出身不問、種族不問、善悪不問。
―――全ては、より多くの命を救うために。
概要
アークナイツで開催されるイベントの一つ。
別名ドクターの定期試験、リアル理性消費イベント、マゾのランチバイキング。
世界観における危機契約
アークナイツの舞台「テラ」には危機契約という組織が存在する。まんまその名前。
所謂ギルドや傭兵斡旋所みたいなものであり、依頼主と依頼内容からくる過酷な状況から等級を定め、それが多い程危険でロクでもない仕事になる。
種族・人種・感染の有無は関係なく力のある傭兵や賞金稼ぎ、サルカズや天災トランスポーターは勿論、ロドスの職員も複数所属している。
組織体制が全くの謎で、どこからそんな複雑な等級の仕事を貰ってくるかも不明。
唯一わかっている組織のスタンスは『より多くのモノを救う』である。
その過程で犠牲が100人10000人出ようが結果2000万、1億の人が救えるなら躊躇なく犠牲の出る過程を選ぶ。犠牲者ゼロで5000万人を救える選択よりも、5万人殺して6000万人を救う方を選ぶ。それが感染者の集団だろうが無辜の民だろうが貴族だろうが関係なし。
数しか見ないという理想的なまでの『一殺多生』、活人剣の概念を体現した存在である。故に危機契約を通して仕事に向かった人物を引き金に、一都市を崩壊寸前に追い遣る大惨事が起きる時もある。良くも悪くも長い目でモノを見ているため、本編に関わると結構ロクでも無い事をしでかす。
イベント「ウォルモンドの薄暮」では複雑な情勢とレユニオン残党の存在により、ただでさえ不安定な状況が更に加速。加えてその場へ危機契約によりオペレーターが派遣されたことをきっかけに、ロドスをも巻き込んだ悲惨な事件が発生。現場は誰にも収拾できないほど混沌とした状況となった。
しかしそんな危険な組織にもを頼らざるを得ないのが今のテラの現状である。多くの源石や感染者がらみの悲惨な出来事、およびそれらに苦しむ人々を救う手段として、今日も彼らは働いている。
故にロドスもその危険性を知りながら、危機契約を通して仕事を入れる時があるのだ。
適切な人材を等級分けにして管理するシステムになっており、クライアントは彼らに確実な仕事をこなしてもらい、組織側も労力の限界を等級で可視化できるのでイレギュラーな事態さえなければ死ぬリスクも抑えられる。
ゲームイベントにおける危機契約
ゲーム運営に提示された高難易度ステージに、持てる戦力を駆使して挑む。
ドクターはそのステージに各々契約を結んだうえで、挑戦。
契約によって課せられた制限をこなしながら、そのステージをクリアする。
日替わりと恒常ステージの二種類があり、恒常ステージの方が結べる契約および等級の上限が多い。
イベント後半になって始めて解禁される契約もある。
要は縛りプレイで、その縛りをどれだけ厳しくできるかが醍醐味のイベントである。
イベントそのものにストーリーは無く、開幕のムービーシーンで「危機契約を通して仕事取りましょうよ」と語られる程度で、時系列も不明。上述のバックボーンこそあれど、基本的には本編にかかわらない外伝ステージとの認識で問題ない。
イベントの仕組み
上述の設定の通り危機契約には「等級」の概念がある。
「危機等級」というゲーム上で此方が不利になる敵バフの付与やデバフ、配置マスの制限といった縛りをあえて自分から選んでいく。縛りを重ねた分だけ「等級」が上昇し、それが難易度の目安となる。
各シーズン毎に期間中常設されるあるマップと、デイリー毎に等級内容と地形が違うマップが用意される。マップには「○○と△△の契約でクリア」「等級8以上でクリア」などの課題が提示されており、それらをクリアすることで報酬アイテムの元手となる通貨をゲットできる。
報酬はオペレータ、コーデ、龍門幣、家具、昇進素材などさまざま。
中には激レアの昇進素材もあり、多くのドクターはそれらを求めて危機契約に臨むことになる。
また危機契約の特徴として、理性を1も消費しない。
挑戦回数制限もなく、失敗に対するペナルティも存在しない。
時間とリアルの理性がある限り、何度でも挑戦できる。
試行錯誤を重ねて最適な等級の組み合わせを探し出すドクターもいれば、逆に限界まで等級引き上げて最高難易度の突破を目指すドクターもいる。無限の可能性を秘めたコンテンツである。
また難しい課題ほど得られる報酬が少ない特徴があり、高難度との触れ込みに反して、その実、上級者ほど旨みが少ないイベントとなっている。
報酬目当てであれば難易度もほどほどで良く、ライト層でも気軽に挑戦できる。一方でヘビー層は実績目当てに無報酬にもかかわらず高難度クリアを目指すなど、幅広く楽しめる絶妙なバランスとなっている。
TwitterやSNSではドクター間で攻略法の共有が積極的に行われており、公式も攻略動画を募る、専用のハッシュタグを設けるなど、そうしたドクター達の動きを推している。
逸話
高等級になると凄まじく難易度が上がり、まともじゃない光景が多々見られる。
- 自慢の★6部隊で敵を迎え撃とうとしたら、ヴェンデッタ一人に全滅させられた
- 敵が硬すぎて、一番の有効打が固定ダメージの溶岩床
- 真銀斬、イラプション等の超高火力を重ねてもクラウンスレイヤーを止められない
- ファウストの強化弾。★6重装なら大丈夫だろうと思ったら即死
etc...
