ハッタリ、こけおどしを意味する英単語である。ここではゲーム用語としてのブラフを解説する。
概要
心理戦を伴うゲームなどで、嘘などを自信を持って言うことで相手を騙すこと。主に、ポーカーなどで用いられる用語。
日本では、ポーカーと言えば5枚のカードの内何枚かを交換することで手役を作るという遊び方がされることが多いが、外国では5枚または7枚のカードが配られ、そのカードの内何枚かは場に見せた状態でプレイすることになる。
即ち、その場札と手札(手札は本人のみが見られる)を組み合わせて役を作り、最も高位役のプレイヤーが賭け金を獲得するというルールである。しかしながら、プレイヤーは賭け金を提示する(コール、レイズ)以外に勝負から降りる(フォールド)という選択肢もある。これは勝負に勝てないと思った場合に、途中で勝負から降りるものである。これは、勝負を続ける場合誰かが提示した賭け金を自身も払わなければならず、勝てないと思った時点で降りる方が得策であるためである。
これを利用して実際には高い役が出来ていない(場合によってはノーペア)にもかかわらず高い賭け金を提示することで、他のプレイヤーを降ろす事が出来れば手役が出来ていなくても勝つことが出来る場合がある。特に場札でフラッシュなどを仄めかしている時に有効である。
しかしながら、やはりブラフを行う際にはそれ相応にばれないように行う必要がある。自信なさげに行えばばれる可能性も有るだろうし、自信満々でも良いとは限らない。その匙加減が難しいといえるだろう。