概要
クラン「ZOO」に所属する美貌の侵入者(クラッカー)。誕生日は3巡月3日。一巻では17歳(11巻からは19歳になっている)。
真紅の髪とオレンジ色の瞳を持つ。以前は単独で侵入者をしていた。
見た目は完全に女の子のものだが、本人曰く「僕は女の子じゃない」。正確なところは不明。
仲間内での戦闘能力はおそらく最低、著者曰く「史上最弱の主人公」だが、司令塔としての指示能力は高く、トマトクン不在の時は代わりに指揮を執る。剣はあまり得意ではないが身軽さを活かした撹乱戦法をとったり、時には初歩的な魔術や見よう見まねで習得した自己暗示術「倍化(ブースト)」なども用いる。
装備
- 偽劫火
およそ三億ダラーの価値ある名剣『劫火』の偽物の剣。後に得物を変え、二刀流になっている。
- P9ドウター+
籠手に仕込まれた矢に塗ってある即効性神経毒。
- ハーレム・ゴードン
爆弾らしいが材料費が安くないとの事。
- ホムニアス・カーヴ
不味い巨大マシュマロを生成する。
- レクイエム
催眠剤入りの煙を発生させる装備。
- HV5
有機リン酸系の弱神経毒ガス
また拳銃を持っているらしいが使われている描写は無い。
マリアンヌ
侵入者になる以前の14歳の頃のマリアローズはマリアンヌと言う名前で、鬼畜で外道な錬金士イシュタル・アガメムノ・ゴードン子爵の屋敷にいた。
その頃は女と扱われていた。独占を目論んだ子爵によってローメオやその他のマリアの親友達を次々に毒殺していき自分が感情を表に出してそれを向けられた人間は子爵によって殺されるということを痛感したマリアはこれ以上の犠牲者を出さないために、一切の感情を封じて子爵の言うことを忠実に守る人形の振りをしながら生活していた。後に脱走して、盲目の魔術師(マギ)ヴィンセントに拾われて、彼の邸宅でメイドをしていた事もある。
薬品の精製技術は子爵から盗み、魔術などはヴィンセントから習ったとされる。