pixivでもそれらを上手く皮肉ったイラストが見られ、ドクター達の笑いを誘う。
等級20台後半など、超高難度になると専用ギミックを構築しないといけない場合もある。
記事冒頭の苦行めいた別名も、それを見出すために悪戦苦闘するドクター達から付けられた。
例えば
序盤に大量のオリジムシが出てきて途中から一般歩兵の中に重装歩兵が数体、最後にサルカズケントゥリオの出て来るステージがあったとする。そのMAPに
敵の攻撃力が上がる「火力Ⅰ~Ⅲ」
1人でも討ち漏らせば負けになる「背水の陣」
こっちのHP上限が減らされる「体力減衰Ⅰ~Ⅲ」
編成人数が減らされる「小規模戦Ⅰ~Ⅲ」
コスト自然回復のスピードが遅くなる「孤軍奮闘Ⅰ~Ⅲ」
というような等級が用意されている。試しに
「火力Ⅲ」「背水の陣」「孤軍奮闘Ⅲ」
と等級を指定し、戦いをはじめてみよう。
すると、
- 「火力Ⅲ」によって攻撃力がレユニオン兵並みのオリジムシが大量に出現し、育ってない先鋒オペレーターが一瞬で撃墜されて蟲如きに無様敗北
- 重装オペレーターと狙撃オペレーターを配備してオリジムシ対策はバッチリ!とすると続いての重装歩兵に対する術火力が先鋒を出さなかった+「孤軍奮闘」による自然回復量遅延によりコストが深刻に不足して呼び出せず、重装歩兵をブロックしてる合間を縫って一般兵に通り抜けられご臨終
- 先鋒を守る様に重装を置いてコスト確保、狙撃や範囲術師を置いてやられる前にサルカズケントゥリオを破るぞ!と構えていると、「火力Ⅲ」の恩寵を受け本編3章とは比べ物にならない火力をもったサルカズケントゥリオに焼き尽くされ、そしてだれもいなくなった。それまで誰も通していなくても「背水の陣」で拠点耐久が1になっているため、最後の最後で彼一人の無双が原因で任務失敗
と、スマホを叩きつけたくなるような無様で理不尽な失敗、失敗、失敗を繰り返すことになる。
この場合どうすればよかったのか
火力のある雑魚を倒し、防御力の高い敵を速やかに排除し、最後のバ火力ボスを叩きのめす。
こんな等級を突破するにはどうすれば良かったのか。多々買わなければ生き残れないのか?アークナイツもやっぱりそういうゲームなのか?
答えはNoである。
仮に死ぬほど課金してガチャで★6オペレーターを引き、それをすぐ戦線に出しても育ってなければ意味が無いのである。そしてアークナイツはキャラの育成難易度が他ゲーと比べ極限に高い。
もし、最強オペレーターと名高いエイヤフィヤトラを運よくガチャで引いたとして、彼女の真骨頂である「イラプション」を放てないのであれば、せめてS2の「イグニッション」がしっかりしていなければ結局サルカズケントゥリオは倒せない。そもそもエイヤフィヤトラの射程に入った彼も同じように範囲攻撃ができるので、脳死で彼女を置いても速攻で倒されてしまうのだ。
そもそも最終的にコスト不足にあえぐ場合、必要なのは★6で火力のある誰かではなく、攻撃力の高まったオリジムシに負けないようレベルを上げて育ちきった先鋒オペレーターである。
何より重要なのは編成。コスト増加要因でフェンやクーリエを置くとして、狙撃は誰にする?大量のオリジムシが固まって来るならクルースやヴァーミル?範囲内一斉攻撃のできるメテオがいい?範囲術師はラヴァか12Fか?最後のサルカズケントゥリオを削るのは本当にエイヤフィヤトラである必要があるのか?火力が高いから医療は瞬間回復力の高いススーロか?2人同時回復ができるミルラでは?最後のブロックは誰だ?高火力の前衛か耐久の重装か?そもそも先鋒に火力を期待しないなら最初の先鋒はテンニンカか?テンニンカは真銀斬を撃てたか?
