努力していた『ローゼマインの子供部屋』を維持したいと思い、ローゼマインの不在の二度の冬には、子供部屋で奮闘するヴィルフリートやシャルロッテを手伝っていた。

実家の環境悪化

実父が、親族から反対されていたにも関わらず後妻ヨナサーラと子供を作り、フィリーネ9歳の夏にヨナサーラが男児を出産。実家でのフィリーネとコンラートの扱いは日を追うごとに酷くなっていった。側仕えのエイネイラもヨナサーラと赤子につきっきりで、フィリーネは貴族院に行くまでコンラートの世話をしていた。

貴族院一年生

貴族院でローゼマインの側近に取り立てられた。名誉なことだが負担も多く、金銭的にも大変だったが、ユーディットと同室になったり、支度金を前借りするなどして乗り切った。

座学の一発合格を求められたため、大変な詰め込み学習をさせられた上、いまいちな成績を残すこととなった。合格はしたものの教師に心配され、特例で講義を受けることを認められた。ローデリヒも同じ理由で講義を受けており、二人で講義に向かうことも多かった。
お話集め仲間だったローデリヒが居場所をなくしていることを心配していたが、ローデリヒのほうは、側近となったフィリーネにどうしても嫉妬してしまい、自己嫌悪に陥っていた。

ハルトムートの指導を受け、情報収集や紋章付きの課題の取りまとめ、下級貴族としての立ち回り、これという時は引かない胆力など、様々なことを叩き込まれた模様。貴族院に来ていたユストクスから製紙印刷業の指導も入った。(※1)

実家からの救出と初恋

貴族院から戻ると、実家では、家の乗っ取りを企むヨナサーラとエイネイラがコンラートをひどく虐待し、貴族に必要な魔術具を奪っていた。そしてフィリーネ自身もコンラートと共に暴力を受け監禁されてしまう。ローゼマインの指示のもと側近仲間達によって救出されたが、コンラートは貴族としての人生を失い、孤児として神殿へ。フィリーネは実家を出てローゼマインの元で暮らすことになる。

フィリーネ救出のさい、真っ先に監禁場所にたどり着いたダームエルは、服装を恥じたフィリーネを黙ってマントで包み隠し(※2)、長時間縛られていて動けなかった体を軽々と抱き上げた。フィリーネはそんなダームエルの真摯な優しさに恋に落ちた。

コンラートが洗礼式より前に家を出てしまったため、実家の正式な後継ぎはフィリーネになった。(※3)

一年生春 お仕事と訓練のはじまり

製紙・印刷業の文官としての仕事もはじまる。会議に出席し、エルヴィーラの指導を受け、シャルロッテと資料集めを行い、ローゼマインのハルデンツェル行きにも同行した。

貴族の森に採集に行ったさい、グリュン出現という緊急事態に全く動くことができず、ダームエルによってレッサーバスに投げ込まれた。その後、文官も最低限の自衛のため騎士と共に訓練を受けることになり、ボニファティウスの怒号に硬直しながらも頑張ったらしい。
ローゼマイン式魔力圧縮法を学び、魔力圧縮もはじめた。

一年生春 神殿通いの側近生活

城に用事がなくローゼマインが神殿にいる時は、神殿に通うようになった。ローゼマインと共にフェシュピールの練習、写本、フェルディナンドの執務のお手伝いなどを行なっていた。執務では、鋭い視線のフェルディナンドに何度もやり直しを命じられて涙目。慣れるまでたびたび落ち込んでいて、ダームエルやハルトムートに慰められていた。

一年生夏 密告の手紙と、伝わらない?告白

ローゼマイン達が城を留守にした日。お留守番組のフィリーネは護衛のダームエルと共に文官見習いの講義に向かい、不自然な様子のローデリヒから手紙を渡された。手紙は恋文と勘違いされたが、実際にはマティアスやローデリヒ達による密告の手紙だった。襲撃計画を知ったダームエルは迅速に対応。襲撃は未然に防がれ、ローゼマイン一行は無事だった。だが、安堵したダームエルは、「期待した恋文ではなくて残念だったな」とフィリーネを励ます。あまりの誤解ぶりに頭に血が上ったフィリーネは、名セリフ「ダームエルは、わたくしが成人するまで、恋人も、結婚も、できなければ良いのです!」を生み出した。(※4)

貴族院二年生 成長の日々

努力の日々が実を結んだのか、算術の試験を難なくこなし、音楽の教師からも上達を褒められた。知らない人との会話にも慣れ、お話集めも順調。お古の衣装を手直しして着ているため、お裁縫の腕も上がったらしい。
領地対抗戦の準備から当日にかけても、周囲の文官見習いより迅速な動きを見せた。

ローデリヒの側近入りを応援しており、ターニスベファレンが出現した時は、非常に怖がったローデリヒを支えるため、共にレッサーバスに乗り込み現場に向かった。ハルトムートからクラリッサを紹介された時も、ローデリヒと2人で逃げるように東屋から退出した。(※5)

二年生 春〜秋 三角関係?

