「オフィスに腰を下ろしているだけでは正義を為すことはできない――それだけははっきり理解しています。」
概要
2023年5月23日に公開されたサイドストーリーシラクザーノと同時実装されたオペレーター。
シラクーザの都市ウォルシーニの裁判官だった女性。
国家そのものがマフィアの都合に牛耳られているシラクーザにおいて、正義と公正を求めつづけた。
ベッローネ・ファミリーの跡取りであるヴィジェルを弟扱いし、食事の際には好き嫌いについて物申す。
本名はラヴィニア・ファルコーネ。
プロフィール
人物
マフィアの支配するシラクーザの移動都市ウォルシーニで「公正」な裁判を成し遂げようとしたが、自身さえもベッローネ・ファミリーの庇護下にあることでその「公正さ」が担保されるという皮肉に悩んでいた。
結局のところ、シラクーザは絶対的権威であるミズ・シチリアのもとでマフィアたちがそれぞれの移動都市を運営しているようなものであり、ファミリー同士の利権争いに「公正さ」や正義はなく、都市の政府幹部でさえマフィアの都合で暗殺によって簡単に首をすげ替えられる程度のものでしかなかった。
簡単に言うと世紀末状態。
その現状を変えようとペナンスは奮闘してきたが、結局のところ一裁判官にできることは少なく、シラクザーノ中でもヴィジェルの父ベルナルドの決断が彼の死後に与えた影響がヴィジェルとペナンスたちを動かしたようなもの。
ペナンスの理想ではウォルシーニを変えることはできなかった。マフィアのいないシラクーザの司法を願っても、その先に何があるかまでは答えられなかった。それゆえに彼女は職を辞し、ロドスへやってきた。
とはいえ諦めたわけではなく、ペナンスはシラクザーノでの行動によりミズ・シチリアに新都市ヌオバ・ウォルシーニの裁判官として認められ、マフィアのいない都市での司法の「公正」や正義をより真剣に考えなくてはならなくなった。未だ答えは出ていなくても、ペナンスは希望を掲げて進むしかなく、酔っ払ってドクターに愚痴をこぼすこともある。
特徴的な茨の髪飾りや茨の法典、茨の巨大ガベルなどを自戒として装備しつづけている。
なお、強い酒を嗜む模様。
弟分のヴィジェルの好き嫌いを直そうとカルチョーフィ(アーティチョーク)を食べさせようとしてくるが、あれはそんなに美味しくないのである。少しでも薹が立つと繊維質で食感が悪くなるので、ミキサーにかけて漉したスープならまだしても丸ごとは当たり外れがある。
ちなみにレストランで食事をする際には、ペナンスの注文が優先される。「ラヴィニア姉さん……」と上目遣いしてもダメだったのかレオントゥッツォ
性能
「絶対的な正義が存在しなくとも、私は自分の正義を掲げる!」
素質の法の番人でバリアを形成し、敵を倒すごとにバリアを回復することで耐久力を獲得している。
もう一つの素質茨纏う身のカウンター攻撃はバリアへダメージが入ると発動する。バリアがない状態ではカウンターできないことに注意が必要である。
S1のオーバーチャージ強撃スタン、S2の範囲術攻撃継続、メインスキルであるS3の攻撃力強化+バリア回復と意外にも小器用なスキル構成だが、すべての運用に共通するのはバリアを維持して殴り合うことになる。
そもそも重装タイプでも破壊者はそれほど防御力が高いわけではなく、マドロックのシールドのように適宜自前の回復を挟んで敵と対峙していかなくてはならない。置きっぱなしでいい重装とは違うということを念頭に置き、バカ高い攻撃力を上手く強敵にぶつける必要がある。
S3を発動すれば4桁後半の攻撃力を叩き出せ、さらに対空含む反射ダメージがあるので、実質的な殲滅力は高い。ちなみにS2の範囲術攻撃も雑魚ラッシュに滅法強い。
雑魚敵メインで敵が殺到するルートを一つ封鎖したい、というときにペナンスを置いておくと有り難みがよく分かるだろう。
また、さほど攻撃力が高くないボス敵相手なら1人で完封することもしばしば。
本当に戦闘経験なし?
余談
主にヴィジェルとセットで語られるが、必ずしもカップリングとは限らない。
義理の姉弟関係を尊ぶ界隈からは絶大な人気を誇る。
ヴィジペナ、ヴィペナと表記揺れがあるので注意。
名字のファルコーネが示す通りにモデルとなった人物は十中八九、ジョヴァンニ・ファルコーネであろう。
イタリアにおいてマフィア撲滅運動に精力的に取り組むも、マフィアの手によって暗殺された裁判官である。
コーデ
たまの深酒
24年6月に日本版実装。【ICEFIELD MESSENGER】シリーズ。
クリスマスの雰囲気を醸し出す同シリーズだが、ペナンスの場合酔っ払った姿である。おそらく法典を装備しているが、ぶん回して敵を殴る。ガベルも法典も殴るものではない。
しかしフレーバーテキストを読むと何とも言えない気分になる。これは夢だった
泥酔ペナンス、酩酊ペナンスの異名を持つ。
関連動画
テーマ曲