・・・という具合に自分の人事欄と各オペレーターの素質やスキルをにらめっこをして、「このMAPを突破する為だけを考えた編成」を産み出す必要がある。
メテオが育っていないなら誰がいい?6凸12Fと無凸未昇進ラヴァならコストと育成面で12Fを選ぶべきか?・・・金はあるしラヴァをこれを機に育てるか?等、育成プランの変更も考慮に入れていくのも大事。
タワーディフェンスとは総じてこの傾向があるがレアリティが高い奴だけで染める=最強ではないのだ。特にこの場合「孤軍奮闘」でコスト量が少なくなるため、設置コストの高い★6で固めれば序盤のオリジムシ対策のためのキャラすら置けない可能性もある。
その場にあった最強の組み合わせの中で、★1~★6をバランスよく組み合わせなければならない。もしかすると最後のサルカズケントゥリオ戦で★1のコスト3で出せるLancet-2が持つ配置回復の素質が役に立つかもしれないのだ。
そして最後はフレンドの真 銀 斬である。真銀斬は全てを解決する。
そのためにも戦友募集もしっかりしておこう。横のつながりを活用するのも君の力だ。
『合戦そのものはそれまで積んだ事の帰結よ。合戦に至るまで何をするかが俺は戦だと思っとる』 ―「ドリフターズ」・織田信長
結局危機契約とは?
この例でわかるように、危機契約とは自分の育成状況とキャラクターの充実具合、そしてこれまでタワーディフェンスを続けて培った頭の良さを発揮して自分の限界を等級を通して測るコンテンツである。
いかにアークナイツを真面目にプレイし続けたか、タワーディフェンスをやりこんだか、そしてアークナイツを愛したのか。それを証明する大舞台と言える。
ちなみに上の例ですら実際の危機等級は3+2+3でたったの8程度。
つまりこれでも危機契約の中では簡単な方で、これ以上の地獄はいくらでも形成できるのだ。
前述のように編成の吟味は当然重要であるが、10を超える等級を組み合わせると★6がいなければやってられないようになる。
バランスブレイカーを入れてようやくバランスが取れる状況に立たされる局面も出て来る。
故に★6オペレーターを使っての簡単攻略に物足りなさを感じる人、強すぎる推しの強さを120%発揮させてやりたいと飢えている人の飢えを満たす賽の河原にもなる。崩されては詰み、崩されては詰む。その末にクリアという救済が待っている。
一応、ある程度の等級までで報酬は止まるので、十数以上の等級を目指して挑戦するのはただの自己満足でしかない。
誰も無理して最大等級クラスになる20以上の等級を目指す必要は一切ない。スクショで爛々と上がる最大等級クリア画面の裏では、無数のドクターの屍で出来た凄惨な光景が隠れているのだ。
勿論、最近始めたドクターは無理せず自分のできる範囲で攻略していこう。支援等級という逆にこちらを強化してくれる等級も存在するのでクリアだけなら3章に至るレベルなら問題ない。
危機契約期間中は曜日ミッションが全開放されるため、育成に注力するのも良いだろう。
これまでの危機契約
第一回:危機契約#β
日本版:2020/6/2~6/16、大陸版:2019/11/19~12/3
シージの衣装「永き石」が目玉となり、その他多くの希少な素材が報酬となった。
常設ステージは「59区」。
攻撃力が超絶強化される危険エネミー「ヴェンデッタ」にどう対処するかが課題となる。
第二回:危機契約#0「荒廃」
日本版:2020/09/10~09/23、大陸版:2020/3/17~3/31
新規オペレーターバイビークが配布報酬となり、アーミヤの新聞配達員の衣装が復刻した。
作戦名がこの回から付き始めた。
そしてステージギミックであった燃える床(この場所に敵やオペレーターがいると時間ごとにダメージが入る)を使うと楽に文字通り敵を焼き尽くすことができたため、その後のアンケートで「MVPは床」と答えるドクターが急増した。
第三回:危機契約#1「黄鉄」
日本版:2020/11/11~11/24、大陸版:2020/6/2~6/16
前回の報酬であったバイビークが常設交換に追加され、マンティコアの衣装「無形の深悼」が追加、パフューマーの衣装「植物紀年」も復刻して交換ラインナップに追加された。