側近入りしたばかりのローデリヒと共に、身分の低さで特に苦労をしそうなライゼガングにも迷わず同行する。
神殿では、執務手伝いに慣れないローデリヒを、ダームエルと共に励ましていた。

ディートリンデ来訪時のフェルディナンドの館では図書室組に入っており、ライムントの作った転移陣の使用実験を、ダームエルと共に散々やらされた。

聖典盗難事件では、孤児院での灰色達への聞き込みや、下町からの続報のまとめを担当した。ひどくおびえながらも成長も見せたコンラートに、姉として喜びとさみしさを感じる一幕も。また、このころフィリーネは「想い人の眼中にない」とダームエルに相談しており、ダームエルは相手がローデリヒだと思い込んだまま対応したらしい。(※6)

貴族院三年生 メスティオノーラのご加護

ご加護の儀式で英知の女神 メスティオノーラの加護を得て、風属性が増え、流れるように神に祈りを捧げた。下級貴族としては百年ほど例を見ないほどの快挙であり、加護を得る方法を特定するきっかけにもなった。

マティアスが効率的な素材採集方法を考え、レオノーレが作戦にローゼマインのシュツェーリアの盾を組み込み、フィリーネが「それならお弁当が食べられる」とひらめいて、シャルロッテが乗ったことから、悲愴になりかねなかった名捧げ組の素材採集はピクニックのようになった。

三年生春 有能文官

クラリッサが飛び込んできたため、城でクラリッサと共にレーベレヒトの下に付くことに。レーベレヒトは当初難色を示したが、仕事は難なくこなせたらしい。結果的に、粛清後の人手不足に悩む城で、文官としての優秀さを広めることにもなった。

久しぶりの神殿勤めのさいには、孤児院での貴族の子の受け入れについて、灰色達に助言していた。

城での仕事とローゼマイン図書館での報告をメインに行っており、なかなか神殿に行けなかったこの時期は、『コンラートがもうすぐ洗礼式で他人になってしまうのに、顔を見に行くこともできなかった時期』とも言える。ローゼマインが神殿に引き篭もったり祈念式に向かったりしていたため、ダームエルにもあまり会えていない。

三年生春 選択

ローゼマインの一年後の中央移動が内定。同時に、孤児院の子供から貴族を出す話も持ち上がり、フィリーネは自分とコンラートの行き先に迷って混乱した。その後、ダームエルの助言やコンラートの希望(※7)を取り入れて、成人までエーレンフェストに残ると決め、「ダームエルに甘えることなく、立派な女性になって自分から求婚したい」と語った。

ローゼマイン移動後はエルヴィーラの庇護下に入る予定だが、メルヒオールの側近には難しかった孤児院長職をも引き受けることになり、大変な引き継ぎ業務を開始する。

三年生夏〜秋 主の旅立ちに向けて

誓いの儀式を済ませ、青の衣を賜り、貴族兼青色巫女見習いの身分となった。(※8)

「もしもローゼマインが側近を残していくなら取り込みたい、特に文官」という周囲の対策として、ローゼマインが紋章入りの魔石を用意。それを真っ先に受け取った。(コピペ魔術は、ユーディットやダームエルやフィリーネの確保がきっかけで誕生したのである。)

時期は不明だが、ローゼマインから青色巫女の儀式用の衣装も下げ渡されている。

孤児院用の回復薬の調合や、孤児院から貴族になる子供達の指導も行っていた。

貴族院四年生 まさかの主不在

採集地を回復させる儀式に、気合いを入れて挑んでいた。
貴族院が始まってすぐに主人公がとんでもない留守をしたため、web版の本編には描写がほとんどないが、特例で貴族院に滞在していたダームエル達成人組とも力を合わせて乗り切ったと考えられる。

