概要
欧州で行われていた「ボッチー」という競技を元にして作られたスポーツ。
脳性麻痺患者がプレイできるように作られており、パラリンピック正式種目。
「ジャックボール」という白いボールに向かって色付きのボールを投げ、いかに近づけるかを競う。
障害がある者も無い者も共にレクリエーションとして楽しめる利点もある。
公式試合では選手の障害の程度によりBC1〜BC4の4つのクラス分けがされており、クラスに応じて投球方法などの規定が異なる。
BC3では勾配具(ランプ)と呼ばれる滑り台状の道具を使うことが認められ、規定の範囲内ではあるが競技アシスタントに投球を依頼することも可能。
BC1では勾配具は使えないがアシスタントは使える。
日本でも当初は特別支援学校(当時は養護学校)のレクリエーションに取り入れられたが、公式競技のレベルも上昇しており2021年の東京パラリンピックでは初の金メダルとなる杉村英孝をはじめとしたメダル獲得が続出した。昨今の肢体不自由対象の特別支援学校でも此の運動部が存在するケースも少なくない。