また恒常ステージ「黄鉄の峡谷」にはあのクラウンスレイヤーが出ており、ラップランドやワイフーの能力無効化が通じないうえに、重量アップや彼女一人自陣に侵入すれば強制的に作戦失敗扱いとなるため「普段からおもちゃにされたクラウンスレイヤーが本気出した」と多くのドクターが戦々恐々とした。
第四回:危機契約#2「利刃」
新規オペレーターシーンが新規配布報酬として、ミルラの衣装「辛味」やアーミヤの衣装「新聞配達員」が復刻で交換ラインナップに追加された。
恒常ステージ「廃工場」ではファウストが登場するほか、βでドクターに散々辛酸を舐めさせてきたリベンジャーとヴェンデッタが専用テーマソングを引っ提げて再登場。ファウストは強化によって一定時間ごとに即死級のダメージを持つ狙撃を行うか、ダメージを与えてくるバリスタを戦場に設置してくるかを選択することになり、相変わらずの高火力で耐久を許さないリベンジャー達との波状攻撃でドクターを苦しめる。
第五回:危機契約#3「灰燼」
バグパイプのレースクイーンコーデ「WhistleWind」が追加、マッターホルンの水着「砂浜の番人」が復刻された。
恒常ステージ「風蝕の高原」はイベント「闇夜に生きる」が元となっており、手強いサルカズ達が待ち受ける。源石気流発生装置を意識した戦術が重要。
僅かでもダメージを受けると待機中のサルカズ戦士達を起動・強化する歩哨は健在で、契約を加味した状態で歩哨を殴るとその時点で詰んでしまう。
逆に言えば、保証を封印しつつ戦う立ち回りさえ徹底すれば、18等級までの難易度は比較的低い。あくまで比較的。
ただでさえ強力なサルカズ呪術師は、高等級の契約を選ぶと強烈なパワーアップだけでなくターゲットの術耐性を最大70%無視するという無法な特性を取得する。理不尽の域に達した暴力性能でオペレーター達を次々と焼き払ってくる。この契約が含まれている挑戦7の難易度は、内容次第だが18等級を超える場合も……。
第六回:危機契約#4「鉛封」
日本版:2021/07/13~07/27
新規オペレーターとして医療オペレーターのトゥイエが配布報酬として実装。
恒常ステージ「無秩序な鉱区」はイベント「騎兵と狩人」及び「ウォルモンドの薄暮」が
元となったステージで、MudrockとBig Bobが同時に襲い掛かってくる。
脅威となるのはステージ中に計2体出現するマドロックの巨像。ただでさえ凄まじいステータスを誇っていたのが、契約による超強化の恩恵によってこちらが殴られればまず即死、
倒そうにも高すぎる耐久力を前に撃破が困難..と、屈指の難敵として立ち塞がる。
一方で、背水の契約を取得しなければ二体の巨像が自陣に侵入しても問題ないという点に
目をつけ、強すぎる巨像には挑まずに素通りさせ、残ったmudrockとBig Bobを
全力で撃破するという戦術も数多く見られた。
第七回:危機契約#5「分光」
日本版:2021/11/11~11/25
新規報酬としてアズリウスのコーデ「浅瀬のリズム」が実装。
恒常ステージ「8号競技場」はイベント「マリア・二アール」が元となったステージで、
右左で二分された構造が大きな特徴。厳しい状況下で両方のルートを防衛する必要がある。
出現する敵も非常に厄介なものが揃っており、特にプレイヤーたちの頭を悩ませたのは
こちらの攻撃力を下げ、倒されても一度復活するブレードヘルム見習い騎士。そして、
片割れが撃破されると大幅に強化されて手がつけられなくなるボス「腐敗騎士&凋零騎士」。
これらの強力な敵をこちらは限られた編成で迎え撃つ、難易度の高いステージとなっている。
第八回:危機契約#6「蛮鱗」
日本版:2022/03/01~03/15
新規報酬はワルファリンのコーデ「ホリデーHD31」。
恒常ステージ「狂風の砂原」はイベント「帰還!密林の長」及び
「OPERATION ORIGINIUM DUST」のギミックと敵が登場するステージ。
砂嵐ギミックによって配置場所が大幅に制限される中で敵を迎え撃つのだが、
出現するティアカウ勇士とティアカウ呪術師、「レッドラベル」浸透者が非常に厄介。
ティアカウ勇士は契約による強化が凄まじく、ティアカウ呪術師は遠距離攻撃によって
