概要
ベトナムの初代指導者であるホー・チ・ミン国家主席が、ベトナム民主共和国時代に主唱した、ベトナムの基本的な問題に関する政治思想である。
この思想は、共産主義の根本的な思想である、マルクス・レーニン主義に、ホー・チ・ミン独自の思想を加えて改造・発展させて生まれたベトナム固有のものであり、国の思想的基盤となっている。
厳密な定義はないが、
「自力で国家としての独立を達成し、自由な国づくりに国民全員が汗を流して加わり、階級の差別なく国民すべてが幸福になることを目指す思想」
という概念で表されることが多い。