四年生春 巣立つ主

ローゼマイン不在の間、祈念式に向かう準備などを進めていた。祈念式には、ローゼマインの代わりにローゼマインの側近達を連れて、ダームエルと共に向かう予定。
春の洗礼式、ローゼマインのエーレンフェストでの最後の儀式に、青色巫女見習いとして参加した。

エーレンフェスト防衛戦では、事前準備の魔術具の調合と、孤児達の避難誘導を担当した。
防衛戦後は予定通りダームエルと二人で祈念式に向かったと思われる。

ローゼマインの移動先が『下級貴族孤立必至の中央』ではなくなり、神殿の側仕えも移動させることになったため、フィリーネは大きく変わった周囲の貴族からの目に対応したり、神殿の人員配置を仕切り直したりと、忙しく過ごしていたと考えられる。

ローゼマインの婚約式の時は、未成年のため領地を出られずユーディットと共にお留守番。ダームエルを「ものすごく恨みがましい目で見た」らしい。

貴族院五年生 名前は出ている

『ハンネローレの貴族院五年生』では、ローゼマインが、フィリーネ達を夕食に招く予定を語っている。

貴族院六年生

フィリーネの卒業式はダームエル視点で語られる予定らしい。(※9)

能力

下級貴族の中でも下のほうで、ほぼ育児放棄されていた期間もあるため、貴族院に入学したころは教育も魔力量も不足していたと思われる。
三年生になるころには、魔力を使わない文官仕事においては上級貴族を感心させるほどに成長していた。

子供の扱い弟がおり、身の回りの世話もさせられていたため上手い
情報収集・ハッタリハルトムートの教育の賜物
製紙印刷業の知識ユストクスやエルヴィーラからも指導を受けた
算術・書類さばき等フェルディナンドの元で伸びた
音楽・古語ローゼマインの元でお稽古や写本をして伸びた
お裁縫シュヴァルツ達の衣装の刺繍や、自分の服のお直しで鍛えた
対人・お話集め城と神殿、接した人数の多さで伸びた
戦いの空気慣れボニファティウスの訓練の賜物
神への祈り神殿で身についたらしく、流れるように捧げる
魔術知識主と共に学び、三年時に四年生を凌ぐ理解・応用力を示した
人を見る目ミュリエラとリュールラディを引き合わせたくらいある

注釈

※1 リヒャルダもフィリーネの相談相手になっており、数多くの助言をしたと思われる。領地に戻ってからはオティーリエも相談相手だったとのこと。他の側近仲間も、フィリーネの困りごとや能力不足を放置するとは考えにくく、語られていない助言や指導は多数あったと考えられる。

※2 貧しさゆえ、フィリーネは家では一人で着られる平民の服を着ていた。他人の手を借りずに一人で着られる服、側仕えがいらない服は、貴族女性の姿ではない、とのこと。

※3 フィリーネの家の当主は亡き母テレージア。実父は入り婿であり、代理の当主。フィリーネは成人すれば正式な当主になれる。ちなみに、実父の名前はweb版ではシッカーク、書籍版ではカッシーク。「名前が気になってストーリーが入ってこない」といった声を受けての措置で、本当はweb版も修正したいが時間がかかるのでしないとのこと。

※4 恋人と結婚は否定したが、婚約は否定していない。ダームエルが未成年の側近仲間であるフィリーネと婚約もせずに付き合うなどローゼマインがいい顔をするとは思えないため、成人前のフィリーネにできることは婚約一択。とても的確な願望である。

※5 このようなローデリヒとの距離の近さが、ダームエルの誤解を招いたのかも知れない。

※6 聖典盗難事件の時、ローデリヒは孤児院と距離があることが明確になったが、ダームエルの目からは『コンラートを含む孤児達への距離感の違いが、上手くいかない原因』に見えた……のかも知れない。本当に伏線だったなら、非常に細かく丁寧なフラグ抑制である。

※7 コンラートの望みは、青色神官になり、貴族になるディルクと共に神殿の孤児達の環境を守って行くこと。貴族に戻る案は、実家には絶対に戻りたくないと強く拒否された。

※8 夏の初めにコンラートが身寄りのない平民として洗礼式を終えた見込みだが、特に描写はない。(2021年8月10日現在)

※9 『ハンネローレの貴族院五年生』が次回作の案の一つだったころに、ダームエル視点の『フィリーネの卒業式』というタイトルも挙げられていた。

関連項目

小説家になろう 本好きの下剋上 ローゼマイン コンラート(本好きの下剋上) ダームエル
ダムフィリ

貧乏 不遇 薄幸少女

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