高台に配置されたオペレーターに対して強烈な攻撃を仕掛けてくる。「レッドラベル」浸透者は砂嵐の中ではこちらの攻撃を回避する性質を持ち、こちらの防衛線の突破を図ってくる。
ブロックすると強化される、もしくはブロックできない敵が多く、高台に配置したオペレーターによる大火力で敵を仕留めるのが主な攻略の鍵となった。
第九回:危機契約#7「松煙」
日本版:2022/06/09~06/22
新規報酬はアのコーデ「妙手深謀」。
恒常ステージ「灰斉山麓」はイベント「画中人」のギミックと敵が登場するステージ。
二方向から進行してくる敵を中央で迎え撃つ形になるが、全ての敵ユニットと一部のマスに配置したオペレーターに設定される「明」と「晦」の属性を把握し対処をする必要がある。
属性による共通のギミックとしては同属性ユニットに対する攻撃力低下、反対属性ユニットに対する攻撃力上昇が存在しており、
同属性オペレーターでのみブロック可能なオニビ・メカクシ、異なる属性同士が接触すると爆発するオニビ、特定のマスに配置したオペレーターの属性を変化させるソネミなど一筋縄では行かない敵が揃っている。
ボスのジザイは形態変化をする際に属性が変化したり、一定時間毎にバリアを貼ってこれを破壊できなかった場合に範囲攻撃をしてきたりとこちらもかなり厄介。
余談だがステージの説明文によると、とある画家が置き去りにした墨魎たちの後始末をしているらしい…。
第十回:危機契約#8「探暁」
日本版:2022/08/30~09/12
新規報酬はアスベストスのコーデ「グレンソナタ」。
恒常ステージ「大騎士領バー通り」はイベント「ニアーライト」のギミックと敵が登場するステージ。
初期状態だと配置マスが限られており、配置したオペレーターが向いている方向の視界を得ることで配置可能マスを増やしていく必要がある。
1度視界を得て配置可能となったマスでも、そちらを向いているオペレーターを撤退させると再び配置不能となる。
視界を取れていない暗闇にいる敵はステルス状態となっており、長射程のオペレーターによる一方的な攻撃ができないようになっている。
一定時間が経過するか視界内に収めることで動き出す酔漢、無限の射程で遠距離から攻撃し防御力を下げてくる無冑盟射手、オペレーターの背後が暗闇の場合に特殊攻撃を仕掛けてくる追魔騎士、ターゲットしたオペレーターを中心とした範囲攻撃を仕掛けてくる燭騎士に対処する必要がある。
視界を取る場所やデコイ、火力を集中するタイミングが問われる。
第十一回:危機契約#9「淵黙」
日本版:2022/12/08~12/21
新規オペレーターとして狙撃オペレーターのエラトが配布報酬として実装。
恒常ステージ「サルヴィエントの洞窟」はイベント「潮汐の下」のギミックと敵が登場するステージ。
通常攻撃をしないがHPが一定量減る毎に周囲一定範囲のオペレーターに術ダメージと神経ダメージを与えるクローラー、登場時はゆっくりと動いているが少しでもHPが減ると自動的にHPが減り続けるが移動速度が上昇し周囲一定範囲のオペレーターに毎秒術ダメージと神経ダメージを与えるリーパー、一定時間毎にスキルを放ち物理ダメージと神経ダメージを与えるファースト・トーカー等、とにかく神経ダメージへの対処を求められる。
契約により強化された敵は与えてくるダメージが増える・頻度が高くなる・範囲が拡大するなど、対処するための労力がグンと上がる。
※神経ダメージが一定量蓄積すると1000の確定ダメージを食らい10秒間スタンする。
第十二回:危機契約#10「塵環」
日本版:2023/02/03~02/16
新規報酬はブローカのコーデ「インターバル」。
恒常ステージ「ロンディニウム辺縁区画」はメインストーリー10章「光冠残蝕」のギミックと敵が登場するステージ。
画面上部に表示されるゲージがマックスになると発射されブロック可能数の最も大きい配置済みオペレーターを対象に確定範囲ダメージを与えるロンディニウム都市防衛副砲がメインのギミックとなる。
