概要
見習い魔女リプルが自分の不注意で逃してしまった魔物達を封印するため、タイトル通り追いかけるストーリー。
ゲーム内容はスタンダードな横スクロールシューティング。
発売価格は4メガHuカードで7,800円。
これは他のHuカード作品と較べて高めな価格設定であるが当時のPCエンジンユーザーを驚かせるプログラム技術で一躍脚光を浴びた。
出荷本数が少なかったうえに発売後間もなく発売元のパルソフトが倒産したことで入手が困難になりプレミア化した(後のゲームボーイ版、Windows95版も同様)。
その倒産したパルソフトに代わってゲーム雑誌『PCエンジンFAN』で1993年に受注再販された。
シューティングゲームとして評すると特筆するべき点が特にあるわけではないが、特に欠点らしい点もないゲームのお手本のような作品であり、PCエンジンの長所であった発色の良さに高度な多重スクロールを両立させた可愛らしいキャラクターと世界観は現代のpixivでも愛されている。
開発は、のちにスーパーファミコンで伝説のオウガバトルを作る、QUEST。
関連イラスト
小ネタ
- BGMの作曲担当者が同じ(崎元仁氏&岩田匡治氏)FFTにて、『BGMききたい』モードにて、本作の最終面BGM『ラー族のセンリツによる へんそうきょく』の曲名パロの『ラー族の収穫の踊り』というBGM(サントラでの曲名は『謀略』)がある。
- オウガバトルシリーズには、『リプルズロッド』『リプルズスタッフ』という本作の主人公『リプル』の名を冠した杖が登場。本作で悪魔を再封印したのちに偉大な魔女として後世に名を残したことが示唆されている。またアイテムショップのジャックが何でも屋として『伝説のオウガバトル』に登場。
- 『トラブル☆ウィッチーズAC ~アマルガムの娘たち~』には、『プリル』というリプルのオマージュらしき見習い魔女が登場している。
- どういう訳かGBAソフト「グラディウスジェネレーション」に本作ステージ3のBGMが流用されている。ちなみに曲が流れるのは細胞ステージ。おどろおどろしい中にポップな音楽が流れる様は実にシュール。