物理・術によるダメージを9割減させブロックしたオペレーターのブロック可能数を増やす再生造物、再生造物の存在数に応じて攻撃力が上がるサルカズ眷属集恨者、スキルにより都市防衛副砲のゲージを増やすサルカズ眷属工匠、80%もの物理・術回避率を持ち同じ対象に攻撃する毎に攻撃速度が上昇し都市防衛副砲のゲージも増やしていくManfredが主な敵となる。
メインギミックとなる都市防衛副砲はなんと敵ユニットにも命中する。敵ユニットに与えた際も確定ダメージなため被ダメージ減を持つ再生造物に対しての有効打となる。
また、Manfredに命中させることで彼の持つ回避率が一定時間消滅する。
しかし、この範囲がなかなか広い上にダメージも3000とかなりの威力なため、対象となるオペレーターや場所をしっかり選ばないとこちらが壊滅しかねない。
第十三回:危機契約#11「贋波」
日本版:2023/06/23~07/06
新規報酬はアシッドドロップのコーデ「アフタヌーンティー」。
恒常ステージ「建設中のビーチ」はイベント「ドッソレスホリデー」及び「理想都市」のギミックと敵が登場するステージ。
深水区域という地形とそこに配置可能な特設ボートが存在する。
深水区域は敵味方を問わずそこに存在する限り水蝕状態となり、攻撃速度の低下やHPへの継続ダメージを受ける。敵ユニットのみ移動速度も低下する。
特設ボートが配置された深水区域は深水区域と見なされず、遠近問わずオペレーターを配置可能となる。
ブロック不能なシロアリ、最大で3名まで重なった敵ユニットを乗車させ運搬するサンドバギー、攻撃3回毎にオペレーターをスタンさせてくるが水蝕状態で特に大きなダメージを食らう水兵(水兵なのに水に弱い…?)、深水区域にいると強化される上に水蝕状態を無効化する潜水員、ブロックされていない時に物理・術ダメージを半減させる鋼のインストラクター、長射程高頻度な術攻撃をしてくサンドキャッスル建築家が主な敵。
明確なボスユニットが存在せず、基本的にこちらに有利なギミックが存在しているため難易度は低いという声が多い。
特に一ヶ月前に実装された血掟テキサス単騎で18等級をクリアできるというインパクトが凄まじい。(単騎で可能ということはサポートで事足りるのである)
第十四回:危機契約#12「起源」
日本版:2023/10/01~10/14
新規報酬はアステシアのコーデ「奇装天外」。
恒常ステージ「名も無き庇護所」はメインストーリー7章「苦難揺藍」のギミックが登場する…のだが、敵味方問わず一定時間毎に周囲に衝撃波を放ちダメージを与える源石祭壇が1個、契約次第で追加でもう1個置かれるだけである。
この衝撃波が命中することで強化される敵もいるのだが、そちらが本筋ではなく…
以前、第59区跡にて苦戦したかの強敵は、その赤き刀を振りかざし、復讐の焔とともにもう一度襲い掛かってきた。
危機契約#βにて戦ったヴェンデッタの強化版が登場、表記は「Vendetta」。
今のところ危機契約で新規登場した唯一のエネミーである。
通常のヴェンデッタと同様にHPが半分になると攻撃力上昇する能力に加え、
自身がブロックされておらず、進路上の一定範囲内にオペレーターが存在する場合に移動速度が上昇し突撃するスキルを所持し、
HPが0になると1度だけHPを50%回復し第2形態へと移行する。
契約によっては復活後に一定時間無敵になったり、HPが半分になった時に被ダメージ減少したり、純粋にステータスが伸びたりといった具合に強化されていく。
作戦コードの「起源」の通り、特筆するほどのギミックが存在しない変わりに現在の水準相応に強化された敵にどう対処するかというステージになっている。
報酬
オペレーター
※一度オペレーターを交換したら後は印が6凸分まで交換可能になる。
スキン
- シージ(アークナイツ)
- マンティコア(アークナイツ)
- バグパイプ(アークナイツ)
- アズリウス(アークナイツ)
- ワルファリン(アークナイツ)
- ア(アークナイツ)
- アスベストス(アークナイツ)
- ブローカ(アークナイツ)
- アシッドドロップ(アークナイツ)
- アステシア(アークナイツ)
以下は復刻
その他
- 家具
- 昇進素材
- ★5の印
関連タグ
ヴェンデッタ(アークナイツ) 第一回危機契約以降、全ドクターを死屍累々に追い遣るみんなのトラウマ